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染付雲竜文蓋茶碗

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今回も古伊万里の蓋茶碗をご紹介
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染付雲竜文蓋茶碗
江戸時代後期に肥前有田で創られた器です

江戸時代後期に流行った広東椀形の蓋茶碗
直径13センチ
高さは9センチほどの少し大きな茶碗です

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雲の間を飛翔する「龍」を文様化したものです。
龍は、鳳凰とともに古代中国で作り出された想像上の動物で、
鳳凰、麟、亀とともに四霊の一つとして数えられ全ての生き物の祖とされているそうです。


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この意匠の面白いところは、雲の描き方にあります

古伊万里の器に描かれる雲竜の雲の描き方は、ふつうもっとグラデーションを意識した
ボカシをを入れた書き方がほとんどですが
この器の雲の意匠は、何か呉須をたたくように描かれていて
まるで現代のステンシル用の筆を使って荒い点描で描いているように見えます

ちょっと見、飛龍がどこにいるのか探してしまいますが

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椀の見込みにも、線描きした竜が描かれています
口縁の内側にも簡略化された雨竜の模様が

少し灰が降った跡が見えますね
登り窯で薪で焼成された証です

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雑然とした描き方ですが、器全体で見てみると荒ぶれた雲海の中を飛翔する龍の姿が
迫力ある構図として上手く表現されています

この小さな蓋茶碗の中に、嵐の一部分を切り取ってきたような意匠
一つの球体として器を鑑賞できる、蓋付きの茶碗だからこその表現だと思います

江戸時代の陶工さんはスゴイッ!
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by hayatedani | 2018-09-24 15:54 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

兎は吉祥文

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Imari ware / ca.1800s hand-painted the Rabbit design

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この器に描かれている白い物は何でしょうか
雪だるまのようにも見えますが、頭にはとんがった耳のようなものが

実はこれ 兎が描かれているんです

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月の陰影を杵で餅をついている兎に例えたのは、遠い昔の日本人だけでなく
中国ではもともと杵臼で不老不死の薬をついていたと言われています。

月の満ちては欠け、欠けては満ちる様子が、不老不死に結びついたように
兎は不老不死・再生の吉祥文様として中国で愛好され、日本でも陶磁器の意匠
等に多く見られるようになりました。

この蓋茶碗
秋草が生える藪の中で、薄ダミで輪郭を描いた兎が素朴に描かれていますが
ちょっと兎には見えないかも
兎は子だくさんと言うことで、子孫繁栄の意味もあるようです

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見込みには山でしょうか
何が描かれているか解らないような模様が


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でも、何んで後ろ向きから兎を描いているんでしょうね
良く見ると小さな目と髭が見えます
一目でわかる兎らしさよりも、兎の持つかわいらしさを狙っているんでしょうか
きっと何か参考にした図柄があるんだと思いますが

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でも どう見ても兎に見えない?
そうですよね

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by hayatedani | 2018-05-27 21:44 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

色絵柴垣紅梅桜花文蓋茶碗

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江戸時代中期 1700年代の色絵蓋茶碗です




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薄手のちょっと深みのある器形
江戸時代中期の伊万里焼の良い表情をしています

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ちょうど柿右衛門様式から古伊万里様式に変容する時期の意匠です
白磁は乳白の濁し手ではなく、伊万里の少し青みのかかった磁胎

濃淡の呉須で水のながれを表わし
赤絵で繊細な柴垣を描いています

木の幹部をグレイかかった紫の顔料で塗り込んでいるのが、この様式の特徴
葉っぱも濃い緑と紫で表しています
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器の半分に桜花を
その半分に紅梅が丁寧に描かれ
所々に金彩で花びらを描いて、意匠に華やかさを演出しています


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見込みには菊の模様でしょうか
二重罫線で囲まれた菊花が丁寧に絵付けされています

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いまから250年程前に有田で創られた蓋茶碗
今の時期にピッタリの意匠ですね
いよいよ日本中がお花の季節を迎えます
250年前の同じ季節に思いを馳せて

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by hayatedani | 2018-03-17 23:59 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

春のきざし

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Imari ware / ca.1800s hand-painted the cherry-blossom design

まだまだ寒い日が続いていますが
日射しからは春の気配を感じます

もうあと一か月もすれば
あの桜の季節がやってきます

きょうは桜の模様の伊万里をご紹介
桜と言っても華やかな「そめいよしの」ではありません
幽山に咲く山桜です

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日本画の特徴である「余白」を生かした作画です
少し青みを帯びた泉山陶石で作られた白磁の中に
幽山にひっそりと咲く山桜が見事に表現されています

江戸時代後期の伊万里は、器形にびっしりと書きこまれた模様が多くなってきますが
このように余白を贅沢に残した筆致は、大いに創造性を掻き立てられます

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幹は強風に抗うように折れ曲がり
桜と言うよりは梅の古木のような出で立ち

枝先にこんもりと咲く山桜は
薄ダミに覆われ春霞の中で咲いているように見えます

桜の季節はもうすぐです
早くバイクで山桜を探しに行きたいな
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by hayatedani | 2018-02-12 17:45 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

ちはやぶる

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ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは  広瀬すず いや在原業平

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さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえ
こんなことは聞いたことはありません。
こんなふうに竜田川の水面に紅葉が真っ赤に映って、
まるでくくり染めにしたように見えるなんて。

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秋も深まってきました
紅葉の盛りも過ぎつつありますね
近くの公園で最後の紅葉の写真を撮ってきました

紅葉模様の器をつれて…
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古伊万里色絵紅葉文深鉢 江戸時代後期
直径17センチ 高さ9センチ

紅葉模様の色絵の器
器形から見ると、普通の鉢というより菓子鉢のような使い方をされた器のように思います
何しろ器の厚さは6ミリ程度あり、だいぶ重い器です

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高台内には大明万暦の追銘が上絵で描かれています
呉須による染付は一切使われていません
作行から見ますと、伊万里と言うよりは京焼の様にも見えますが

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器の側面には紅葉のなかで行われた宴会を感じさせる道具が描かれています
垂幕と紅葉
太鼓や琵琶、笛や鳳笙など
いまにも楽しげな宴会の音色が聞こえてきそうですね
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そしてこちらの蓋茶碗
いままさに紅葉狩りの真っ最中の様子
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色絵紅葉文蓋茶碗 江戸後期

こちらの器は内側にも紅葉を散らしています
食べ終わった後にも楽しんでもらえるように
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染付の紅葉文の器
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古伊万里染付紅葉文向付

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落ち葉を掃くための箒や
こちらもお酒を入れる水注と猪口が描かれています
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現代では紅葉を愛でながらの宴会など、あまり行われていませんが
江戸時代は桜のお花見のように、紅葉を楽しんでいたのでしょう

そして白磁の余白を生かした紅葉の染付蓋茶碗
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古伊万里染付紅葉文蓋茶碗 江戸時代後期

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とろりとした白磁に控えめに呉須で描かれた紅葉文
風情を感じさせる器です

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見込みには小さく紅葉の木々を抱く山並みが
これだけで紅葉に萌える山をイメージできますね
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紅葉の楽しみもあと1週間ほど
12月に入って、そろそろ気ぜわしい季節になりました

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by hayatedani | 2017-12-03 22:13 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

秋の東京蚤の市に

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やっと週末晴れました
いろいろやりたいことがあったのですが
今日は東京蚤の市に出かけてきました

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東京蚤の市と他の骨董市との大きな違いが入場者
何しろガーリーな女の子が多い
その次が子供連れの若い夫婦

一番少数派なのが私のようなおじさんです

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その女の子たちのお目当てが西洋アンティークです
まぁアンティークと言うより西洋雑貨が中心かな
都内だけでなく、全国のアンティークショップが出店しています

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これだけのアンティークショップを秋晴れの日に屋外で見て廻れるって
それだけでワクワクしてしまう
なんだか楽しいな~

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一番女の子たちが群がっていたのが
入口近くにあったアンティークジュエリー
お手頃価格で若い子でも買いやすい

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こんなメリーゴーランドのティントーイも
ちょっと良いなーって思いましたが
けっこう大きくて我が家では置き場所もない
値段は見ませんでしたが、多分手が出るお値段ではないのでしょう

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で私が買ったのがコレ
ピンバッチを3つ
お店の人に聞いたら全部フランスで仕入れたものとか
右側の飛行機のピンバッチは上の写真のボードにありますが
何処にあるか解りますか?
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お天気も良く
神社でやっている骨董市と違って
年寄りが苦虫潰しているような人もいないで
みんなニコニコ楽しそうにアンティークを見て廻っている
これが東京蚤の市の魅力かな
今回で12回目の開催だそうです

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by hayatedani | 2017-11-04 22:56 | クラフト | Trackback | Comments(2)

成田屋!

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江戸後期古伊万里の海老図6寸皿です
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今にも飛び跳ねそうなダイナミックな伊勢海老が描かれています
面白いのは右側に描かれている模様
これ 何だか解りますか?

コレ歌舞伎役者の屋号なんです
三つの升が重なった模様「三升」
三升の屋号を使っているのは成田屋市川家
海老が描かれているということは 「市川えび…」ですよね
このお皿 市川海老蔵を表現しているんですね

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古伊万里といってもこのお皿、有田で作られたのではなくて
有田近郊の塩田町で作られた志田焼きです
温泉で有名な嬉野市にあった志田焼きは廃窯となりましたが
現在資料館が作られています
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高台の中に焼成時に落ち込みを防ぐためにつけた目跡が三つ残っています
志田焼きの陶土は有田ほど白くないので、表面に白化粧土を塗っているのが特徴
裏を見ると綺麗に化粧土が乗っているのが解ります

そしてこちらの鉢
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いつも自転車で1時間ほどぶらぶら走るコースの途中にある骨董店
その店の入り口にあった傷物コーナーで見つけた器です

時代は江戸時代後期
直径17センチ、高さ6センチ程の鉢
日常使い出来そうな器形に思わず手に取りました
良く古伊万里を日常の器として使ってます なぁんていう人が雑誌に登場しますが
貧乏性の私はトテモとても
でも傷物なら思う存分使えるというもの

何しろこの伊万里
ワンコイン(正確には消費税込みで540円)の値段でしたから

傷は口縁に7ミリほどのほつれがあるだけ
ニューなど無く、ほつれを直せば日常使いの古伊万里になります
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さっそく人工漆でほつれを埋めました
このあと金箔か銀箔でも設えましょうか

裏は青磁釉です
絵柄を見ると、伊万里の中でも波佐見焼系の器だと思います
深みもあって使いやすい器
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でも少なくとも150年前の手作業のアンティークの器が
傷があると言えワンコインで売っているということに
ちょっと複雑な心境です
日本はスゴイ!

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by hayatedani | 2017-10-21 21:27 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)

ファイヤーキング Snoopy Peanuts Coffee Mug

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Fire King Snoopy Peanuts Coffee Cup Glass Mug

ファイヤーキングは、アメリカのアンカーホッキングという会社の耐熱ガラスブランド
1941年創立の会社で、1986年まで製造された耐熱ミルクガラスの製品が有名

このスヌーピーがプリントされたマグは1960年代~70年代まで作られたもので
半透明のミルクガラスで創られたマグに、スヌーピーが生き生きと描かれています




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裏にはメッセージが
At Times Life is Pure Joy !
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赤い屋根の犬小屋の上で 憂鬱そうなスヌーピー
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I Think I'm Allergic To Mornings のメッセージ
彼は朝アレルギーのようです
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海外オークションで買いました
送料入れても、日本のビンテージショップで購入する額の半額以下の値段で買うことが出来ましたが
はたして半額の値段といっても マグ一つの値段として妥当な金額なのかどうか

現在本国の生産は終了していますが、ファイヤーキングは今日本で生産されています
プリント模様はほぼビンテージのオリジナルと同じですが、マグの形をスタッキングできる
形にしているようです。Fire-King Japan

ファイヤーキングは今でも十分実用に足るビンテージ食器ですが
貧乏性の私は、この器で毎日コーヒーを飲む気になれません

またいらぬもの買って!って奥さんに怒られそうです
また古道具が増えました。

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by hayatedani | 2017-09-23 14:57 | オールドノリタケ | Trackback | Comments(4)

色絵菊蝶文蓋茶碗

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Imari ware /18th century hand-painted design of Santhemum & Butterfly

古伊万里の色絵蓋茶碗です
非常に丁寧な色絵で菊の文様や蝶の姿を描いています

菊の花弁は赤絵で塗りつぶすのではなく
細かい輪郭線の中に印影をつけて赤絵を乗せています
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摘みには欠けた部分を漆で丁寧に直された跡があります
器が大事にされてきた証拠

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摘みと高台には極小の「〇×模様」
気が遠くなるような仕事ぶり
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上から見ると、模様が良く見える
驚くのは三つの菊模様の花弁の色絵が
三様とも違う表現で描かれていること
間に飛んでいる蝶の表現も異なっています
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こちらの菊は開花する前の花弁を表現しています
赤で輪郭線を描き、金彩を塗り込んでいます

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蓋を開けてみると
赤の二重罫線を見込みに描き
口縁内側には色絵と金彩で宝物模様を散らしています
見事な絵付けです
どんな陶工が描いたのか
想像が膨らみますね

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時代は18世紀中盤
今から260年も前の夢の出来事
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by hayatedani | 2017-05-14 21:47 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

染付で扇に牡丹 色絵で福良雀の図 蓋茶碗

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Imari ware /19th century hand-painted design of Sparrow


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古伊万里の蓋付茶碗を集めているというと
それでは蓋付茶碗の魅力は何ですか?って聞かれることがあります

普通、観賞用には茶碗よりはお皿や蕎麦猪口などが人気ですが
蓋付茶碗に私が魅かれる訳とは?

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蓋付茶碗がお皿や蕎麦猪口と決定的に違うのは その造形です
蓋付茶碗は、言わば「球体」の形をしています
お皿は一方の表面でしか鑑賞出来ませんが
蓋付茶碗は360度だけでなく、上からも鑑賞できる
それに、蓋と茶碗が分かれているので
蓋と茶碗の位置をずらすことで
蓋と茶碗の模様の組み合わせは無限です

こんな器は蓋付茶碗以外には、なかなかありません



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江戸時代後期に創られた、蓋付の茶碗です

直径11.8cm 高さ8.5cm
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淡い染付で扇子と竹、梅と牡丹を描いています
焼成後、色絵と金彩で福良雀を描き、竹と牡丹の葉に緑を入れて
アクセントにしています
茶碗の口縁には金彩で縁取りし、器全体を引き締めています

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蓋と茶碗の底には「渦福」と呼ばれる角福の窯印があります
渦福が描かれている器は、割合上手のものが多いようです
この器も、薄手で上品な染付と丁寧な上絵が素晴らしい

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上絵で描かれている福良雀を見てください
丁寧に黒で輪郭線を描いた上から、上絵や金彩を乗せているのが解ります
雀のお腹の部分は繊細な中間色を使っています
丁寧な絵付けです

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ところで古伊万里の蓋茶碗
いったい幾つくらい集めたのって聞かれますが
はっきりした数字は解りませんが、多分200個程にはなっていると思います
ブリキおもちゃのコレクター、北原さんがTVで言っていましたが
数が解るうちはコレクターとしてはまだまだとか
まだまだといわれても、狭い我が家では飾るスペースがもうありません
でも、まだ少しずつ増え続けています

将来は美術館?
制御の利かないコレクターの最後の逃げ言葉だけは使いたくありませんが
私がいなくなったら、間違いなく捨てられるでしょう
でもね
それでも好きなものは好き!


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by hayatedani | 2017-02-18 20:07 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)