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鼠志野 準備完了!

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登り窯焼成用の鼠志野向付5客 意匠が完成しました

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秋風たなびく晴空に千鳥の群れが飛んでいきます


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こちらの意匠は蓮の華と葉模様でしょうか


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柳の意匠
岩場に立つ柳の木が象徴的ですね



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梅花と千鳥模様
賑やかな意匠です

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描きあがった素焼きの器に釉薬をかけました
今回は鼠志野の器を創ろうと思っていますが
酸化鉄を塗った素焼きの器に最初にかけたのは紅志野です

白い志野釉をかけて、鼠色に発色するだけだと
ちょっと面白くない
もう一色欲しいということで、紅志野釉を薄くかけました

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紅志野釉が乾いたところで、白い志野釉をかけて準備が整いました
この釉薬の組み合わせが登り窯の炎でいかに変化するか楽しみです。
窯出しは今月の27日
上手く焼き上がると良いのですが


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by hayatedani | 2018-10-14 21:06 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

秋の登り窯焼成は鼠志野で

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早いもので、もう秋の登り窯焼成の時期になりました
焼成日は今月の20日から
それに向けて作陶に励んでいます

ここのところ、陶芸に対する意欲が始めた当初に比べて低下していて
前回の登り窯は「たたら作り」で板皿を拵えて、お茶を濁していました。
楽な作陶に流れてしまった

今回は気合いを入れて、向付を5客創っています
意匠は鼠志野
それぞれ絵替わりで創っています

鼠志野とは簡単にいえば「鼠色」の絵柄の志野焼です
この鼠色は、鬼板と呼ばれる酸化鉄を下絵に塗り込んで
絵模様を罫書きます
罫書いた模様は土の白い色に浮かび上がります
その上から白い志野釉をかけて焼き上げると、鉄の茶色の部分が鼠色に発色する
そのようなからくりですが…
あくまで予定で、本当に鼠色になるかは登り窯の神様しか解りません

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日曜日は朝の9時半から夕方の4時半まで、みっちり絵付けを行いました
素焼きの上から酸化鉄を塗り込んで、上から模様を卦書きます

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桃山時代の本歌は素焼きを行わず、粘土の状態で鬼板を塗って模様を削っていましたが
素焼きの上から模様を削り取るって、結構大変な作業でした

思ったように削り取れないで、茶色の鉄色が上手く剥がれない
それでもガリガリ行って、ようやく1枚完成

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残りは来週完成させます
朝から5時間、集中しっぱなしで少々疲れましたが
焼き上がりを想像しながらの作陶は、けっこう楽しいものです。
それでも窯出しの時に、上手く焼き上がらなくてがっかりしたことが幾度もありますが
桃山時代の陶工の息吹が少しでも経験できる、そんな陶芸から離れられません
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by hayatedani | 2018-10-08 11:49 | 陶芸 | Trackback | Comments(8)

北欧風片口その2

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北欧風(本当は違うけど)の絵付けを施した片口 その2が出来上がりました

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赤絵と藍色で花模様を描きました
参考にしたのは北欧食器の…では無くて
京焼の絵付けです

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花弁を一枚一枚丁寧に描いて
花を描きました
本当はもう少しまあるく描きたかったのですが

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見込みには小さく、赤と藍色の花を描いてアクセントにしています

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口縁には茶色で口紅を引き
器を引き締めました

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前回創った乾山風片口と一緒に

大きさは直径15㎝、高台を入れた高さは8㎝ほどの器
乳白釉の白地に、赤絵と藍色のコントラストが効いています
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奥様の評価は「私は黒と藍色の葉模様の器の方が好き!」と言う評価
暖色系で少しごちゃついた絵付けになってしまったので
致し方無いところもありますが

こちらの絵付けも、北欧風と言われればそんな気が
でもコレ 京焼風なんです 本当は
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by hayatedani | 2018-09-02 20:20 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

琳派模様の片口

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片口を創りました
少し大きめのサイズで、直径は15㎝ほど
高さが高台含めて8㎝

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土は食器として普段使い出来るように、半磁器土で強度を持たせました
もともと白い磁胎ですが、白化粧の雰囲気を持たせようと
乳白釉をかけました

高台含め、底部分は乾山風に土見せ部分に紅志野釉を薄くかけて
白い器に、ほんのり赤みを落としてみました

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口縁部分には薄紫の上絵を引いて、器を引き締めています

意匠は乾山の葉模様をアレンジ
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黒と紫の上絵でスペードのような形に上絵を乗せて
乾いた後で葉脈の模様をけがきました。

下地が白なので、けがいた後は白い模様が浮かび上がります。
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見込みにも小さな葉模様をワンポイント
しっかり葉脈模様をけがきました
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ちょっと見、北欧デザインの器の様にも見えなくもありません
今から300年前の江戸時代に、北欧デザインの起源があったのか

尾形乾山恐るべしです

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by hayatedani | 2018-08-19 19:37 | 陶芸 | Trackback | Comments(6)

陶芸とオートバイと万引き家族

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知らない間に梅雨が明けて夏が来たようで
土曜日は朝から真っ青な空の下
オートバイに乗ってひと回りしてきました

中央高速に乗って大月まで と思っていたのですが
八王子ICの混雑状況の掲示板には八王子ー高尾間渋滞10キロの表示
仕方なく20号線の下道で相模湖ICまで
相模湖から大月まで高速に乗って山に入り、秋山方面へ

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しばらくバイクに乗っていないと、運転感覚が戻るまでちょっと危ない
車のわきをすり抜けていた時、ガソリンスタンドに入ろうと左折してきた車に
寸前まで気づかないでヒヤッとしたり
山道の下りコーナーで落ちていた小石を踏んだ前輪が、少しズルッと滑ったときに
こけそうになって冷や汗かいたり

それでも夏の日射しのハイコントラストに光り輝く緑の山並みのなか
w650に乗って走っているときは、至福のひとときでした

家に帰ってきてから、前から奥様と約束していた「万引き家族」を見に出かけました
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言わずと知れたカンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した作品
我家では「海街ダイアリー」で是枝作品のファンになりましたが
今回の作品も、かなりの期待度大でした

おばあちゃんの年金目当てで集まった家族5人
生活費の足しに万引きを繰り返して生活している

テーマは違うが、海街ダイアリーと共通したテーマは家族のあり方なんだと思いました
誰の子供かとか、本当の親は誰なのかとか
そんなところを越えた家族のつながりが描かれています

カンヌ国際映画祭の審査委員長ケイト・ブランシェットが絶賛した
安藤サクラの泣き方も見どころの一つ
この場面、セリフはその場で監督から伝えられた設定だったとか
安藤サクラ 恐るべしです


日曜日は陶芸教室
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少し大きめの片口を創っています


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食器として使う前提で、土は半磁器土で創りました
二つありますので、それぞれ違う意匠にしようと思っています
今日は口をつけて素焼きをお願いしました

使う前提と書きましたが、口を付けるとスタッキング出来ないので
多分使わないだろうなぁって思います
でもカッコ良い器は使い勝手が悪い!
こんな自己満足のお手製の器が、我が家ではゴロゴロしています
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by hayatedani | 2018-07-01 22:06 | その他 | Trackback | Comments(2)

桔梗図陶板皿

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乾山写しの角皿が完成しました
これまでの記事はコチラ
乾山写しの角皿

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今回初めて使った上絵の具
思った通りの紺清色が出ました
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漢詩は
自古逢秋悲寂寥 我言秋日勝春朝
昔から秋は寂しくてというが
私に言わせれば、秋の方が春より勝っている


裏はこんな感じ
自分の名前にちなんだ柳の木のサイン
秋草と鳥を散らして

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花びらの色むらも
かえって良い味になっていますね

罫書いて上絵を剥がし、葉脈を表現しました
良いアクセントになっています

漢詩の雅号印は縦横約7mm
ルーペを見ながら描きました
印字は名前の一文字「宏」という字を書いています
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サイドのクルス模様は少し薄かったかな
まぁこれも味のうち
20センチ離れて見ると、連続した模様がインパクトとなって器の景色になる
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大きく見えるけれど、縦横17センチの桔梗図陶板皿です
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by hayatedani | 2018-06-03 21:57 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

素晴らしい一日

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Its a Wonderful day
At the beginning of June.

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春の登り窯焼成
窯出しに出かけてきました

お天気も
空気も
森も
風も
もう これ以上無いっ!ていうくらい
最高の一日でした

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Its a Beautiful day
At the First of June.
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by hayatedani | 2018-06-02 22:55 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

植物男子

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尾形乾山(1663-1743)は江戸時代・琳派の陶芸家です
本名は尾形深省と言いますが、「乾山」という銘は乾山焼きという
ブランド名から来ており、現代では通称「尾形乾山」という名が一般的となっています
兄は尾形光琳。琳派の巨匠です。野々村仁清に陶芸を習い、数々の名品を創りました。

乾山の作品を見ていると、植物を題材とした意匠がとても多いことに気が付く
紅葉や藤図
立葵や椿の図
百合の形の向付など名品も多い

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乾山はきっと「植物男子」だったに違いない
自ら植物を育てたかということは定かではないが
少なくとも花や植物にとても興味があったのではないかと思います

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私はと言えば、年を重ねるごとに庭いじりがとても楽しく感じられる
土にまみれて植物の手入れをしていると、とても気分が良い
ラベンダーの香りに癒されるだけでなく、年のせいもあるのでしょうか

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我家の庭の額紫陽花の華
実はこの華
亡くなった奥さんの友人からいただいた華
友人のマンションのベランダに在ったこの華は、風通しの悪い環境から
アブラムシがついて、花もほとんどついていませんでした
その友人が日当たりのよい我が家の庭に植えてくださいと、プレゼントしてくれたもの

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直植えされた額紫陽花は、いまでは毎年素敵な花を幾つも咲かせてくれています
この花を見ていると、いつもその友人を思い出します

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レモンバームも生き生きとしています

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そして今日の陶芸教室では、乾山写しの角皿に最後の絵付けをしました
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今日は側面のクルス模様を描きました
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見込みに桔梗文を描いた上絵の具で、ひたすらクルス模様を描きました
このような繰り返し模様って、かえって難しい
集中が切れて、最後には随分いい加減な模様になってしまいましたが
焼き上がれば何とか見られるでしょうと、自分を納得させました
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焼き上がりは来月ですね
今月末には陶芸教室の登り窯焼成も控えています
色々な作品が焼き上がってくるのは、とても楽しみです

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by hayatedani | 2018-05-20 21:35 | Botanical | Trackback | Comments(0)

乾山写しの角皿

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乾山写しの角皿を創っています
ここのところ、尾形乾山の器が気になっていて
5月3日には根津美術館の光琳と乾山展に出かけて
じっくりと本歌を眺めてきました

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本歌は軟陶で焼かれた京焼ですから、土は柔らかめの志野土を選択
たたらを薄めに切って、角皿を作りました

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展覧会で見た乾山の本歌は、少し黄色かかった胎土に見えましたが
私はもう少し生成りの白色が色絵に映えると思い
素焼きの角皿に、乳白釉をかけて本焼きをお願いしました

そして今日の陶芸教室では焼き上がった角皿に上絵を施しました
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お手本は乾山の色絵桔梗図
オリジナルには漢詩は書かれていませんが、ここはひとつ乾山風の漢詩を
拙い書ですが、桔梗の模様に合うような七言絶句を選びました

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スカイブルーの桔梗は、少々風情がありませんが
焼き上がるともう少し紺色に近い発色となる予定です

なる予定というのは、この上絵具
今回初めて使う絵具で、教室の棚の奥の方に入っていたドイツ製の絵具
教室の先生が過去に一度だけ使った記憶があるといっていました
はたして本当に上手く焼きがるのか少々不安ですが

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by hayatedani | 2018-05-13 21:54 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

北鎌倉 其中窯陶芸サロン

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GW初日の28日土曜日
北鎌倉・其中窯で陶芸サロンに参加してきました
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其中窯は北鎌倉、山崎にあります
現在、河村喜史先生が主宰され、精力的に作陶に励まれています

其中窯は連房式の登り窯を持ち、年に数回の窯焚きを行っています
その其中窯で陶芸サロンが開催されているということで
出かけてきました

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時間があったので、北鎌倉の駅からぶらぶら歩いて其中窯に向かいました
少し路地に入ると、こんなにも雰囲気のある風景が存在します
昔からの旧家がまだまだ残っているんですね

しばらく歩くと、こんな切通しの跡が右側に見えてきます
向かいに見えるのは山崎小学校です
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この切通しの跡は80年前にはこんな風景でした
ある方は、この切通しを「臥龍峡」と呼んでいました
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岩肌に残る模様が昔を偲ばれます
岩肌の上は今ではマンションが立っています

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山崎小学校のグランドを廻りこむと、河村先生の其中窯の入り口が見えてきました

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陶芸サロンはこんな感じで行われました
今回の参加者は4名
基本的にはひも作りの手びねりで器を創っていきます

作陶中は庭から鶯のさえずりが
鳥の声を聴きながらの作陶
とても贅沢な時間です

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今回の私の作品
河村先生の手が入っていますが、先生の手が入ると
器が別物の様に躍動します

作陶が終わると、先生の案内で窯場の見学です
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手掘りのトンネルを抜けると窯場がありました
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丁度4月に焼き上がった作品が窯出しされていました
どれも素晴らしい作品がならび
その中で目にとまった器がコレ
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大きさ15㎝×9㎝の角皿です
この大きさの角皿ってなかなかありません

表面はほぼ平らなプレート状の器形
登り窯の炎で磨かれた釉薬の発色が素晴らしい
思わず手に取って「これ買います!」って先生にお願いしました
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窯出しの場で器を買ったのは初めてですが
どうしても家に持ち帰りたくなりました。
実は窯場の見学の後に、河村先生の奥様にお抹茶を一服点てていただいて
その和菓子を乗せる銘々皿に今購入した角皿を使わせていただきました
奥様の餡から手作りの和菓子を乗せた角皿は、とてもベッピンに見えました

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そしていよいよ登り窯の登場です
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連房式の窯です
かなり大きな登り窯で、窯室も沢山入りそうです
この登り窯で河村先生は年数回の窯焚きを行っているそうです
今回創った作品の窯出しは10月末とのこと
窯出しの時には
またお伺いしたいですね

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そして、この登り窯こそが北大路魯山人が築窯した「星岡窯」の登り窯そのものなんです
この星岡窯の登り窯が、現在其中窯という名を替えた現在でも
現役で使われていることに感激しました
古い窯ですので、河村先生もご苦労されていると思いますが
決して博物館扱いされておらず、当時の息吹を色濃く残す雰囲気は
ここでしか味わえません
河村先生にはお世話になりました
とても貴重な体験をさせていただき、感謝いたします。
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by hayatedani | 2018-04-29 23:30 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)