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篆刻社中展のお知らせ

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篆刻をご指導いただいている、吉永隆山先生主宰の書研印社篆刻展が開催されます。
場所は吉祥寺、井の頭公園入口の「ギャラリー会」
日時は3月1日(金)~3日(日)まで
今回は社中の方の篆刻作品のほかに、昭和の一大篆刻家「二世中村蘭台」の印なども展示されます。

私の陶印作品も少しですが展示予定です。
ご興味のある方はぜひお出かけ下さい。

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by hayatedani | 2019-02-10 13:57 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)

陶印の設え

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今日は創りためた陶印を、纏めてケースに入れました
前回創った魯山人陶印の写しを含め、全部で5個の陶印
揃えて並べると、なかなかの景色です




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ただ並べてケースに入れるだけではなく、いつもの様に押印した印影と、釈文を添えて設えました


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石の印材と違って、陶印の意匠は様々な形が可能です
そして釉薬の選択によって、様々な風合いが出せるところも見どころの一つ

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こうやって並べると、それぞれの陶印の特徴が良くわかって、とっても楽しい
紅白の印影のコントラストも見どころの一つ

今回は北大路魯山人の摸刻が3点
オリジナルの作品が2点です

魯山人の陶印は、オリジナルが手に入る可能性は全くありません。ましては、日常で使うことなど到底出来ないことなので
自分で作って使って、その雰囲気が味わえることは、模刻や写しならではの楽しみです

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こんな感じで設えました
いかがでしょうか?


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by hayatedani | 2019-02-03 22:10 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

摸刻  魯山人陶印「光風霽月以待人」

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北大路魯山人陶印の摸刻「光風霽月以待人」が出来上がりました
前回の記事はコチラ 魯山人写し



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呉須を塗った魚の部分も含めて、黄瀬戸釉をかけました
それも2度がけして、色味を増しました
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「光風霽月以待人」
日の光の中を吹きわたるさわやかな風と、晴れた空に浮かぶ月という意から
心が澄んで、何のわだかまりもなく、爽快である人のたとえ



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染付の魚の部分も黄瀬戸釉を通して、美味い具合に焼き上がったと思います
狙い通りです


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魚の造作に少し手を抜いてしまったかも
もっと丁寧に もっと豪放に

でも 自分でも満足の出来です


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by hayatedani | 2019-01-20 15:59 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

魯山人写し

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北大路魯山人の陶印写しを創っています
実は以前にも同じ写しを創ったのですが…
以前の記事はコチラ 魯山人陶印「光風霽月以待人」

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この陶印の実物は、鎌倉の吉兆美術館に所蔵されています
その陶印を見に行ったことがあるのですが、印影は良い線いっていたのですが
印材の造形が全くダメ
別にコピーを創ることを目的にしているわけではないのですが
自分としては「こんなものだろう」くらいで創ったことに納得できませんでした

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「光風霽月以待人」

摸刻した印影の刻技はあまり進歩無し

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今日の陶芸教室では、魚の部分に呉須を塗り
全体に黄瀬戸釉をかけました

黄瀬戸釉をかけた呉須染付の魚の部分も
良い塩梅で焼き上がると良いのですが
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そして、轆轤をひいて器を創りました

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土は磁器土
轆轤で丸く引いた口縁をつまんで、輪花にしました
縦に定規をあてて、内側に力をいれて指で摘みました

ちょっと春っぽい?



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by hayatedani | 2019-01-12 23:14 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

雲錦手の陶印と魯山人の摸刻

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魯山人摸刻の陶印、その2が完成しました
撰文は『愛吾盧』

前回の魯山人摸刻の陶印の記事はコチラ
澹如詩画


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今回の意匠は「雲錦手」と呼ばれる模様を描きました

雲錦手(うんきんで)とは春の桜と秋の紅葉の文様を一緒にあしらった絵付けのものをいい、
乾山や道八の雲錦文鉢が有名。北大路魯山人がそれを写しました。
「吉野山の桜は雲かとぞ見え、竜田川の紅葉は錦の如し」の歌から発想されたといいます。

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こちらは紅葉の絵柄


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こちらが桜の模様です

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今回の陶印は、全体を紅志野釉で焼成し、赤絵で紅葉を
白で桜を表現しました

地の色が紅志野だと、白の上絵が上手く発色しません
この状態で3回上絵焼成をやり直しました
なかなか難しい

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字体は魯山人先生の本歌を上手く写せたと思いますが
少し細すぎました
魯山人先生の迫力を見習わなければ

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by hayatedani | 2018-09-16 20:33 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

「澹如詩画」陶印

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陶印完成
撰文は『澹如詩画』(たんじょしが)

本歌は北大路魯山人の篆刻作品です
今回は魯山人の篆刻を模刻しました

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もちろん魯山人の篆刻は石印ですので
それを陶印に興すには、撰文に相応しい意匠が必要

今はまっている京焼風の紅葉模様を設えました
魯山人先生ほど迫力はありませんが

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陶印は素焼きの段階で印文を刻りあげますが
石印と違って釉薬をかけて本焼きを行うと、約2割ほど縮みます
その縮み具合を予想して、少し太めに刻らなくてはなりませんが

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焼き上がりは、やはり少々細めの印章となってしまいました

こんなものは「模刻」と認めぬと言われそうですね
魯山人先生の大胆さが欲しい!
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by hayatedani | 2018-08-25 23:17 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

陶印二種完成!

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創っていた陶印が完成しました。

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まずは織部釉と黄瀬戸釉のかけ分けの意匠
鉄絵で鳥文と木々を描きました

撰文は前回Blogで投稿した、今篆刻作品として創っている「行雲流水」
最近は篆刻作品として起こした印稿を陶印にも流用しています

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黄瀬戸釉で鉄絵がすこし流れてしまいましたが、雰囲気はなかなかなものでしょう?
大きさは3.8センチ角ほど

そして
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「カケアミ」に挑戦した陶印です
前回までの記事はこちら 「カケアミに挑戦」

撰文は「美不老」
美は老いず

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呉須で描いたカケアミ模様は還元焼成で綺麗な染付に焼き上がりました
華の部分に赤絵を落とし、ワンポイントとしました
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土は磁器土を使っていますので、織部釉の発色が今一つの所が残念です

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もう少し創りためてから、また展示箱を設えたいと思います

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by hayatedani | 2018-08-05 22:46 | 篆刻・陶印・書

河井寛次郎と陶印の絵付け

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土曜日はパナソニック汐留ミュージアムの「河井寛次郎展」に出かけてきました。
河井 寛次郎(かわい かんじろう)
1890年(明治23年)8月24日 - 1966年(昭和41年)11月18日)

柳宗悦や濱田庄司らと民芸運動に深く関わった陶芸家です

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋で出てくる陶芸家のモデルになっています
実際に京都の河井寛次郎記念館でロケを行っているそうです
ちなみにマドンナはいしだあゆみ

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良いお顔です
歌丸師匠ではありません

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当初は民芸派ということで、民衆の芸術という観点から作品を発表していましたが
戦後は色鮮やかな釉薬を用いた独創的な造形表現を展開しました

う~ん 独創的

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こちらは本当に初期の作品
中国の青磁を模範として作品のようです

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河井寛次郎の愛用品


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この陶箱も初期の作品です
河井寛次郎は京都市陶磁器試験場に入所し、東京高等工業学校の後輩でもある
濱田庄司とともに1万種以上の釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究も行いました


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書の作品も何点か
「眼で聴き 耳で視る」

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パナソニックミュージアムにちなんだこんなモノも
松下幸之助が寛次郎に文化勲章を推薦した際に、寛次郎に送った
当時の最新トランジスターラジオ「パナペット」の同形品です

これ、なかなか素晴らしいデザインで
写真で見るより実物はかなり小さいラジオ
ちょっと所有欲をくすぐります

いま復刻品を売っても、結構商売になりそうなお品です


そして日曜日は陶芸教室
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陶印の上絵付を行ないました
こちらは桜と紅葉の雲錦模様

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前回かけあみを施した染付
華部分に赤絵を落としました

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三つめは乾山風紅葉模様の途中です
来週もうちょっと書き込みたいと思います
by hayatedani | 2018-07-08 21:42 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

半分,青い! カケアミに挑戦

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陶印を三つ創っています
二つは魯山人の陶印の摸刻
あと一つは、過去に創った篆刻作品を陶印に興しました

そのデザインを色々考えていたのですが

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こちらの二つが魯山人の篆刻作品の摸刻です


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私が創った過去の篆刻作品からの選文「美不老」
過去の記事はコチラ 「土日でしたこと」
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土は磁器土を使用
絵付け前はただの白い素焼きの印材ですが
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こんな意匠を考えました
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NHKの朝ドラ「半分、青い」を見ていたら
漫画家を目指す、永野芽郁ちゃん演じる楡野鈴愛がトヨエツ演じる秋風羽織先生に課せられた課題
「カケアミ」に目が止まった
コレ 陶印の意匠に使ったら面白いかもと考えました
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さっそく今日の陶芸教室で2時間かけて書き込みました

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呉須を使って、カケアミに初挑戦
印材すべてがカケアミも芸が無いので
花を控えめに散し、その周りにカケアミを施しました

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縦横4センチの素焼きの印材に、ルーペを使って面相筆で描きこみます
最後は集中が切れてきて、けっこういい加減な線になってしまいましたが
初挑戦のカケアミは、ぱっと見のインパクトが勝負!と勝手に解釈して

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最後は透明釉をかけて、還元焼成で本焼きをお願いしました
焼き上がりは来月
上手く焼き上がると良いのですが
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by hayatedani | 2018-06-10 21:09 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

箱が大事

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創りためた陶印が5つ揃ったので
今日は箱を設えました

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ボックスフレームという木製のケースです
素の状態はこんな白木の枠の箱
これでは風情も何もないので、エージングを行って古色を演出

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最初に薄く解いた墨汁を擦りつけます
濃い墨液を塗ると取り返しのつかない状態になってしまうので
キッチンペーパーで少しづつ擦りこみます

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マホガニーのニスを同じくキッチンペーパーで擦りこみます
筆で塗り込むと艶が出すぎてしまうので
あくまでペーパーで擦りこんで色付けするのがコツ
半マットな状態がベストです

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次にマホガニー1色だけだと色に奥行きが出ないので
もう1色 ローズウッドのニスをさらに擦りこむと

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こんな感じ
どうですか?
新品には見えないでしょう

さっそく陶印を入れました
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1954年5月にフランスを訪れた北大路魯山人はピカソを訪問し
自分の作品を贈りました
りっぱな桐箱に入った陶芸作品を

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しかし贈られた作品ではなくて、その桐箱の木肌の滑らかさに魅了されたピカソは
桐箱を撫でまわしながら歓喜に上気したそうです

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それを見ていた魯山人は耐え難くなりピカソに怒鳴った
「箱じゃない、箱じゃない、この間抜け。私の作品は箱の中だ。」と

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陶印は4センチ角の小さな作品です
一つでは小さすぎて人に見てもらえる作品にはなりえません

でも、このようにいくつか揃えて、印影を飾って、刻った言葉を表記すると
こんなに素敵な作品になります

それには箱が大事

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魯山人の桐箱は京都の指物師、前田友斎が手掛けたものだそうです
私のアマゾンで買った箱は、ピカソを上気させるほどの出来ではありませんが
自分では十分納得できる出来だと思っています

いつかまたどこかの展示会でお披露目出来ればと思っています。
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by hayatedani | 2017-11-18 17:15 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)