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描き込みます

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まだまだ寒い日が続きます
でも日中の日射しは、随分春めいてきましたね

私はと言えば、週末の陶芸教室にせっせと通い
拙い作品の出来に、一喜一憂しています
思えば福岡に単身赴任中に始めた陶芸も
すっかり私の生活の一部になっています

もしあの時に陶芸を始めていなかったならば、今の私の日常は
随分違ったものになっていたに、違いありません
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今日は手びねりで創った、猪口の絵付けをしました
磁器土の余りを使い、小さなお猪口を創りました

もともと下戸の私が作った酒器は、酒呑みからしたら
随分と迫力の無い器に見えるのかもしれません

でもいいんです
最初から自分では使わないだろうと思って造ったうつわ
今日はこの口縁を不揃いにした、小さな器に似合う意匠を設えました

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呉須でカケアミ模様を巡らせました
頭がくらくらする作業ですが、猪口の様に小さな器だから根気が続くというもの
所々いい加減になっているところは、ご愛嬌です


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by hayatedani | 2019-02-17 16:16 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

お正月は色絵から

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お正月最初の投稿は、華やかに古伊万里の色絵茶碗です
古伊万里色絵牡丹唐草文大茶椀
江戸時代中期 元禄(1688年~)から享保(~1736年)年間にかけて焼成された蓋付向付です



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基本的に呉須による染付は、絵付けを区切る罫線のみに使用し
絵付けには染付を一切使っていません
高台周りには赤絵で縁取りした葉模様を緑色と赤絵で描いています


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描かれている牡丹は赤と白
それぞれの華には黄色の小さな花弁のようなものが描かれています

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江戸中期の色絵というと、柿右衛門様式に代表される繊細で余白を生かした構図が有名ですが
こちらは器全体を緑色の蔦と葉、一部紫色の蔦を添えて塗り込み、紅白の華を散らしています

白い牡丹の花弁には丁寧に線描きを施しています

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こちらは赤い牡丹を描いた部分
絵付けはけっして繊細とは言えませんが
器全体に勢いよく描き込まれた絵模様が、この器の見どころ
蓋も含めた球体の「かたまり感」は、言って見ればボタニカルキューブのような感覚
直径13センチ、高さ10センチの大きめの茶碗をさらに大きく見せています

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写真では良くわからないかもしれませんが
この器全体を覆う緑色は、手で触るとその厚みが解るくらいに厚塗りです
艶があり、半透明に焼き上がった緑色絵は、まるで古九谷の青手に使われた緑釉を思い出させます
時代は異なりますが、古九谷様式の五彩手の絵付けを彷彿とさせる、そんな器です

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この意匠は、清の康熙帝時代の赤絵磁器を範としていますが
とにかく、発色が素晴らしい
江戸中期、盛期伊万里色絵の時代が持つ迫力を感じます

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染付の罫線に囲まれた見込みの中にも、しっかり赤い牡丹と黄色の花弁が描かれています
呉須の染付罫線も発色が鮮やかで、後期の黒っぽい染付とは違い呉須も良いものが使われているようです

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年が代わっても増殖中の伊万里蓋茶碗
もう収納先のことは考えないでおくことにしますかね



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by hayatedani | 2019-01-06 22:08 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

其中窯ふたたび

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今年のGWに、北鎌倉にある北大路魯山人所縁の窯「其中窯」陶芸サロンに参加させていただきました。
以前の記事はコチラ「北鎌倉 其中窯陶芸サロン」

其中窯を主宰されている河村喜史先生から、作品の焼き上がりの連絡をいただき
昨日北鎌倉の窯元まで出かけてきました



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其中窯の登り窯
北大路魯山人が星岡窯として精力的にこの窯場で作陶を行い、昭和34年に魯山人没後
河村喜史先生の祖父である河村熹太郎氏が窯を引き継ぎ、現在は喜史先生が「其中窯」
として活動されています


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今回登り窯で焼成していただいた抹茶椀で
河村先生にお抹茶を点てていただきました

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お抹茶の淡い緑色と茶褐色の器の絶妙なコントラスト
手に持った時に感じる、温もりと器の感触が心地良い
河村先生にだいぶ手を入れていただきましたが
予想をはるかに超えた出来上がりに、感激いたしました

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河村先生とお抹茶をいただきながら、作陶のお話しや先生の作品の特徴などを細かく
また気さくにお話しを伺いました

外はあいにくの雨模様でしたが、応接で先生のお話しに相槌を打ちながら、陶芸のお話を伺った時間は
私にとって、まさに素晴らしい経験でした
点てていただいたお抹茶も、たいへん美味しゅうございました
河村先生には感謝いたします
ありがとうございました


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其中窯を後にして帰路につきました
途中の切通し跡から見る山崎小学校の校庭
向かいの山が其中窯がある場所です

今から70年程前にはこの校庭は田んぼと畑があって、春には大きな桜の木の下で盛大に花見がされたそうです
向かいの山には北大路魯山人の住居・窯場など雅美の殿堂「星岡窯」がありました
今でもその窯を河村先生が現役で作陶されていることは、奇跡のようなものです


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北鎌倉の周辺では、まだ紅葉の名残りが
しっとりした雨の空気感のなか、竹林と紅葉がまさに絵画のような景色を見せてくれていました
今日のような天気だからこその風景
まさに「日々是好日」です

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家に帰って器を眺めます
このお抹茶椀は、直径14.5㎝、高さ9㎝ほど
大きめの椀ですが、結構薄手です

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陶土は白色系で、良く見ると粉引きのような味わいを持っています
茶褐色の窯変は、まさに登り窯焼成だからこそ得られるものです

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轆轤目に溜まった自然釉が美しい
この茶碗、写真では良くわから無いのですが
けっしてシンメトリーに創られているのではなく、座りから口縁の整形まで微妙に歪みがあります
それだからこそ、置く位置によって器の景色が違うんです
だから、いつまで見ても飽きないんですね

そしていったん手に持つと、これが手にピッタリ寄り添うように張り付くんです
其中窯で、左の指で高台の感触を味わいながら飲むお抹茶は最高でした


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河村先生が私の名前の一文字を入れてくれました
何だかとっても嬉しい

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そしてもう一品
基本的にはフリーカップのような器をイメージしているのですが


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これは雰囲気はもうお抹茶の筒茶碗のような迫力です
部分的に炭化した黒色が現れています

全体的な器の造形と釉薬の上りが、バランスよく出来上がっていて
やはり私だけの作陶では、こうはいきません
河村先生の手が入ると、器の大きさが倍になったような迫力が生れます


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大きさは直径9.5㎝、高さ10㎝ほど

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其中窯陶芸サロンは、毎月4回程度開催されています
半年分の参加者の作品を、登り窯で焼成していただけます
基本は1回の作陶で2個まで可能
陶芸初心者でも、丁寧に河村先生ご自身から教えていただけますので心配はありません
何しろ大きな登り窯で自分の作品を焼いていただける機会は、そうそうありません
次回の登り窯焼成は3月を予定されているそうですので、2月16日の陶芸サロンの作陶で間に合うそうです。
私も来年また参加させていただこうと思っています。
ご興味のあるかたはぜひ
詳しくは「其中窯陶芸サロン」


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by hayatedani | 2018-12-23 12:43 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

今年最後の陶芸作品

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今日の陶芸教室が、今年最後の陶芸教室となりました
月に3回、毎週日曜日に通っているので、36回通ったことになりますか

今日受け取った、2018年最後の作品は織部焼の平向付です
実はこれ、今年の4月に同じ形で創った向付なのですが
余った土を整理していたところ、前回の鼠志野の志野土が残っていて、それが向付2枚程度は創れそうな分量

そこで4月に創った織部焼きの平向付が思いつきました
この時、不精して4枚しか創っていなくて、
やっぱり器は5枚組じゃぁなくちゃって

同じ時に創らないと、色味やサイズ感が異なってしまいますが
まぁ そんな固いことは言ってもしょうがない
所詮素人がやることですから
以前の記事はコチラ 「オリベ四方皿」


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創り方は以前と同じ
基本はたたら作りで、四方をカットして折り曲げています
見込みの模様は、茶色化粧土を塗りこみ、素焼き後にやすりで削り取っています
織部釉は焼き上がると下地が透けて見えるので、焼成後に見えるであろう模様を意識して削りとりました


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卦書いた交叉文に、オリベ釉が溜まるようにイメージしました



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前回創ったものより、若干大きめかも
折り曲げた四方の立ち上がりも、少し上がり気味
でも、この器形もなかなか良い感じです


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大きさは17センチ角の四方平向付
今年最後の作品としては、十分満足です
来年も陶芸 頑張るぞ



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by hayatedani | 2018-12-16 22:43 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

錦模様の季節

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紅葉の季節ですね
昨日の土曜日は、いつもの紅葉スポットにバイクで出かけてきました
麓の紅葉は今一歩でしたが、お気に入りのもみじの木はご覧のとおり見事な錦模様です


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それにしても見事なもみじの木です
渓谷の岸壁にへばりつく様に生えている大きな木です

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古から日本人は秋の紅葉の景色を慈しんできました
それは器の絵付けからもみてとれます

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今日、高幡不動の骨董市で買った4寸の色絵皿です
この皿の絵付けを見たときに、昨日見た紅葉の景色を思い出しました
山に萌える紅葉の木
遠くの山にも赤く萌える紅葉が見えますね

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薄ダミで表現された山と赤い紅葉の景色が描かれています
金彩と赤絵で繊細に描かれた紅葉に、見とれてしまいます

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作行から見て明治・大正頃の平戸焼と思われます
骨董としての価値はそれほどありませんが、この繊細な絵付けが私の琴線に触れました


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この染付で描かれた唐草の描き方が、平戸焼っぽいですね
平戸焼の器を見ると、昔出かけた三川内の皿山を思い浮かべます
この皿もあの地で焼成されたと思うと、なんだか愛おしい
三川内唐子遊楽茶碗


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美しい季節が過ぎていきます


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by hayatedani | 2018-11-18 20:48 | 風景・建物 | Trackback | Comments(0)

鼠志野完成!~登り窯焼成

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秋の登り窯焼成のために創っていた器
今回は鼠志野の向付を5客創っていました
10月27日、窯出しがあったのですが、私、バイクのツーリングに出かけていて立ち会えず
今日陶芸教室で受け取りました
前回までの記事はコチラ 鼠志野準備完了
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完全な鼠色にはなりませんでしたが、酸化鉄の上にかかった志野釉が全体に良い塩梅に鼠色に窯変しています
白い部分は酸化鉄を塗り残して鉄絵を描いていますが、薄ら赤みを帯びているのが解りますか
これは志野釉の下に紅志野釉をかけているからで、色味の隠し味。狙い通りの焼き上がりです

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薄のたなびく秋空に千鳥の群れが飛んでいく

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こちらは蓮の葉模様
花も小さく咲かせていますが、ちょっとはっきりしません

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こちらは草木図の意匠
酸化鉄を書き落とした白い草木と、鉄絵の茶色の草木のコントラスト

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鼠志野薄千鳥文向付
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鼠志野蓮文向付
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鼠志野草木文向付
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鼠志野梅花飛鳥文向付
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鼠志野柳文向付
ちょっと枝の部分が不鮮明になってしまいました
酸化鉄の削りが足らなかった
でも、4客の図柄を削って疲れ切って
最後の柳文、削る気力が足らなかった?
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私の窯印
柳の木を模った印です

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お気に入りの図柄3客です
直径17センチ、高さ4.5㎝程
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今回の登り窯焼成
なかなか上手く焼き上がったのではないでしょうか
要所要所ごまかし誤魔化し創り上げましたが、やっとその苦労が実った?(大した苦労はしていませんが)

やっぱり薪の炎で焼かれた器は良いですね
カリッと焼き上がった器は、指ではじくと高い音がします
さて、次は何を創りましょうか

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by hayatedani | 2018-11-04 21:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

鼠志野 準備完了!

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登り窯焼成用の鼠志野向付5客 意匠が完成しました

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秋風たなびく晴空に千鳥の群れが飛んでいきます


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こちらの意匠は蓮の華と葉模様でしょうか


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柳の意匠
岩場に立つ柳の木が象徴的ですね



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梅花と千鳥模様
賑やかな意匠です

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描きあがった素焼きの器に釉薬をかけました
今回は鼠志野の器を創ろうと思っていますが
酸化鉄を塗った素焼きの器に最初にかけたのは紅志野です

白い志野釉をかけて、鼠色に発色するだけだと
ちょっと面白くない
もう一色欲しいということで、紅志野釉を薄くかけました

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紅志野釉が乾いたところで、白い志野釉をかけて準備が整いました
この釉薬の組み合わせが登り窯の炎でいかに変化するか楽しみです。
窯出しは今月の27日
上手く焼き上がると良いのですが


by hayatedani | 2018-10-14 21:06 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

秋の登り窯焼成は鼠志野で

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早いもので、もう秋の登り窯焼成の時期になりました
焼成日は今月の20日から
それに向けて作陶に励んでいます

ここのところ、陶芸に対する意欲が始めた当初に比べて低下していて
前回の登り窯は「たたら作り」で板皿を拵えて、お茶を濁していました。
楽な作陶に流れてしまった

今回は気合いを入れて、向付を5客創っています
意匠は鼠志野
それぞれ絵替わりで創っています

鼠志野とは簡単にいえば「鼠色」の絵柄の志野焼です
この鼠色は、鬼板と呼ばれる酸化鉄を下絵に塗り込んで
絵模様を罫書きます
罫書いた模様は土の白い色に浮かび上がります
その上から白い志野釉をかけて焼き上げると、鉄の茶色の部分が鼠色に発色する
そのようなからくりですが…
あくまで予定で、本当に鼠色になるかは登り窯の神様しか解りません

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日曜日は朝の9時半から夕方の4時半まで、みっちり絵付けを行いました
素焼きの上から酸化鉄を塗り込んで、上から模様を卦書きます

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桃山時代の本歌は素焼きを行わず、粘土の状態で鬼板を塗って模様を削っていましたが
素焼きの上から模様を削り取るって、結構大変な作業でした

思ったように削り取れないで、茶色の鉄色が上手く剥がれない
それでもガリガリ行って、ようやく1枚完成

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残りは来週完成させます
朝から5時間、集中しっぱなしで少々疲れましたが
焼き上がりを想像しながらの作陶は、けっこう楽しいものです。
それでも窯出しの時に、上手く焼き上がらなくてがっかりしたことが幾度もありますが
桃山時代の陶工の息吹が少しでも経験できる、そんな陶芸から離れられません
by hayatedani | 2018-10-08 11:49 | 陶芸 | Trackback | Comments(8)

北欧風片口その2

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北欧風(本当は違うけど)の絵付けを施した片口 その2が出来上がりました

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赤絵と藍色で花模様を描きました
参考にしたのは北欧食器の…では無くて
京焼の絵付けです

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花弁を一枚一枚丁寧に描いて
花を描きました
本当はもう少しまあるく描きたかったのですが

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見込みには小さく、赤と藍色の花を描いてアクセントにしています

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口縁には茶色で口紅を引き
器を引き締めました

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前回創った乾山風片口と一緒に

大きさは直径15㎝、高台を入れた高さは8㎝ほどの器
乳白釉の白地に、赤絵と藍色のコントラストが効いています
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奥様の評価は「私は黒と藍色の葉模様の器の方が好き!」と言う評価
暖色系で少しごちゃついた絵付けになってしまったので
致し方無いところもありますが

こちらの絵付けも、北欧風と言われればそんな気が
でもコレ 京焼風なんです 本当は
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by hayatedani | 2018-09-02 20:20 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

琳派模様の片口

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片口を創りました
少し大きめのサイズで、直径は15㎝ほど
高さが高台含めて8㎝

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土は食器として普段使い出来るように、半磁器土で強度を持たせました
もともと白い磁胎ですが、白化粧の雰囲気を持たせようと
乳白釉をかけました

高台含め、底部分は乾山風に土見せ部分に紅志野釉を薄くかけて
白い器に、ほんのり赤みを落としてみました

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口縁部分には薄紫の上絵を引いて、器を引き締めています

意匠は乾山の葉模様をアレンジ
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黒と紫の上絵でスペードのような形に上絵を乗せて
乾いた後で葉脈の模様をけがきました。

下地が白なので、けがいた後は白い模様が浮かび上がります。
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見込みにも小さな葉模様をワンポイント
しっかり葉脈模様をけがきました
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ちょっと見、北欧デザインの器の様にも見えなくもありません
今から300年前の江戸時代に、北欧デザインの起源があったのか

尾形乾山恐るべしです

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by hayatedani | 2018-08-19 19:37 | 陶芸 | Trackback | Comments(6)