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オリベ四方皿

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今日の陶芸教室
前月から創っていた板皿が焼き上がっていました

前回までの記事はコチラ
たたらで板皿


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出来上がりの状態で17センチほどの大きさ
土は志野土でたたらを作り、板皿として切り出しました
見込みに茶色化粧土を塗りこみ、織部釉が単調な発色にならないように考えました

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狙い通りに見込みの織部釉が絶妙に発色しました
成功成功!

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裏には私の陶印マークを卦がきました
名前にちなんで柳のマークです

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見込みに卦書いた罫線に織部釉が溜まって、良いアクセントになっています

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全部で4枚完成
揃いで言えばもう1枚必要なんでしょうが
家使いのこの大きさの器に5枚はいらないかなぁ
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そして、もう1つ出来上がっていたのがぐい呑みです
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唐津の土に唐津釉をかけているのですが
最近自分のお気に入りの京焼風にしました
鉄絵で枝をあらかじめ書き込んで、唐津釉で本焼
焼き上がった器に、上絵で白梅を描きました
私は下戸なので、このぐい呑みでお酒を飲んで器を育てることは出来ませんが
良い感じで焼き上がりました
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5月に登り窯焼成があります
この器はその登り窯用に創っています
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土は備前です
備前焼は通常釉薬をかけずに焼き締めで焼成するのですが
今回、型紙をのせて松灰釉を吹き付けました
登り窯である程度の灰が被るので、この模様通りに焼き上がるわけではないのでしょうが
今回は作意をもって意匠を考えました
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思い通りに出来上がると、陶芸はなんて楽しいんだと思います
反対に不出来の場合は…

それでも陶芸は楽しいんですよ
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by hayatedani | 2018-04-01 20:44 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

色絵紅葉図透向付

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前月から創っていた乾山写しの向付が完成しました

前回までの記事はコチラ「乾山写しの向付」
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ほぼ狙い通りの上絵焼成となりました
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この状態になるまで上絵焼成を2回しています
一回目は幹と赤、緑、黄色の紅葉模様を描いて焼成
二回目は焼き上がった紅葉に黒色で葉脈を入れました
そして黄色く画いた紅葉文の上から、金彩を被せて
金色の紅葉文としています

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最後に口縁に黒で縁取りをしました
写真では解りずらいのですが
この黒が器全体を引き締めています


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乾山の本歌は白化粧土の上に紅葉文を散らしていますが
私の創った写しは、白化粧を釉薬で表現しています
そしてどうしても本歌のように表現出来なかったのが
尾形光琳譲りの乾山の流水模様
こればっかりは、まったく上手く表現できないので
やむなく省略しました

それでも、なかなか本歌の雰囲気に近づけたのではないかと
自分では満足しています

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そして今日の陶芸教室で創り始めたのが板皿
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大きさは20センチ角の正方形
土は志野の白土
見込みにはオニイタ化粧土を塗りました

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全面に罫線を描き
交叉文を卦がきました

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四隅をカットして
こんな状態に

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縁を折り曲げると、板皿らしくなりました
でも、今日はここまで
残りは3月の陶芸教室で完成させます

もうすぐ春ですね!
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by hayatedani | 2018-02-18 22:31 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

冬の模様

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今回は冬の模様の器をご紹介します

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(Imari ware / ca.1800s hand-painted the winter scenery design) 
古伊万里:染付雪輪梅花文蓋茶碗

古伊万里染付雪輪梅花文蓋茶碗です
時代は江戸後期

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薄手で上手の作風

器全体に細い罫線を描き
雪輪模様を窓絵的に描いて、薄ダミの中に笹を描いています
罫線の中には梅花を散し、この器が冬の景色を表現していることが解ります

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雪輪模様は室町時代から表現される冬の模様
雪の結晶をイメージしていると言われますが
我々が知っている雪の結晶は、先端が尖ったギザギザ模様
このように丸い表現ではないように感じます

結晶というよりもぼたん雪や木に積もった積雪をイメージしているのではないでしょうか
そのように見立てると笹に積もった雪模様を上手く表現しています

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この器の意匠の特徴は、なんといっても器全体に描きこまれた罫線
ざっと数えてみたら、約200本の罫線を呉須で描き切っています
決して一本一本丁寧に描いているとは言えませんが
それでも、それぞれの間隔を綺麗にとって筆で手書きしています

この模様の器をいくつ造ったかはわかりませんが
100や200ではないでしょう
この罫線を描き切る集中力は江戸時代の陶工だから出来た仕事
現代の陶工では出来ない(やらない?)でしょうね


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どうですか?部分的には筆の乱れが見られますが
放射線状に綺麗に罫線が引かれていることが解ります


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梅花は呉須で表現されています
器の見込みや口縁にも梅花模様が描かれています
この器、一ついくらで売ったのでしょう
現代と違って江戸時代、磁器の器は高級品だったようですが
ここまでコストをかけて、商売として成り立っていたのかと
いらぬ心配までしてしまいます
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今日も寒い一日でした
先週降った残雪が道路に残り、無残な姿をさらしています

この器を眺めながら、江戸時代の風情のある冬の景色に思いを馳せましょうか
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by hayatedani | 2018-01-28 20:43 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

紅志野雪輪紅梅文向付~Happy Xmas (War Is Over)

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焼き上がりは来年と
前回のBlogで言ってしまいましたが
年賀状に使いたいのでと陶芸教室の先生にお話ししたら
早めに上絵焼成を仕上げてくれました(感謝です)

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乾山写しの向付として創りましたが
予想外の雪輪模様に、かなりオリジナルの強い意匠になったように思います



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紅梅の赤絵や緑の枝目も綺麗に発色しました
紅志野のオレンジかかった胎土に、白の雪輪模様が良いアクセントになっています
けがの功名とはこのことですね
詳しくは前回のBlogの記事で「尾形さんちの」

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写真では解りにくいのですが、口縁に金彩で縁取りしています
上手く発色するか心配でしたが、派手すぎない金色がお正月らしさを演出しています

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クリスマスイブですね
奥様はお友達と嵐のコンサートに東京ドームに出かけてきました
私は一人家で年賀状をせっせと印刷していました
お腹が減ったので夜、車を飛ばして丸亀うどんに出かけ
冷たいぶっかけうどんとレンコンとサツマイモのてんぷらを食べてきました

クリスマスイブにおじさん一人で丸亀うどん
寂しいなぁと思うでしょう?
でもね、夜一人で車に乗って
がら空きの店内に座ってうどんを駆け込む
なんか自由を感じます
クリスマス くそくらえ!!

ジョンレノンがHappy Xmas (War Is Over) という曲をヨーコと発表したのが1971年
曲の始まりにジョンが話しかけている
ハッピークリスマス キョウコ ハッピークリスマス ジュリアンって
この二人、ヨーコとジョンのそれぞれの前のパートナーとの子供達の名前

愛し合う二人のことだけでなく、残してきた子供たちのことを常に気にしている
そんなジョンの親心を感じます

戦争が終わった(War Is Over)と繰り返し歌っている
ここでいう戦争とはベトナム戦争のことを指しています
曲の発表から46年経ちますが、いまの世の中はどうでしょう
戦いの種類は違っていますが、世の中に憎しみと争いの嵐が渦まいています

ジョンが生きていたらどう思うでしょう

War is over, if you want it
争いは終わる、きみが望めば

War is over now
争いはいま終わるんだ

Happy Xmas
ハッピー・クリスマス

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by hayatedani | 2017-12-24 23:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

粉引きの器

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秋の登り窯焼成で創った、粉引きの向付が出来上がりました
前回までの記事はコチラ「早くこいこい登り窯」


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秋の登り窯焼成
台風の接近や、薪が湿っていたなどのアクシデントがあり
先生以下、焼成参加者の方々のご尽力のおかげで
何とか出来あがりました


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土は唐津の赤土
化粧土をかけるのが久しぶりなこともあって
粘土の固さと化粧土をかけるタイミングが解らなくって
1回目の作陶は、あえなく器形がくずれてアウト
気を取り直して2回目の作陶でやっと上手くかけれました


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白い化粧土の上に描いた模様は、鉄絵と呉須で描いた萩文に千鳥
鉄絵の茶色と呉須の藍色が上手く発色しました


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一応唐津焼のお約束で、土見せもあります
高台内には鉄絵で「柳」のマークを
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粉引きの器は水を通しますので、料理を盛るときには注意が必要
油などの汚れが付きやすいので、一回水に通して料理を盛るなどの気配りが必要です

でもまぁ その汚れが景色になるのが粉引きの器の良さなんでしょうが

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by hayatedani | 2017-11-05 22:34 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

ファイヤーキング Snoopy Peanuts Coffee Mug

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Fire King Snoopy Peanuts Coffee Cup Glass Mug

ファイヤーキングは、アメリカのアンカーホッキングという会社の耐熱ガラスブランド
1941年創立の会社で、1986年まで製造された耐熱ミルクガラスの製品が有名

このスヌーピーがプリントされたマグは1960年代~70年代まで作られたもので
半透明のミルクガラスで創られたマグに、スヌーピーが生き生きと描かれています




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裏にはメッセージが
At Times Life is Pure Joy !
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赤い屋根の犬小屋の上で 憂鬱そうなスヌーピー
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I Think I'm Allergic To Mornings のメッセージ
彼は朝アレルギーのようです
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海外オークションで買いました
送料入れても、日本のビンテージショップで購入する額の半額以下の値段で買うことが出来ましたが
はたして半額の値段といっても マグ一つの値段として妥当な金額なのかどうか

現在本国の生産は終了していますが、ファイヤーキングは今日本で生産されています
プリント模様はほぼビンテージのオリジナルと同じですが、マグの形をスタッキングできる
形にしているようです。Fire-King Japan

ファイヤーキングは今でも十分実用に足るビンテージ食器ですが
貧乏性の私は、この器で毎日コーヒーを飲む気になれません

またいらぬもの買って!って奥さんに怒られそうです
また古道具が増えました。

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by hayatedani | 2017-09-23 14:57 | オールドノリタケ | Trackback | Comments(4)

AIちゃんのお茶碗

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今年3歳になった孫娘に創りました
小さなお茶碗です

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唐津の鉄絵は得意なんですが、このようなキャラクターは難しい
子供が好きそうなキャラクターの中で、一番書きやすいものを選びました

日本の名前は「うさこちゃん」
って言うよりも ミッフィー……… 
版権は取っていないので 海賊版?
でもまぁ 一点物の素人作品なのでだいじょうぶでしょう
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磁器土で創り、三方に色違いのミッフィーを描きました
見込みには「愛」の文字

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ミッフィーの作者 ディックブルーナ先生に怒られそう
コレ ミッフィーじゃないでしょうって!

でも 私的には ミッフィーです。


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by hayatedani | 2017-09-18 20:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

片口完成!

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創っていた片口が完成しました。
磁器土を使い、還元焼成でお願いしていましたが
うまく焼き上がったようです。

以前の記事はコチラ「片口の絵付け」


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白磁に呉須の染付で蔓草模様を描きました。
白磁の焼き上がりも上々で、綿棒を使った呉須絵もうまく発色しました。
口縁には鬼板を塗り、口元を引き締めています

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こちらは青磁釉をかけました
還元焼成でほんのり青磁釉が発色
呉須の発色も白磁の染付と少し違う色合いで、風情があります


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サイドに付けた木の枝をイメージした飾り
木の枝なのか根っこなのか
思ったようには見えませんが
良いアクセントになっています
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大きさが微妙に違うのは轆轤仕事が上手くない証拠
同じようには作っているのですが、こればっかしは…

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口径は10センチ
高さ6センチ程

下戸の私は、これでお酒を飲むわけでもなく
向付としての器として創りました

片口は口のついた可愛い器
これにお惣菜を入れると引き立ちますよ
きっと!
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by hayatedani | 2017-09-10 15:35 | 陶芸 | Trackback | Comments(6)

片口の絵付け

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創っていた片口の素焼きがあがっていました。
今日はその素焼きに呉須で絵付けを行いました。
前回までの記事はコチラ「カタクチ作成」


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そもそも「片口」という器の形態
一般の家庭にはなかなか置いていない器
私も陶芸を始めるまでは知りませんでした

おもな用途はお酒を注ぐ酒器
下戸の私にはそぐわない器なんですが

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でも この口のついた器の形状に 何だか魅かれるんですね
料理屋さんでお惣菜を装る器にも登場しますよね

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この器の造形的なポイントは横に付けた枝
枝には見えない?
少しサイドを凹まして、枝を付けました
イメージは伊万里や鍋島の細工物です
そして絵付けです

染付の絵付けは蔦に葉模様
面相筆で蔦を描いて、葉模様は綿棒で描きました

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少し丸みを帯びた葉模様を描くのには
筆で描くより、綿棒に呉須を付けて 置くように描きました
このラフさが狙い目です

口縁にはべんがらや呉須で口紅を描きました
これで器が締まります
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釉薬は染付ですので、通常の透明釉
そして青磁釉をかけて還元焼成で本焼きをお願いしました。
焼きあがりは来月になります。
上手く焼けると良いのですが。


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by hayatedani | 2017-08-20 23:15 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

器の設え

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前回創った箸置きに 桐箱を設えました
字が下手なので、箱書きなど おこがましいのですが

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桐箱に箱書きするって、結構緊張します
何しろ一発勝負
下手でも書き損じは許されません

丁寧に書いた後は 自作の印を押して出来上がり
朱印が入ると 箱書きが締まりますね

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陶磁器の価値というのは 何で決まると思いますか?

同じ湯呑でも、有田の名門 柿右衛門の湯飲みは一客数万円
方や同じ湯呑でも100円ショップで売られているものもありますね

もちろん柿右衛門の湯飲みは プロの陶工が創った手書きの1級品
100均ショップの湯飲みは 鋳込みのプリントもの
自ずとかかっているコストが違うのですが
お茶を飲むという機能は同じです

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でも有田の柿右衛門の窯元で、庭にある柿の木を眺めながら
あれが柿右衛門が赤色を創ったもとになった柿木か?
などど蘊蓄を垂れながら、柿右衛門の湯飲みを見ると
その数万円が妥当な金額に思えてくるから面白い

要するに 陶磁器はそれを見る人に、いかに思い入れを持たせるか
それが大事なこと

それはブランド力であったり
売っているお店の雰囲気やsituation
店の展示方法や梱包の仕方等で
いかようにも違ってくる

よく町の陶器屋さんで売っているような、ワゴンに入れたり
100均ショップみたいに積み重ねて売るようでは
ありがたみも何も感じません

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どうですか 桐箱に入っているだけで高級品に見えるでしょう
大切な人への贈り物には、設えが大事なのです


そして 最近の篆刻作品をご紹介
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撰文は「無方」です
意味は「限りがない、尽きるところがない」
出典は「荘子・天運」

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左が刻った印材 右があらかじめ描いた印稿です
印稿の文字を逆字に印材に彫り込みます

そして印稿と実際の印影です
どうでしょう
なかなか上手くできません
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by hayatedani | 2017-06-24 22:18 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)