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春のきざし

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Imari ware / ca.1800s hand-painted the cherry-blossom design

まだまだ寒い日が続いていますが
日射しからは春の気配を感じます

もうあと一か月もすれば
あの桜の季節がやってきます

きょうは桜の模様の伊万里をご紹介
桜と言っても華やかな「そめいよしの」ではありません
幽山に咲く山桜です

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日本画の特徴である「余白」を生かした作画です
少し青みを帯びた泉山陶石で作られた白磁の中に
幽山にひっそりと咲く山桜が見事に表現されています

江戸時代後期の伊万里は、器形にびっしりと書きこまれた模様が多くなってきますが
このように余白を贅沢に残した筆致は、大いに創造性を掻き立てられます

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幹は強風に抗うように折れ曲がり
桜と言うよりは梅の古木のような出で立ち

枝先にこんもりと咲く山桜は
薄ダミに覆われ春霞の中で咲いているように見えます

桜の季節はもうすぐです
早くバイクで山桜を探しに行きたいな
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by hayatedani | 2018-02-12 17:45 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

冬の模様

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今回は冬の模様の器をご紹介します

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(Imari ware / ca.1800s hand-painted the winter scenery design) 
古伊万里:染付雪輪梅花文蓋茶碗

古伊万里染付雪輪梅花文蓋茶碗です
時代は江戸後期

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薄手で上手の作風

器全体に細い罫線を描き
雪輪模様を窓絵的に描いて、薄ダミの中に笹を描いています
罫線の中には梅花を散し、この器が冬の景色を表現していることが解ります

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雪輪模様は室町時代から表現される冬の模様
雪の結晶をイメージしていると言われますが
我々が知っている雪の結晶は、先端が尖ったギザギザ模様
このように丸い表現ではないように感じます

結晶というよりもぼたん雪や木に積もった積雪をイメージしているのではないでしょうか
そのように見立てると笹に積もった雪模様を上手く表現しています

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この器の意匠の特徴は、なんといっても器全体に描きこまれた罫線
ざっと数えてみたら、約200本の罫線を呉須で描き切っています
決して一本一本丁寧に描いているとは言えませんが
それでも、それぞれの間隔を綺麗にとって筆で手書きしています

この模様の器をいくつ造ったかはわかりませんが
100や200ではないでしょう
この罫線を描き切る集中力は江戸時代の陶工だから出来た仕事
現代の陶工では出来ない(やらない?)でしょうね


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どうですか?部分的には筆の乱れが見られますが
放射線状に綺麗に罫線が引かれていることが解ります


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梅花は呉須で表現されています
器の見込みや口縁にも梅花模様が描かれています
この器、一ついくらで売ったのでしょう
現代と違って江戸時代、磁器の器は高級品だったようですが
ここまでコストをかけて、商売として成り立っていたのかと
いらぬ心配までしてしまいます
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今日も寒い一日でした
先週降った残雪が道路に残り、無残な姿をさらしています

この器を眺めながら、江戸時代の風情のある冬の景色に思いを馳せましょうか
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by hayatedani | 2018-01-28 20:43 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

おめでたい器

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2018年スタートのBlog記事は「おめでたい器」ということで
縁起物の布袋様が描かれた器を紹介

染付鴨と布袋図金彩蓋茶碗
作製時期は江戸時代後期から明治初期

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作風から見ると、伊万里焼と言うよりは平戸焼の器と思われます
外側にはダミを生かした染付で鴨の模様が繊細に描かれ
そこに金彩で葦模様を描いています

特徴的なのは見込みと蓋の裏側に描かれた布袋様の図柄
手慣れた染付でユーモラスに描かれた布袋様が秀逸です
かなり手練の絵付師が描いたものだと思われます

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直径11センチ  高さ6.5センチ程
愛すべき平戸の小品です



そして、今日は今年初めての陶芸教室に出かけてきました
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前回のBlogでご紹介した乾山写しの向付と同時に作成している器です
今日は釉薬をかけました

上半分は白い乳白釉
下には紅志野釉をかけ分けしています
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器の口縁に刻みを入れ
穴を開けて変化を付けています

前回の教訓から、乳白釉と紅志野釉の境目は釉薬が乾いた後に
手で擦ってぼかしを入れました
焼き上がったら上絵を描きます
乳白の白はそのための下地としてかけています

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ついでに随分前に創っていたぐい呑みも、釉薬かけを施しました
両方とも還元焼成でお願いしました

今年も陶芸 頑張るぞっ!
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by hayatedani | 2018-01-07 21:55 | 古伊万里

ちはやぶる

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ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは  広瀬すず いや在原業平

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さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえ
こんなことは聞いたことはありません。
こんなふうに竜田川の水面に紅葉が真っ赤に映って、
まるでくくり染めにしたように見えるなんて。

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秋も深まってきました
紅葉の盛りも過ぎつつありますね
近くの公園で最後の紅葉の写真を撮ってきました

紅葉模様の器をつれて…
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古伊万里色絵紅葉文深鉢 江戸時代後期
直径17センチ 高さ9センチ

紅葉模様の色絵の器
器形から見ると、普通の鉢というより菓子鉢のような使い方をされた器のように思います
何しろ器の厚さは6ミリ程度あり、だいぶ重い器です

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高台内には大明万暦の追銘が上絵で描かれています
呉須による染付は一切使われていません
作行から見ますと、伊万里と言うよりは京焼の様にも見えますが

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器の側面には紅葉のなかで行われた宴会を感じさせる道具が描かれています
垂幕と紅葉
太鼓や琵琶、笛や鳳笙など
いまにも楽しげな宴会の音色が聞こえてきそうですね
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そしてこちらの蓋茶碗
いままさに紅葉狩りの真っ最中の様子
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色絵紅葉文蓋茶碗 江戸後期

こちらの器は内側にも紅葉を散らしています
食べ終わった後にも楽しんでもらえるように
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染付の紅葉文の器
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古伊万里染付紅葉文向付

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落ち葉を掃くための箒や
こちらもお酒を入れる水注と猪口が描かれています
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現代では紅葉を愛でながらの宴会など、あまり行われていませんが
江戸時代は桜のお花見のように、紅葉を楽しんでいたのでしょう

そして白磁の余白を生かした紅葉の染付蓋茶碗
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古伊万里染付紅葉文蓋茶碗 江戸時代後期

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とろりとした白磁に控えめに呉須で描かれた紅葉文
風情を感じさせる器です

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見込みには小さく紅葉の木々を抱く山並みが
これだけで紅葉に萌える山をイメージできますね
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紅葉の楽しみもあと1週間ほど
12月に入って、そろそろ気ぜわしい季節になりました

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by hayatedani | 2017-12-03 22:13 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

成田屋!

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江戸後期古伊万里の海老図6寸皿です
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今にも飛び跳ねそうなダイナミックな伊勢海老が描かれています
面白いのは右側に描かれている模様
これ 何だか解りますか?

コレ歌舞伎役者の屋号なんです
三つの升が重なった模様「三升」
三升の屋号を使っているのは成田屋市川家
海老が描かれているということは 「市川えび…」ですよね
このお皿 市川海老蔵を表現しているんですね

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古伊万里といってもこのお皿、有田で作られたのではなくて
有田近郊の塩田町で作られた志田焼きです
温泉で有名な嬉野市にあった志田焼きは廃窯となりましたが
現在資料館が作られています
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高台の中に焼成時に落ち込みを防ぐためにつけた目跡が三つ残っています
志田焼きの陶土は有田ほど白くないので、表面に白化粧土を塗っているのが特徴
裏を見ると綺麗に化粧土が乗っているのが解ります

そしてこちらの鉢
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いつも自転車で1時間ほどぶらぶら走るコースの途中にある骨董店
その店の入り口にあった傷物コーナーで見つけた器です

時代は江戸時代後期
直径17センチ、高さ6センチ程の鉢
日常使い出来そうな器形に思わず手に取りました
良く古伊万里を日常の器として使ってます なぁんていう人が雑誌に登場しますが
貧乏性の私はトテモとても
でも傷物なら思う存分使えるというもの

何しろこの伊万里
ワンコイン(正確には消費税込みで540円)の値段でしたから

傷は口縁に7ミリほどのほつれがあるだけ
ニューなど無く、ほつれを直せば日常使いの古伊万里になります
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さっそく人工漆でほつれを埋めました
このあと金箔か銀箔でも設えましょうか

裏は青磁釉です
絵柄を見ると、伊万里の中でも波佐見焼系の器だと思います
深みもあって使いやすい器
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でも少なくとも150年前の手作業のアンティークの器が
傷があると言えワンコインで売っているということに
ちょっと複雑な心境です
日本はスゴイ!

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by hayatedani | 2017-10-21 21:27 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)

伊万里の残欠

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巻き香を焚いている器?
何だか解りますか?

コレ古伊万里の残欠なんです

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今から15年前に福岡に単身赴任していた時に
休みの時に幾度も通った佐賀県有田町
17世紀初頭、日本で初めて磁器焼成に成功した場所です

この残欠は その有田の山の中で拾いました

江戸後期の茶碗が二つ張り付いていますね
中には蓋も張り付いています
そしておもしろいのは ハマ、チャツと呼ばれた窯道具が
一緒に張り付いていることです

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よろけ文の模様が描かれた茶碗
多分 登り窯で焼成中に炎に煽られて倒れてしまったのでしょう
傍で一緒に焼かれていた器を巻き込んで、あえなく溶着してしまったのでしょう
こうなってしまったら完全なる失敗品
窯のそばの物原に打ち捨てられたものだと思います

それが200年後に拾われて、東京でお香を焚かれる器になっている
当時の陶工は想像もつかなかったことでしょう

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この器の残欠
200年もの間、山の中で何を思っていたのでしょう
器としては用をなさないものですが
この残欠には200年という時間が凝縮されています

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当時撮った有田の山並み
伝統的な皿山と言うのは
やはり山の麓にあるものなんですね

時間の波長がお香の香りを漂わせる
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by hayatedani | 2017-09-02 21:41 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

染付霊芝草花文蓋茶碗

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江戸時代後期に創られた古伊万里の蓋茶碗です
椀形は広東椀と言われる形
高台を高くとり、花のように椀を開かせています

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書かれている図柄は霊芝文といわれる図柄
霊芝は茸の一種で、古くから漢方薬として珍重されていて
古代中国では、宮中に霊芝が生じると天下泰平の印として、
祝宴を催したと伝えられているそうです。
そんなこともあってか、神草とか仙薬、不死草などといわれている吉祥文です。

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見込みの中には草花文が描かれています
そして高台の中には伊万里特有の江戸後期の窯印が
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器にゆらぎ線で区切りを創り、その中に霊芝と草花模様をテンポよく描いています
器の模様にリズムがありますね

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そして もうひとつ伊万里の蓋茶碗を紹介
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ちょっと見 何が描かれているか解りにくいのですが

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柳の木の下で、馬が二頭群れています

この器
染付の繊細さや白磁の作行から、
平戸焼きの可能性もあります

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どうですか
柳の木の下で 川で水を飲んでいる馬の姿が良くわかるでしょう
一頭はお尻をこちらに向けているのがご愛嬌
面白い構図です

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この器 5客セットで手に入れましたが
もう我が家には飾る場所がありません
オーバーフロー間近の我家では、これ以上伊万里を増やしてはいけないのですが
伊万里の器中毒はなかなか治りません


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by hayatedani | 2017-06-11 23:08 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

色絵菊蝶文蓋茶碗

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Imari ware /18th century hand-painted design of Santhemum & Butterfly

古伊万里の色絵蓋茶碗です
非常に丁寧な色絵で菊の文様や蝶の姿を描いています

菊の花弁は赤絵で塗りつぶすのではなく
細かい輪郭線の中に印影をつけて赤絵を乗せています
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摘みには欠けた部分を漆で丁寧に直された跡があります
器が大事にされてきた証拠

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摘みと高台には極小の「〇×模様」
気が遠くなるような仕事ぶり
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上から見ると、模様が良く見える
驚くのは三つの菊模様の花弁の色絵が
三様とも違う表現で描かれていること
間に飛んでいる蝶の表現も異なっています
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こちらの菊は開花する前の花弁を表現しています
赤で輪郭線を描き、金彩を塗り込んでいます

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蓋を開けてみると
赤の二重罫線を見込みに描き
口縁内側には色絵と金彩で宝物模様を散らしています
見事な絵付けです
どんな陶工が描いたのか
想像が膨らみますね

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時代は18世紀中盤
今から260年も前の夢の出来事
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by hayatedani | 2017-05-14 21:47 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

染付で扇に牡丹 色絵で福良雀の図 蓋茶碗

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Imari ware /19th century hand-painted design of Sparrow


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古伊万里の蓋付茶碗を集めているというと
それでは蓋付茶碗の魅力は何ですか?って聞かれることがあります

普通、観賞用には茶碗よりはお皿や蕎麦猪口などが人気ですが
蓋付茶碗に私が魅かれる訳とは?

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蓋付茶碗がお皿や蕎麦猪口と決定的に違うのは その造形です
蓋付茶碗は、言わば「球体」の形をしています
お皿は一方の表面でしか鑑賞出来ませんが
蓋付茶碗は360度だけでなく、上からも鑑賞できる
それに、蓋と茶碗が分かれているので
蓋と茶碗の位置をずらすことで
蓋と茶碗の模様の組み合わせは無限です

こんな器は蓋付茶碗以外には、なかなかありません



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江戸時代後期に創られた、蓋付の茶碗です

直径11.8cm 高さ8.5cm
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淡い染付で扇子と竹、梅と牡丹を描いています
焼成後、色絵と金彩で福良雀を描き、竹と牡丹の葉に緑を入れて
アクセントにしています
茶碗の口縁には金彩で縁取りし、器全体を引き締めています

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蓋と茶碗の底には「渦福」と呼ばれる角福の窯印があります
渦福が描かれている器は、割合上手のものが多いようです
この器も、薄手で上品な染付と丁寧な上絵が素晴らしい

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上絵で描かれている福良雀を見てください
丁寧に黒で輪郭線を描いた上から、上絵や金彩を乗せているのが解ります
雀のお腹の部分は繊細な中間色を使っています
丁寧な絵付けです

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ところで古伊万里の蓋茶碗
いったい幾つくらい集めたのって聞かれますが
はっきりした数字は解りませんが、多分200個程にはなっていると思います
ブリキおもちゃのコレクター、北原さんがTVで言っていましたが
数が解るうちはコレクターとしてはまだまだとか
まだまだといわれても、狭い我が家では飾るスペースがもうありません
でも、まだ少しずつ増え続けています

将来は美術館?
制御の利かないコレクターの最後の逃げ言葉だけは使いたくありませんが
私がいなくなったら、間違いなく捨てられるでしょう
でもね
それでも好きなものは好き!


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by hayatedani | 2017-02-18 20:07 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

楽器模様の古伊万里

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古伊万里染付鼓文蓋茶碗(文化文政時代1820年~)
Imari ware /19th century hand-painted design of hand drum

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江戸時代に焼成された有田焼き(古伊万里)には
ありとあらゆる模様が描かれました
草木や動物
人物や山水
文字や雨などの気象模様

でも案外描かれていない模様があります
それが楽器

この蓋茶碗に描かれているのは「鼓」です
お正月のコマーシャルに良く出てくる「鼓」は
パッと形を想像できませんが
こんな形をしています
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どうですか
つつみを正面から見た姿を模様にしていることが
良く解るでしょう

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縦線と「鼓」の部分を白抜きで模様にしていますが
墨はじきの手法で丁寧に白抜きしているのではなく
白い模様の部分のダミを塗り残して描いているようです
何か随分大変な作業をしているようですが
結果としてあまりくっきり模様が表現できているとは言いにくい焼き上がりです
ダミも少し滲んでいます

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高台内には「太明年製」の追銘が描かれています
「大」の字が「太」になっているのがご愛嬌

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江戸後期の古伊万里蓋茶碗
作りに繊細さは欠けますが、呉須染付の藍色主体で創られた蓋茶碗
蓋茶碗ファンにとっては、なかなか見事なデザインだと思います

直径は11.3cm 高さ8㎝ほどの器ですが
江戸の職人さんが手作業で創った茶碗
お正月にピッタリの器です

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by hayatedani | 2017-01-08 15:39 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)