飯能焼って!

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前回 飯能焼を見てイッチンの意匠の器を創りたいって
そんなことを書いたのですが、今回 本当の飯能焼をお見せします。
どうですか このイッチンの見事さ
まさに「手馴れた」という言葉がぴったりの意匠です
イッチンってこういうものなのですね

この器を見て、前回の私のお皿を見ないでください
まぁ まったく違って見えますから
まさか この飯能焼に誘発されてつくったお皿とは
誰も思わないでしょう きっと …
でも まあ見事です
職人さんはあっという間にこのイッチンを書き上げたのでしょうね

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飯能焼は江戸時代 天保年間から明治中期まで続いた焼物。
地元の生活雑器を焼いていたのはもちろん、江戸にも出荷されたそうです。
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イッチンを書いた道具
なんだかケーキにクリームで絵を描くときの道具のようですね。
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# by hayatedani | 2007-07-28 20:45 | | Trackback | Comments(3)

台風とイッチン

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お天気悪いです。
こんな日の話題は、やはりインドアの話になりますね。

オートバイで秩父に向かうとき、埼玉県飯能市を通ります。
そこに郷土資料館がありまして、この手の資料館に眼がない私は
ショートツーリングの帰りに立ち寄りました。
飯能には今でも陶芸家が多く、いたるところに「陶芸」の文字を見つけます。
飯能にはその昔、知る人ぞ知る「飯能焼」なるものがありました。
飯能焼はまったくの日常雑器で、それゆえ今では幻の焼物といわれています。

その資料館にあったのです。飯能焼!
初めて見る飯能焼は、それはそれは繊細なイッチンが施されていました。
イッチンとはスポイトのようなもので白化粧土で絵を描く技法です。
それを見た私は、いつか挑戦して見ようと考えておりまして
そして創ってみました。
いやぁ 繊細さとは無縁の絵柄
何しろスポイトを搾り出しながら絵を描くって、バースデーケーキに名前を
入れるくらいに考えておりましたが、とても難しい。
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イッチンを際立たせようと、黒化粧のうえに書きましたが、書いたというより置いた感じ
飯能焼を目指したなどと、決して人に言えない結果となりました。
唐草模様をイッチンで書いている昔の職人さんはすごい!
私は上から飴釉を掛けてごまかしました。

う~ん このボケ具合が良いのだと、自分を納得させて がっくりきました。
飯能に行く機会など無いでしょうが、名栗にキャンプなど出かける機会がありましたら
この飯能焼、ご覧ください。
ちなみに入館料は無料です。
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# by hayatedani | 2007-07-15 17:08 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

ディスコボランテ

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ディスコボランテといえば、車好きの人はアルファロメオを思い出し
バイク好きのひとは、もちろんMVアグスタ
意味は空飛円盤 UFOのこと

この蓋茶碗 円盤みたいでしょう
これをイメージした江戸の陶工は、きっとUFOを…
ではなくて、独楽の回転を想像して描いたのではないでしょうか

染付けの藍色は呉須という天然の酸化コバルトから得られます
呉須の良いところは、濃淡で微妙なグラデーションが表現できるところ
水墨の濃淡で様々なモノトーンの色を出すのに似ています

藍色と白地のコントラストに墨弾きという技法で渦模様をいれています
蓋の高台の中には窯印が堂々と書かれています

どうですか 蹴轆轤を廻しながら呉須をたっぷり含んだ筆で
素焼きの器に藍色の輪線をいれている陶工さんが見えませんか?

その人と会話しているような、そんなひととき
さぁ 食事にしましょうか
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# by hayatedani | 2007-07-07 21:25 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

コレクション

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佐賀県、昔の肥前の国の伊万里津から全国に船積みされたから伊万里焼って言います。
でも実際は伊万里から20キロほど山間に入った有田で焼かれた「有田焼」。

伊万里焼でも江戸時代に作られたものを、古伊万里って呼んでいます。
日本で初めて磁器をつくったのも、ここ 有田の職人たち
染付けやら色絵やら金彩やら!古九谷やら柿右衛門やら鍋島やら
みぃ~んな有田の職人さんが一生懸命つくった器たちです。

福岡に住んでいた頃、有田に幾度となく出かけて
いつの間にやら古伊万里の虜になってしまいました

そんな私のコレクション
古伊万里の蓋茶碗です
時代は文化文政以降の江戸時代後期のものが多いのですが
それでもみんな200年前の有田の職人さんたちが精魂込めてつくったものばかり

でも なぜ蓋茶碗?
勿論この球体からみる絵付けの面白さや、ころんとした形に惹かれての事なんですが
もうひとつ
古伊万里のなかでも、蕎麦猪口や皿などにくらべて
この蓋茶碗、不人気なんです
不人気イコール値段が手ごろ っていうことで、数を集めやすいし
面白い絵柄のものも、まだまだゲットできます
蕎麦猪口で同じ絵柄のものなら、値段は3倍ちがいます

でもね!江戸時代の手仕事のものが安価で手に入る
これはやめられません
陶芸の器の絵付けにも、ずいぶん流用させてもらっています
そんな我家の蓋茶碗、どんどん増殖中!
いつまで集めるの?って家人に聞かれます

わかりませんよ そんなこと

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# by hayatedani | 2007-06-30 19:04 | 古伊万里 | Trackback | Comments(4)

素敵な時間

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入梅はマチガイでしたと気象庁さんがおっしゃっていました。
この天気を見ると む~ん そうでしょう

いつものお山のツーリングコース
この木 けっこうお気に入り
路肩にしっかり根をはって、夏空のお日様を精一杯浴びています。
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いつもの神社で一休み
ここだけ時間が止まっているようです
そこのお神楽舞台の板壁で見つけた落書き
観光地によくある中高生が書いた安易なものとは違います
ちょっと絵心のある人が、さらりと書いたものでしょう
墨で書かれていました。横にはこれまた墨で大正4年の落書きが
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時間が止まって見えました
大正の時代にお神楽の舞台で墨の落書きをした人
平成の時代にそれをデジカメで写している私
そしてそこには素敵な時間がながれていました。
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# by hayatedani | 2007-06-23 21:25 | 風景・建物 | Trackback | Comments(3)

入梅の晴天

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たしかぁ 入梅しましたよねぇ 先週
こんなに晴れてよいのでしょうか
それも雲ひとつありません(少しはありました すいません)
それでも本格的な入梅前の晴天は有効に使わねばと
そう バイクで走りまわってきました
写真は秩父の蕎麦畑
白い花が真っ盛り
この花が実を結んで 美味しい蕎麦になってくれるのです
奥秩父は今、いたるところでこの蕎麦の花が見られます
秩父といえば羊山公園の芝桜が有名ですが
蕎麦の花も見事ですよ
花見のあとは美味しいお蕎麦をいただきます
これって 二度美味しいってこと?
いかがですか 今月いっぱいが見ごろでしょう きっと
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# by hayatedani | 2007-06-16 19:37 | 風景・建物 | Trackback | Comments(9)

紅葉模様のT

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篆刻教室の吉永先生とのコラボ
陶印の第2弾が出来上がりました
形は前作と同じですが、今回の意匠は紅葉を描きました
今の季節感に乏しい作品となってしまいましたが
前作と同じく、富本風の色絵付けを施し
なかなか かわいらしい陶印となったと思います
縦長の陶印は染付けで飛揚する千鳥を描き、赤絵の線描きを施しました
こちらもなかなか愛らしい作品
ちなみに印字は『空華」
うわぁ!絵付けと合ってるじゃないですか
(ホントは華という字が読めなくて意味が解らなかったのです)
先生にも喜んでいただいて よかったよかった

今度篆刻が上手くなったら
自分で印字して 陶印を作ろうかなぁ 
いつになるのかなぁ
……
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# by hayatedani | 2007-06-10 22:16 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(3)

絵唐津!

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春の登り窯のために創っていた唐津向付け
削りの段階までこのブログに紹介していましたが
出来上がってまいりました
出来は? う~ん 第一印象で目に入ってきたのが釉切れ
アレだけ念入りに考えてつくったのに 何で?って すこしへこみました
でも この釉切れ なかなか器としての景色になっています
教室の大先生も 出来としてはなかなかとのお言葉
そういわれると なんだか良く見えてくるのが私の軽薄なところ
秋の登り窯もがんばろうって そんな気にもなります

面白いのは まったく同じ土と釉薬(今回は透明釉)なのに
窯のなかに置かれた場所によって、酸化と還元の焼き上がりに分かれました
茶色い器が酸化焼成 グレーの器が還元炎で焼かれた器です
不思議ですねぇ すぐそばに並んで置かれたはずなんですけれど

これが薪窯の面白いところ 灰色の還元焼成の器も なかなか唐津っぽくて気に入りました
次回は唐津の大皿に挑戦か
乞うご期待!
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# by hayatedani | 2007-05-28 00:21 | 陶芸 | Trackback | Comments(3)

会津西街道・大内宿

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春のツーリング
今回の行き先は 福島県会津若松の芦ノ牧温泉を目指しました
生憎の曇り空 雨もぱらつきます
それでも一応観光もしました
宿に向かう途中にある宿場町(だったところ)が大内宿です
なんでも明治までは会津から西に向かう街道筋にある宿場町として
おおいに賑わったところとのこと
いまでも古民家の集落が保存されています
そのほとんどがお土産やとお蕎麦やになっていますが
これは川越の古い町並みと同様に、こうしなければ維持していくのが
難しいからなのだと思います
それでも40軒からの茅葺の古民家が立ち並ぶ姿は、圧巻です
戊辰戦争の際には官軍の通り道だったそうで、この後に白虎隊の悲劇が
おこったのでしょうか

ここで栃餅を食べましたが、オヤジ6人が栃餅を食らう姿
絵になりませんねぇ

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# by hayatedani | 2007-05-20 23:22 | 風景・建物 | Trackback | Comments(5)

リベンジその後


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窓絵が潰れてしまった、黒飴釉窓絵擂鉢
リベンジを誓って、潰れてしまった窓絵の上絵で赤丸文を描き
その中に篆書体で文字を入れたのは、前回ご報告のとおり
出来上がってきました その擂鉢
残念ながら下地が白くなかったので、赤くは発色しなかったのですが
柿釉風の色あいに仕上がりました
いかがでしょうか
下手の誤魔化しもまあまあ上手くいった! というところでしょうか
失敗も成功の母 この教訓を次回に生かします

それはそうと 書いた篆書文字を見て 書いた本人がなんて書いたか
忘れて解らない文字があることが問題…。
ボケがいよいよ?!!
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# by hayatedani | 2007-05-13 21:51 | 陶芸 | Trackback | Comments(6)