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<   2018年 11月 ( 7 )   > この月の画像一覧

季節もの

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寒くなりました
我家ではちょっと前までリビングに扇風機が出ていましたが
さすがに、ここ数日の寒さでお役御免になりました

そして 今年もアラジンの季節となりました
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今日アラジンを物置から出してきて、雑巾で埃や煤を拭き取りました
灯油は昨年使って入れっぱなしのものですが、
ファンヒーターと違って少々古い灯油でも故障することは無いでしょう
そこがアナログストーブの良いところ

ストーブの芯を繰り出して、ライターで火をつけると
いつものブルーフレームが現れました

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アラジンを焚いたら、上に乗せるのは鉄瓶
龍文堂の鉄瓶です
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龍文堂は江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋です
南部鉄瓶と違って、京鉄瓶は真鍮製の蓋を使っています
通常は、この蓋の裏側に「龍文堂」と彫り込んでいる場合が多いのですが
(いかにも後で彫り込んだ感ミエミエの、なんちゃって龍文堂も多い)
この鉄瓶には胴体の部分にも龍文堂の刻印があります

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夏目漱石の「吾輩は猫である」の文中に、このような一節があります。
「この様な時には龍文堂の松風の音を聞いて茶を喫するが、最高の贅沢」と
松風とは鉄瓶の湯が沸いたときの音色をいいます

我家にも最高の贅沢の季節がやってきました

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by hayatedani | 2018-11-24 22:54 | 古いもの | Trackback | Comments(0)

粋な古伊万里

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最近、陶磁器関係の企画展が少なくて、少しフラストレーションが溜まっていて
ネットでいろいろ探していたら、どうやら隣町の市営美術館で古伊万里の企画展が開催されているらしい
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家から車で20分。地下の駐車場にいれて、2階に上がれば美術館に到着です
出し物は「粋な古伊万里」展

初期伊万里もいくつかありましたが、主に江戸中後期の伊万里が多い展示だった
家にあるような古伊万里もいくつか展示品の中に見つけることが出来て、
見ながら「持ってる持ってる!」って
ちょっと嬉しい

都内の美術館の企画展では、鍋島や柿右衛門、古九谷などが表に出て
江戸後期の伊万里など展示の中心になりえないのですが、
私にとっては身近な江戸後期伊万里の企画展は、親近感があって
なかなか良いものです
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ここからは最近買いためた伊万里のご紹介

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秋草が繊細に描かれた、江戸中期の蓋茶碗
不思議な網目模様の丸いものが秋草の隣に書かれていますが
これはなんでしょうか

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江戸中期の染付は、盛期伊万里に比べれば大したことないのですが
丁寧な絵付けに好感が持てます


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江戸後期の松竹梅が描かれた蓋茶碗です

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この茶碗の面白いところは、部分的に描かれた市松模様です
基本的には松竹梅模様なのですが、この市松模様は何か天幕のようなものを表現しているのでしょうか


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見込みには「宣徳年製」の追銘があります


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広東椀形の蓋茶碗です
絵柄は楽器の「つつみ」です
ちょっと大きめの器です
直径13センチ
鷹さ9センチ程
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こちらも江戸時代後期の蓋茶碗
氷裂模様に梅花が描かれています
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時代が古いと、氷裂模様ももっと繊細に描かれていますが
江戸後期の絵付けダミの塗り方からして少々荒っぽい

でも、これがなかなか良い味を出しています

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我家の伊万里も、いよいよ収納場所が無くなりつつあります
今日見た美術館の展示みたいに、綺麗に並べればもっと映えるのにと思うのですが

美術館から帰って、我が家の蓋茶碗に積もった埃を拭き取りました
見てくれる人は私以外にはいませんが、伊万里も少し嬉しそうに見えます

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by hayatedani | 2018-11-23 22:31 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

錦模様の季節

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紅葉の季節ですね
昨日の土曜日は、いつもの紅葉スポットにバイクで出かけてきました
麓の紅葉は今一歩でしたが、お気に入りのもみじの木はご覧のとおり見事な錦模様です


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それにしても見事なもみじの木です
渓谷の岸壁にへばりつく様に生えている大きな木です

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古から日本人は秋の紅葉の景色を慈しんできました
それは器の絵付けからもみてとれます

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今日、高幡不動の骨董市で買った4寸の色絵皿です
この皿の絵付けを見たときに、昨日見た紅葉の景色を思い出しました
山に萌える紅葉の木
遠くの山にも赤く萌える紅葉が見えますね

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薄ダミで表現された山と赤い紅葉の景色が描かれています
金彩と赤絵で繊細に描かれた紅葉に、見とれてしまいます

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作行から見て明治・大正頃の平戸焼と思われます
骨董としての価値はそれほどありませんが、この繊細な絵付けが私の琴線に触れました


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この染付で描かれた唐草の描き方が、平戸焼っぽいですね
平戸焼の器を見ると、昔出かけた三川内の皿山を思い浮かべます
この皿もあの地で焼成されたと思うと、なんだか愛おしい
三川内唐子遊楽茶碗


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美しい季節が過ぎていきます


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by hayatedani | 2018-11-18 20:48 | 風景・建物 | Trackback | Comments(0)

MOERIS スモセコ 17石

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MOERIS small second manual wind movement, 17j 1950~60

モーリスの手巻きリストウォッチです
時代は1950年代でしょうか
小さな秒針の窓が可愛い
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ダイヤルのヤケはこの時計が過ごした50年分の時間が創りだしたもの
人工的な装飾では決して出せない景色です

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このダイヤルで面白いところは、偶数時間の配置です 解ります?
10と12と2の数字は外側を向いているのですが、4と6と8は内側を向いています
12と6の配置は不変なのでしょうが、通常だと9と3を縦に配置すると思うのですが

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この時計には古いエクステンションベルトがついていました
最初は皮ベルトに替えようと思っていたのですが、ステンレス製のつくりの良いベルトなので、このまま使おうと思っています
ビンテージ感溢れる雰囲気もなかなかのものです


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つい先日オーバーホールから上がってきましたので、精度も日差30秒以内に収まっています
耳を澄ますとコチコチというロービートの鼓動が聞こえてきます
良い雰囲気にエージングしたMOERISのリストウオッチ
これから私の時間を刻みます

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by hayatedani | 2018-11-17 21:59 | 時計 | Trackback | Comments(0)

国立HISTORICA G.P.

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毎週日曜日に東京国立市にある陶芸教室に通っています
教室が終わって車で帰る道すがら
道沿いの運動公園でなにやらイベントが

ちらっと大好物のヒストリックカーが見えたので、急遽ユーターンして見に出かけました
昔は神宮などで行われた、この手のイベントに随分出かけましたが
国立市のこんな運動場で、このようなイベントが行われているとは知りませんでした

国立HISTORICA G.P.というイベントだそうです
参加車両の一部を撮ってきましたので、少しご紹介します

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Austin Healey Sprite Mk1(UK)
愛嬌のあるフロントマスクでしょう
日本では「かに目」、外国ではフロッグアイと
呼ばれています

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アーモンドグリーンのボディーカラーも素敵です

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イタリアのランチア フルビア
バリバリのラリーカー仕様です

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こちらはべーシックなノーマル仕様のフルビアです
普段使いならこちらかな
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フルビアのインパネはイタリアン家具のような木製です
レーシーなハンドルとのコンビネーションも秀逸
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ロータス エラン(UK)
ユーノスロードスターが見本とした車です
ボディーはFRPで軽量化を図っています

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リトラクタブルライトもユーノスっぽい

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フェラーリの創業者 エンツォ・フェラーリの長男で1956年に夭折した
アルフレード・フェラーリ(愛称:ディーノ)の名を持つ名車
フェラーリ・ディーノ

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美しい造形美
イタリアの職人技

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ロールスロイスですよね
クジラの様に大きな車体
自分で乗る車じゃないですね

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ジャガーEタイプですね
世界一美しい車
ロングノーズの2シーター

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オースティンヒーレー3000(UK)
オースティン製直列6気筒2912ccを積む名車「3000」シリーズ

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MGです
車名は解りませんが

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BMW2002 Turbo
フロントスポイラーとオーバーフェンダーで武装したマルニのターボです
海外仕様はオーバーフェンダーがビス止めでしたが、国内では認められず
オーバーフェンダーをたたき出しで作成されました
この車は滑らかなフェンダーで、国内正規車だと思います

実は若かりし頃、ワンキャブのべーシックな2002を所有していました
6年程過ごしましたが、最後はエンジンがかからなくなって街の中古車屋に売却しましたが
2002は私にとって思い出の車なんです

久しぶりに間近で見るマルニは、やっぱり素敵です
昔の恋人に偶然街で出会ったような気持です

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偶然出くわしたイベントに、すっかり楽しませていただきました
いつかはこのようなイベントに参加できるように、お気に入りのヒストリックカーを持ちたいと思っています
何時かって言っても、それほど将来があるわけでもないのですが


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最後の写真はボルボです


by hayatedani | 2018-11-11 22:42 | オートバイ・自転車・クルマ | Trackback | Comments(4)

心動かず

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午前中は休日出勤でした
久しぶりの晴れ間なのに、少々気が重い

午前中に終わるとはいえ、午後は篆刻教室の予定
一度帰って篆刻道具をもって、急いで出かけなければならない

今創っているのが「不動心」
印稿は出来上がっていて、先生の補筆もしっかり受けて
印面に写し描きました
これを「布字」といいます

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布字を行った印面
右が印稿なんですが、何か違うと思いませんか?
印面には印稿の文字を逆に描いています

何しろ篆刻と言っても「ハンコ」を作っているのですから、当然といえばとうぜん
逆字を印面に写すやり方はいろいろあるのですが、篆刻の達人は印稿を見ながら逆字で印面に描けるようです
私は達人ではないので、印稿をパソコンに取り込んで反転させて、逆字の印稿をつくります
印面と逆字印稿には罫線を引いて、おおよその位置を確認しながら布字を行っていきます

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2時間の篆刻教室で、ここまで刻りました
残りは家に帰ってから

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家に帰って、せっかく手が慣れているうちに刻ってしまおうと、残りを手がけました
ほんの1時間ほどで残り半分を刻り終えました
やっぱり手が覚えていた

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こんな感じです
来月の篆刻教室で先生の補刀をいただいて、完成させます


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来年の2月ごろに、吉永隆山先生の社中展が予定されています
そのためには年内までに作品として完成させなければなりません
ここまで刻っていれば、なんとか完成まで持ち込めそうです

6センチ角の青田石で創っています
上手く出来ているのでしょうか


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by hayatedani | 2018-11-10 22:41 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

鼠志野完成!~登り窯焼成

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秋の登り窯焼成のために創っていた器
今回は鼠志野の向付を5客創っていました
10月27日、窯出しがあったのですが、私、バイクのツーリングに出かけていて立ち会えず
今日陶芸教室で受け取りました
前回までの記事はコチラ 鼠志野準備完了
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完全な鼠色にはなりませんでしたが、酸化鉄の上にかかった志野釉が全体に良い塩梅に鼠色に窯変しています
白い部分は酸化鉄を塗り残して鉄絵を描いていますが、薄ら赤みを帯びているのが解りますか
これは志野釉の下に紅志野釉をかけているからで、色味の隠し味。狙い通りの焼き上がりです

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薄のたなびく秋空に千鳥の群れが飛んでいく

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こちらは蓮の葉模様
花も小さく咲かせていますが、ちょっとはっきりしません

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こちらは草木図の意匠
酸化鉄を書き落とした白い草木と、鉄絵の茶色の草木のコントラスト

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鼠志野薄千鳥文向付
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鼠志野蓮文向付
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鼠志野草木文向付
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鼠志野梅花飛鳥文向付
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鼠志野柳文向付
ちょっと枝の部分が不鮮明になってしまいました
酸化鉄の削りが足らなかった
でも、4客の図柄を削って疲れ切って
最後の柳文、削る気力が足らなかった?
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私の窯印
柳の木を模った印です

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お気に入りの図柄3客です
直径17センチ、高さ4.5㎝程
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今回の登り窯焼成
なかなか上手く焼き上がったのではないでしょうか
要所要所ごまかし誤魔化し創り上げましたが、やっとその苦労が実った?(大した苦労はしていませんが)

やっぱり薪の炎で焼かれた器は良いですね
カリッと焼き上がった器は、指ではじくと高い音がします
さて、次は何を創りましょうか

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by hayatedani | 2018-11-04 21:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)