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上司はアーティスティック

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実は私の上司はとってもアーティスティックなかた
始終美術関係の資料を持ち歩き、訪れた美術館は数知れず

そんなT氏から 今六本木の新国立美術館で開催されている企画展に
作品を出品されたとの話を聞いた

「日本アンデパンダン展」

アンデパンダン?聞きなれないコトバである

アンデパンダン展とは
フランスのパリで1884年以降開催されている無鑑査・無褒章・自由出品の美術展の名称。
サロン・デ・ザルティスト・ザンデパンダンやサロン・デ・ザンデパンダンとも呼ばれている。

アンリ・ルソー、ゴッホ、ロートレック、セザンヌ、マティス等もしばしば出品するなど、印象派より
若い世代の画家の多くがこの展覧会と関連し、20世紀の初めまで重要な美術動向の舞台となったとのこと。     1946年に日本美術会が設立され、民主的立場に立った日本アンデパンダン展を開催。
今に至っている。


そんな由緒のある展覧会に出品された作品がこれ

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※キャプションは本人からお聞きしました
kaijin 20-mensou
貝人20面相:伝 
中国東鳳の想像上の貝人で深海の青の世界に棲み
時に地上に現れ、人々の万病を癒すという。

素材は貝殻と端材
エイジングした木箱に流木を誂える
ピカソやモディリアーニの愛したアフリカンアートにも通じる作品です

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koruku-Exodus
Exodus:旧約聖書の出エジプト記
胡盧吁(コルク)たちよ
顎髭の盧人達よ!魔が襲い来るぞ
さあ、雄叫び挙げて未来へ脱出だ

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素材はコルクを加工したもの

こちらも原始芸術を彷彿とさせますね


日本アンデパンダン展は六本木の新国立美術館で4月1日(月)まで開催
私の上司 T氏の作品も展示中です
はたして これをきっかけに第2のアンリルソーになりえるのか?

今後のT氏の活躍から目が離せません!

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by hayatedani | 2013-03-29 21:16 | 美術館 | Trackback | Comments(2)

春 8分

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観測史上2番目の早さ
TVのニュースでは 早まった花見の話題で大盛り上がり

そうなってくると どこかに桜を見に行きたくてウズウズしてくるもので
日本人の多くの人が きっと同じ気持ちだったに違いない

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花粉症のひどい奥様を誘って
国立の桜並木をぶらぶらしてきました

ちなみに 私の花粉症はずっと軽度
ほとんど問題なし

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大学通りの桜並木は 多くの人でごったがいしていましたが
一歩中に入ると 小さなギャラリーや雑貨店が点在しています

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これが欲しいっていうものは それほど無いのですが
器屋さんで沖縄のヤムチンを見たり 作家ものの古伊万里風のそばチョコを見たりで
けっこう楽しめます

それより 町全体がお祭り騒ぎのような雰囲気が妙に楽しい

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少し前には やっと梅が咲いたと喜んでいたのですが
矢継ぎ早に桜が咲き出して もうちょっと楽しみは先にとって置きたかった
そう思いません?

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by hayatedani | 2013-03-24 20:59 | 風景・建物 | Trackback | Comments(2)

Pepper警部は 4cc

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Noritake Art Deco Salt or Pepper Shaker Mask Face Hand Painted 1920s

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フロッピーハットを被って
黒いマスクにチェッカーのタイ
赤い唇は思わせぶりに微笑んで

君は誰?

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大正時代に日本で創られたにしちゃー
ずいぶん奇抜なデザインですなぁ
それもそのはず
デザイナーは外国のお人とか

当時 米国のモリムラブラザーズのセールスマネジャーであったcharles kaiserは
イギリス人デザイナーcyril leighを雇い入れ
1919年から1930年の間に
当時全盛だったアールデコの服飾デザインを参考にして
800点以上のデザインを創作して 日本に送った

Noritakeの優れた技術と 欧米の優れたデザインの融合が
old noritakeを生み出したのです

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アメリカから航空便で送られてきた このフィギュア
包みを開けて 驚いた

なんだか砂のようなものが包みに塗されていて
ずいぶんガサツな送り方だと思ったのですが

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しばらくして 臭いで気が付いた
これ 胡椒じゃあない?

そう この胡椒入れにはしっかり胡椒が入ったままだったのです
底のコルクを抜いてみたら 結構ツンとする臭いともに胡椒がわんさか出てきました

これ まさか米国に輸出された当時
家庭で使われていた胡椒じゃあないですよね
そうだとしたら 90年前の胡椒?

何だかタイムカプセルを開けてしまったような気持ちです

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そしてこちらはフラッパーレディーのSalt and Pepper Shaker
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Wide Eyed Woman-Flapper-ART DECO Petalware Salt & Pepper 1920s

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こちらもフロッピーハットを被った flapper lady
うつろな大きな瞳でこちらを見つめています

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ちょっと 怖可愛いデザインですが
アールデコの面白いSalt & Pepperでしょう
たれ目のladyに思わず魅せられてしまいます

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底には年代もののコルク栓
made in japanのスタンプが押されています

グリーンのラスター彩が目を惹きますね

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90年前に日本で作られ米国に輸出されました
彼の地でどんな人たちの生活を見てきたのでしょう

やっと生まれ故郷に戻ってきました


どうも おつかれさま…

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by hayatedani | 2013-03-16 23:57 | オールドノリタケ | Trackback | Comments(4)

百草の園で

「君ならで誰にか見せむ 梅の花 色をも香をも知る人ぞ知る」(紀友則・古今集)

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今日は朝から百草園に出かけてきました
我が家から車で30分ほどの距離

京王線の百草園駅の近くのコインパーキングに車を止めて
小さな山のてっぺんにある百草園を目指します

途中の坂は斜度30度ほどある 心臓破りの坂道
高齢者にはかなりきつい

でも坂を上りきれば そこは浄土の世界が広がっていました
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「わが園に 梅の花散る ひさかたの
天より雪の 流れ来るかも」
(万葉集 大伴旅人)
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お天気 良かったですね
梅の季節は 今 真っ盛り
あとひと月もすると桜の季節
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by hayatedani | 2013-03-09 21:37 | 風景・建物 | Trackback | Comments(2)

気になる気になる

我が家の食器棚 ↓
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実は私 人の家の食器棚が気になります

お呼ばれした時など リビングに食器棚でもあろうものなら
知らないうちに 目で食器棚の中身を確認している

どんな食器を使っているのか
食器を見ると その家の家族構成やら 料理の好み
和食好きか 洋食好きか
そんなことが ちょっとわかってしまう

でも お呼ばれして 人の家の食器棚の中身をジロジロ見るのって
とても失礼な話で
大っぴらに食器棚が気になります なぁんて言い出すことなどできません


そんな私の欲求不満を 少し解消してくれそうな雑誌を見つけました
天然生活 今月号の特集はズバリ「いとおしい食器棚」
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スタイリストやら作家やら陶芸家などの方たちの食器棚とその中身の紹介です

自分のライフスタイルに一言持っている方たちばかりなので
器の選択にも とても個性が出ています
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エッセイストの檀 太郎さんのダイニングと食器棚
檀さんは あの檀一雄さんの御長男
さすがに料理本まで出したお父さんの御子息
3つの大きな食器棚を使い分けるほどの料理好きとのこと
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でも このような特集で紹介される方たちの好みって
ある程度パターン化した傾向みたいなものがありますね

食器棚は木製の少し古めのもの
器は 基本的には手作りか作家物
陶器と磁器をバランス良く所有
片口なんかが一つあって
漆器とガラスものも ちゃんと使っていますって

そしてアンティークの染付やら北欧ものが必須アイテム…


なんだかこれ 我が家の食器棚の中身とおんなじだぁ
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by hayatedani | 2013-03-06 16:35 | | Trackback | Comments(2)

波のはざまで

撮りためていたTV番組の中で
画家 安藤光雅という人の特集を見た

日曜美術館「画家 安野光雅 「雲中一雁」の旅

安野光雅さん
86才にして『旅の絵本』八作目の日本編に取り組んでおられる元気な姿を拝見した
その最後の場面を見ていたらハットした
こんな景色を器に移せたら面白いなぁってヒラメイた

それがこれ
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江戸時代の伊万里に「青海波」という波の模様があるが
それよりも ずっとユルイ模様
でも その世界観はとても素敵です

さっそく 創っていた茶碗に絵付けを試みました
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土は磁器土
呉須でユルイ波の模様を全体に描きました
なるべく明るい水色に近い青の発色を狙って
少し薄めに描きます
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透明釉をかけ 還元焼成で焼きあがりました

今日はそれに上絵で船を描きました

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黒で輪郭線を描いてから
帆の部分に白を
船の部分に黄色をいれました
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こちらは船の部分に赤を入れています
小さな茶碗の中に広がる大海原
そこに揺られる小舟がドンブラコ


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なんだか自分の人生を見ているようで
少しセツナイ
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by hayatedani | 2013-03-02 19:52 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)