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カテゴリ:古いもの( 15 )

東寺で見つけたモノ

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京都旅行最終日の6月2日に、東寺のガラクタ市に出かけてきました
毎月第一日曜日に開催される東寺のガラクタ市ですが
昨年の12月に出かけた京都旅行の際には、明け方5時に出かけたものの
たいした収穫もなく、ちょっとガッカリしました
今回はガラクタ市らしい、安くてちょっと面白いモノをゲットいたしましたのでご紹介します。

まず、染付の筆筒です。
筆筒というのは、筆立てのこと。
大きさは9㎝×5㎝ほど


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呉須の色から、それほど古いモノではなく、明治大正時代くらいでしょうか
四隅に魚のように見える絵付けは、雨竜という竜ですね。
絵付けは江戸時代の伊万里の絵付けですが、呉須の色は明治大正時代のベロ藍と言われる合成呉須のようです
でも、オール手書きの染付筆筒、お値段、野口英世先生1枚でした


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お次は蓋付向付です
一見すると漆器のような風合いなのですが、実は磁器なのです
錆釉というよりも本当の漆を筆で粗く塗り込めて、模様を高蒔絵のように浮き上がらせたような意匠です



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器の見込みには、染付で亀が描かれています
一見するとこの器も、明治大正時代くらいの京焼かなと思っていましたが、
呉須の色合いを見ると、もう少し時代が上がるような気もします


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梅木が描かれています
錆釉にしては表面の粗さが気になりますね
化粧土を塗っているのでしょうか
梅花は漆絵のような表現です

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蓋を開けると磁器の器だと初めて解る
ここにちょっと魅かれてしまった
直径9㎝×高さ7㎝

お値段5客で野口英世先生1枚でした。
これって買いでしょう やっぱり


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最後はラジオです
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松下電器産業の60年代に発売されたトランジスターラジオ「パナペット」
当時最新のトランジスターラジオですが、実はこのラジオ
昨年、とある美術館で開催された企画展でそのデザイン性に目が止まったラジオなんです
その企画展がコチラ  東京汐留「河井寛次郎展」  「河井寛次郎と陶印の絵付け」

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このラジオ、松下幸之助が河井寛次郎を文化勲章に推薦しようと
使いの者が五条坂の寛次郎邸に出向いた際に、土産で持参したラジオ
実際に送られたのは、同じパナペットでもちょっと仕様が違うようですが
美術館で見たときに、思わず「欲しい」と唸ってしまった

東寺のガラクタ市をうろうろしているときに、若いお兄さんが出店しているスペースで目に留まった
これって河井寛次郎展で見たラジオじゃない?
さっそく購入
こちらもお値段野口先生1枚でした


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大きさはこんな感じ


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古いナショナルのロゴが懐かしい

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パナペット7  カッコイィー
音は一応出ますが、古いラジオなので接点が少しガーガーいいます
でも、60年代の音がします




by hayatedani | 2019-06-22 23:12 | 古いもの | Trackback | Comments(2)

季節もの

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寒くなりました
我家ではちょっと前までリビングに扇風機が出ていましたが
さすがに、ここ数日の寒さでお役御免になりました

そして 今年もアラジンの季節となりました
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今日アラジンを物置から出してきて、雑巾で埃や煤を拭き取りました
灯油は昨年使って入れっぱなしのものですが、
ファンヒーターと違って少々古い灯油でも故障することは無いでしょう
そこがアナログストーブの良いところ

ストーブの芯を繰り出して、ライターで火をつけると
いつものブルーフレームが現れました

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アラジンを焚いたら、上に乗せるのは鉄瓶
龍文堂の鉄瓶です
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龍文堂は江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋です
南部鉄瓶と違って、京鉄瓶は真鍮製の蓋を使っています
通常は、この蓋の裏側に「龍文堂」と彫り込んでいる場合が多いのですが
(いかにも後で彫り込んだ感ミエミエの、なんちゃって龍文堂も多い)
この鉄瓶には胴体の部分にも龍文堂の刻印があります

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夏目漱石の「吾輩は猫である」の文中に、このような一節があります。
「この様な時には龍文堂の松風の音を聞いて茶を喫するが、最高の贅沢」と
松風とは鉄瓶の湯が沸いたときの音色をいいます

我家にも最高の贅沢の季節がやってきました

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by hayatedani | 2018-11-24 22:54 | 古いもの | Trackback | Comments(0)

鉄瓶とアラジンと寒い朝 そして魯山人の陶印

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寒い日曜日の朝
今年初めて アラジンに火を入れました
ほんのりブルーフレームが安定した後で
鉄瓶に水を入れて天板に乗せます

う~ん 良い景色
冬の寒さも これで大丈夫です

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しばらくすると シュンシュンという気持ちの良い音がして
白湯が湧いたことを知らせてくれます


午前中は陶芸教室
今日の作品は
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陶印 北大路魯山人 摸刻「静観」

本歌の印影はこちら
右側の印影を参考にして左の印材を刻りました
これを見ると 字の周りを掘り下げて字を朱色で表現する「朱文」で創られています
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私が創った陶印はこれを白文(字を彫り込んで白く表現する)で作成しました
印材は石なのか陶印なのか どんな形をしているのかも解りませんが
陶印で創るなら 魯山人らしさのある意匠にしたい
そう思いました
そして考えたデザインは
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糸巻き模様の陶印です
魯山人が向付によく使った意匠です
名づけるなら「白磁いとまき文陶印」とでも言いましょうか

少しは魯山人の陶印らしくなったでしょうか
褒めて?
いやいや魯山人のことですから 思いっきり酷評でしょうね きっと
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by hayatedani | 2014-12-14 21:52 | 古いもの | Trackback | Comments(6)

休日の朝のお楽しみ

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寒いこの時期だけのお楽しみがこれ
それも平日の朝は忙しいので
休日の朝だけのお楽しみ

ファンヒーターではなくてアラジン

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少し遅く起きた朝
アラジンの石油ストーブに火を入れる

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火がブルーに変わったら 
お気に入りの鉄瓶で白湯を沸かす


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今日はアンティークの南部鉄瓶
少し大きめで たっぷりお湯が使える

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鉄瓶の側面には 富士のお山と松林の模様
東北のどこかの囲炉裏で 何十年も使われてきた風格を感じる
鉄瓶の内側には積年の使用によってできた 湯垢が綺麗についている
これが錆を抑え 湯を美味しくするのです
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茶道の釜や鉄瓶の湯が沸くときの音を「松濤」というそうです
そのシュンシュンという音を 松の梢を渡る風の音や波の音にたとえた呼び方とか

さぁ お湯が沸きました
熱いお茶をいただく前に 白湯をコップに入れてゆっくり飲むと
体の中がほんのり温まって 体が目覚めてくるのが解ります

 今日も素敵な一日になりそうです

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by hayatedani | 2014-01-25 23:10 | 古いもの | Trackback | Comments(8)

東京蚤の市

第3回 東京蚤の市 at 京王閣

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東京蚤の市というイベントがあることを知ったのは 昨年の秋
同じ陶芸教室のお仲間から聞いて
行きたい 行きたいと思っていました

今日やっと実現!

東京蚤の市


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開催場所は 京王線の京王多摩川駅
京王閣という競輪場です

11時開催で 着いたのは11時45分くらいだったのですが
もうすでに入口から200メートルくらいの行列ができていました

駐車場待ちのくるまの列もあり
車での来場はほぼ無理ですね

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ワーゲンバスもお出迎え

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どちらかというと 和ものより西洋骨董が中心の出店
いつも出かける「骨董市」とは出店している業者さんが違って
見て回るだけでも とっても面白い
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取っ手金具のお店
洋物中心 和物もちょっと
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Jacqueline Kennedy ?
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この手のカトラリーも使ってみたい気はするのですが
なかなか思い切れません
磨くと綺麗になるのかなぁ
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ここだけ見ると パリのクリニャンクールの蚤の市のようでしょう  行ったことないけど
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2CVが似合いますねぇ
この車はランチを売っていました
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木工のお店
ここでレターラックを買いました
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ソ連時代のロシアの絵本を買いました
ちょっと難アリですが 中の絵が可愛いのでバラシテ額にいれても 面白い
1冊300円なり
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天気も まぁまぁ
会場全体がお祭り気分のようで 楽しかった
でも 少し人が多すぎるかな

案外3時ごろに入場するのも 人が少なくて良いかもしれない
商品は あらから無いんでしょうけど
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東京蚤の市は明日26日まで
興味のあるかたは ぜひ!
by hayatedani | 2013-05-25 18:31 | 古いもの | Trackback | Comments(4)

白鳥の湖で

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EDWARD MARSHALL BOEHM STUDIOS
- AMERICAN BALLET THEATER "SWAN LAKE" FIGURINE

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最近 Old Noritakeに興味が出てくると
海外のオークションが気になってきた

もとから米国に明治大正期に輸出されたOld Noritakeは
古伊万里と違って、地方のお蔵に収蔵され 日本国内に残っていたものではなく
彼の地にしかありません

ということは アメリカにはきっと日本国内では高くて手が出ないものが
ゴロゴロしていて とっても安価で手に入るはず
そんな助平心で海外のネットオークション E-Bayをウロウロしています

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そのE-Bayで見つけたのがこれ
エドワード・マーシャル・ビームスタジオというところで作られた
バレリーナのフィギュアです

あまりバレーに興味のあるほうでは無いのですが
白鳥の湖の一場面なのでしょう
繊細な指のつくりや、盛り上がった筋肉の隆起など
なかなかの出来に 思わず衝動買いしてしまいました

しかしまぁ 無駄使いのアイテムが一つ増えてしまったようで
家のリビングには あまり似つかわしくないフィギュア
伊万里の茶碗の隣に バレリーナのフィギュアもないでしょう
そんな感じです

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ところでE-BayでのOld Noritakeの出品状況ですが
そんなに思ったほど豊富にものがある ということでもなく
deco ladyのアイテムなどはやはり高額で出品数も限られています

また時差の関係で、落札時間が昼間なのでなかなかタイムリーに入札できないのが辛いところ
送料がそれなりにかかることもネックです

それでもシコシコ マウスを動かしながら
まだ見ぬお宝探しは続きます
by hayatedani | 2013-02-16 18:03 | 古いもの | Trackback | Comments(4)

noritakeコーナーとステンドグラス

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日本の和陶磁器が一番と
そう思い続けて いままで来たのですが…

その結果
我家は古伊万里と唐津や志野など
純和風の陶磁器を部屋中に飾った 道具屋のようになっていたのです
しかし

昨年見た old noritakeのラスター彩が目に焼き付いてしまい
興味が変わった  というよりも興味の対象が一つ増えてしまった
別の言い方をすれば 無駄使いのアイテムが増えてしまったというべきか

そんなことで、最近我家にはold noritakeが増殖中
ついに専用のキャビネットまで買い揃えてしまう事態に

そのキャビネットを置く壁に、なにか飾ろうと思いたったのが
アンティークのステンドグラス

アンティークハウス ポートベロというお店から買ってしまいました

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送られてきた状態がこれ
ステンドグラスに新しい木枠がとりつけられています
このままの状態で飾ってみたのですが

やはり少し浮いてしまいますね
ということで 得意のエイジングで木枠に古色を付けてみました

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いつものように 薄い墨液で下色をつけ
今回は欅色のオイルステインをペーパータオルにつけ、磨りこみます
カッターナイフや彫刻刀で傷をつけて
さらにそこに墨液を磨りつけ、長い年月を経てきたような木の風情を出してみました
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どうでしょうか
素人仕事の割には 良い感じに出来上がったように思います

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この写真だけ見ると
けっこう良い雰囲気に見えますが
周りには古伊万里染付の茶碗や皿が わんさか飾られています

こういうのを 「節操が無い」 って言うんでしょうね きっと
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でも 好きなものに囲まれて
とても癒されます

奥様はどうか解りませんがねぇ

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by hayatedani | 2013-01-12 22:45 | 古いもの | Trackback | Comments(4)

錆びる美

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鉄は呼吸している

呼吸しながら ながい時間とともに育っていく

鉄は錆びるもの

育ちながら錆び

錆ながら育つ

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南部鉄瓶は生活の道具

武骨で朴訥

東北人の顔をしている

囲炉裏の上の自在鉤でつるされている姿がよく似合う

囲炉裏にあたる お爺ちゃん お婆ちゃんの姿が目に浮かぶ

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富士山と松林の彫りが美しい

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南部の鉄瓶は 蓋も鉄

とことん生活の道具に徹している


それに比べて 京都 龍文堂の鉄瓶は銅蓋を設う

銅蓋の造形美も素晴らしい

雅な京の煎茶文化が 鉄瓶の形を創っているのです
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鉄の魅力は 肌合いと鉄味の美しさにある

その潤い

深くて黒い鉄色の魅力
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丸みを帯びた その造形も愛らしい

その瓶形を掌で包み

その形を直に感じる

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銅蓋も長い年月が 模様を描き出す

誰が創ったものでもない 自然が創った模様

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鉄は生きている

鉄は錆びるからこそ美しい
by hayatedani | 2012-08-25 22:57 | 古いもの | Trackback | Comments(8)

今日のお目立て

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さて これは何でしょう?

ちょっと見は 絵画のようでもあり

良く見ると 切り抜きの部分が散見されますが…


いつもの骨董市で買いました

今回はあまりめぼしい物も無く

帰ろうかなぁ って思ったときに見つけました


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もうお解りでしょう

これは 着物を染める時に使う型紙ですね

幾度も染料を磨りこめられ ちょっと不思議な色合いになりました

このような色合いにするために、色を磨りこんだ訳ではなく

何度も色を磨りこんだら こんな色合いになった ということ

なんの作為も無く ただ着物を決められたように染め上げるために使われた型紙

作為の無さが創った色彩に すこし感動です

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切り抜かれた模様に 裏から千代紙を貼っても面白いかも

この型紙 

一枚百円でした

100円でこれだけ想像をかき立てられるモノ

なかなかありませんよ
by hayatedani | 2012-06-17 22:28 | 古いもの | Trackback | Comments(2)

事始めは

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2012年の事始め 
またまた古い飾り棚が我家にやってきた

長男の独立で、空いた部屋が私のささやかな書斎になり
デスクを入れて、棚を設え
そして 今日古い木製の飾棚が福島県からやってきました
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長年人の手で使われ続けた天板の景色
この木がとろとろになった味が素晴らしい

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この飾り棚、思ったより程度は悪くなかったので
水拭きをおこなったあと、簡単な補修だけで済みました

私の古い木製家具の補修アイテム
色付ニスと百均で買った墨液  これだけ

下地が見えるような傷には、全体的に墨液を磨りこませて
全体の色調を整えます
そして乾燥後、色付ニスを布につけて
拭き漆の要領で塗っていく

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そして 出来上がり

照りをおさえた半艶消しの状態がベストです
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さっそく伊万里の茶碗を入れてみました
今までしまいこんでいた茶碗達をお披露目しました
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私の部屋は書斎でしたっけ?
これではコレクションルームですね

今年も変わらず、こんな毎日が続きそうです
でも こんな平凡な日常が理想です

今年も皆さん よろしくお願いしますね
by hayatedani | 2012-01-07 22:23 | 古いもの | Trackback | Comments(8)