カテゴリ:美術館( 48 )

粋な古伊万里

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最近、陶磁器関係の企画展が少なくて、少しフラストレーションが溜まっていて
ネットでいろいろ探していたら、どうやら隣町の市営美術館で古伊万里の企画展が開催されているらしい
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家から車で20分。地下の駐車場にいれて、2階に上がれば美術館に到着です
出し物は「粋な古伊万里」展

初期伊万里もいくつかありましたが、主に江戸中後期の伊万里が多い展示だった
家にあるような古伊万里もいくつか展示品の中に見つけることが出来て、
見ながら「持ってる持ってる!」って
ちょっと嬉しい

都内の美術館の企画展では、鍋島や柿右衛門、古九谷などが表に出て
江戸後期の伊万里など展示の中心になりえないのですが、
私にとっては身近な江戸後期伊万里の企画展は、親近感があって
なかなか良いものです
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ここからは最近買いためた伊万里のご紹介

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秋草が繊細に描かれた、江戸中期の蓋茶碗
不思議な網目模様の丸いものが秋草の隣に書かれていますが
これはなんでしょうか

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江戸中期の染付は、盛期伊万里に比べれば大したことないのですが
丁寧な絵付けに好感が持てます


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江戸後期の松竹梅が描かれた蓋茶碗です

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この茶碗の面白いところは、部分的に描かれた市松模様です
基本的には松竹梅模様なのですが、この市松模様は何か天幕のようなものを表現しているのでしょうか


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見込みには「宣徳年製」の追銘があります


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広東椀形の蓋茶碗です
絵柄は楽器の「つつみ」です
ちょっと大きめの器です
直径13センチ
鷹さ9センチ程
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こちらも江戸時代後期の蓋茶碗
氷裂模様に梅花が描かれています
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時代が古いと、氷裂模様ももっと繊細に描かれていますが
江戸後期の絵付けダミの塗り方からして少々荒っぽい

でも、これがなかなか良い味を出しています

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我家の伊万里も、いよいよ収納場所が無くなりつつあります
今日見た美術館の展示みたいに、綺麗に並べればもっと映えるのにと思うのですが

美術館から帰って、我が家の蓋茶碗に積もった埃を拭き取りました
見てくれる人は私以外にはいませんが、伊万里も少し嬉しそうに見えます

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by hayatedani | 2018-11-23 22:31 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

河井寛次郎と陶印の絵付け

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土曜日はパナソニック汐留ミュージアムの「河井寛次郎展」に出かけてきました。
河井 寛次郎(かわい かんじろう)
1890年(明治23年)8月24日 - 1966年(昭和41年)11月18日)

柳宗悦や濱田庄司らと民芸運動に深く関わった陶芸家です

男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋で出てくる陶芸家のモデルになっています
実際に京都の河井寛次郎記念館でロケを行っているそうです
ちなみにマドンナはいしだあゆみ

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良いお顔です
歌丸師匠ではありません

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当初は民芸派ということで、民衆の芸術という観点から作品を発表していましたが
戦後は色鮮やかな釉薬を用いた独創的な造形表現を展開しました

う~ん 独創的

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こちらは本当に初期の作品
中国の青磁を模範として作品のようです

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河井寛次郎の愛用品


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この陶箱も初期の作品です
河井寛次郎は京都市陶磁器試験場に入所し、東京高等工業学校の後輩でもある
濱田庄司とともに1万種以上の釉薬の研究や、中国陶磁など過去の陶磁の模倣や研究も行いました


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書の作品も何点か
「眼で聴き 耳で視る」

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パナソニックミュージアムにちなんだこんなモノも
松下幸之助が寛次郎に文化勲章を推薦した際に、寛次郎に送った
当時の最新トランジスターラジオ「パナペット」の同形品です

これ、なかなか素晴らしいデザインで
写真で見るより実物はかなり小さいラジオ
ちょっと所有欲をくすぐります

いま復刻品を売っても、結構商売になりそうなお品です


そして日曜日は陶芸教室
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陶印の上絵付を行ないました
こちらは桜と紅葉の雲錦模様

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前回かけあみを施した染付
華部分に赤絵を落としました

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三つめは乾山風紅葉模様の途中です
来週もうちょっと書き込みたいと思います
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by hayatedani | 2018-07-08 21:42 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

Kan'ei Elegance

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陶芸教室でもらった招待券の企画展
うっかりしてたら今日までと言うことで
六本木のサントリー美術館まで出かけてきました
出し物は「寛永の雅」展です
ポスターのメインに載っているのは野々村仁清の水玉透鉢ですね

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17世紀に江戸幕府が政権を確立した時
平和な世が訪れた寛永年間に開花した文化
「きれい」をキーワードにした雅な世界が広がりました

その時代の代表的なアーティスト
小堀遠州や野々村仁清、狩野探幽の作品をメインにした企画展です

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美術館を出た後、少しブラブラしようと青山に向かいます
途中のホンダのショールームに60年代のビンテージレーシングが展示されていました

ホンダRC149 125cc 1966年
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60年代にホンダがマン島TTレースに参戦したときのマシン
わずか125ccのエンジンながら、シリンダーを5つ有するエンジン
世界に打って出た本田宗一郎の気迫が感じられます

完璧にレストアされたマシンは、まるで今ファクトリーから出てきたみたいな佇まい
レーシングマシンの機能美を感じますね

しかしかっこいいバイクです
こんなカッコのバイクが売り出されたら
即 買いたいですね

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本田を出た後、青山通りを外苑まで歩きました
あのベルコモンズが無くなっていた!
新しくホテルに建て替え中とのこと
時代を感じます
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神宮前三丁目の交差点を信濃町方面へ
途中にあった公園のオブジェ
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青山にあぜ道が!

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右に見えてきたのが新国立競技場の建設現場
設計は隈 研吾
2020年に間に合わせるため奮闘中
タワークレーンが林立していました

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最後は表参道に出ました
まぁ外国人が多い
歩いている人の半分は外国人
外人が行列を作っている最後尾のお店の人が持っている看板にビックリ
「ハリネズミカフェ」の文字
時代は変わりました

毎日新宿まで仕事に行っているからと、都会のことが解っていると思っちゃいけません
たまには原宿や青山や渋谷に出かけなければ
化石になってしまう


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by hayatedani | 2018-04-08 16:11 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

春だから~色絵 Japan Cute

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3月に入って、随分暖かくなってきました
今日は美術館巡りに出かけてきました
まずは出光美術館で開催中の「色絵~Japan Cute]です
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ポスターは「かわいい」系で 若干の軽薄さを感じますが
内容は素晴らしかった

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天気が良いので東京駅から丸の内を抜けて
有楽町の出光美術館までぶらぶら歩きました
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この企画展、日本の代表的な色絵陶磁器が目白押し
鍋島藩窯から柿右衛門、尾形乾山をはじめとした京焼
なかでも青手古九谷の大皿、それも名品が数多く出品されていたのには感激
古九谷の、あの魂を揺さぶられるような青手大皿は、個人的には世界で最も
芸術性を感じられる陶磁器だと思います

古陶磁の出品が多かったその中で、近代色絵の第一人者
板谷波山や富本憲吉の色絵作品がとても新鮮で輝いて見えました

そして有楽町から電車を乗り継ぎ飯田橋へ
飯田橋から靖国神社を抜けて北の丸公園の東京国立近代美術館へ
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靖国神社の大鳥居の前を抜けて
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九段下の上りと下り

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北の丸公園の端っこにある東京国立近代美術館工芸館
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「名工の明治」展
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世界博覧会などで世界中を驚愕させた日本の鋳金作品をはじめとした
明治の名工作品の展示会です

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衣装人形の第一人者、人間国宝の平田郷陽の名作「桜梅の少将」
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超絶技巧の亀の鋳金作品。右は浜田庄司の角皿

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鋳金家 鈴木長吉の作品「12の鷹」
金・銀・銅・赤銅などを使って、本物と見紛うばかりの鋳金作品です

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この鷹が12羽揃う姿は圧巻です


そして最後は日本民芸館に出かけました
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お題は「棟方志功と柳宗悦」展

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版画家としてあまりにも高名な「棟方志功」の作品と
民芸運動の中心人物、柳宗悦との交流を証明する当時の手紙などを展示

いつもこの美術館にくると思うのですが
戦争で残ったこの木造の美術館に入ると
その空気感にとても癒されます
この建物には当時の民芸運動で活躍した巨匠たちの息吹を感じることが出来ます

2階の長椅子に座って志功さんの版画を見ていると
柳宗悦と棟方志功のやり取りが聞こえてくるようです
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実はこの日本民芸館の展示が一番入場者数が多かった
あらためて棟方志功さんの人気が計り知れます
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お天気も良く、好きな美術館を3つはしごしました
ちょっと疲れたけれど、やっぱりArtは素晴らしい!

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by hayatedani | 2018-03-03 23:34 | 美術館 | Trackback | Comments(2)

Tokyo Art Walk

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The National Museum of Modern Art

美術館に無性に行きたくなる時ってありませんか
無いかなぁ
私だけでしょうか

陶芸教室でいただいた招待券で
都内の美術館巡りと街歩きに出かけてきました

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まずは東西線で竹橋まで
東京国立近代美術館工芸館です

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日本の工芸…自然を愛でる です
自然を題材にした日本工芸の美
どの作品も美と詩情を結び付けた最高の品々でした

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右:三代宮永東山「山中歴日なし」


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左:北大路魯山人「赤呉須湯呑」、右:角偉三郎「 足付へぎ板盤」


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左:富本憲吉「 色絵金銀彩⽺⻭⽂飾壺」、右:浜田庄司「 柿釉丸紋大平鉢」


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下:富本憲吉「 染付絵変組皿」


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近代美術館のある北の丸公園を抜けて九段下へ
靖国神社で参拝して遊就館でこれを見ました

零式艦上戦闘機52型
通称ゼロ戦です
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コックピットの前面に十字に切った照準器が見えます
この狭い風防のなかで、この照準器で狙いをつけて戦ったんですね

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初めてゼロファイターの実物を見ましたが
けっこうしっかりした造りだったと解りました
でも全体のシルエットは繊細な線を感じます


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この黒いカウリングの中に入っているエンジンは
中島飛行機が創った栄21型 空冷複列星型14気筒
中島飛行機は現在のスバルの前身だった企業です



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靖国神社から見える高層ビルは法政大学ですね
「おお我が母校♫~」

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市ヶ谷からJRで渋谷、神泉へ
最後は戸栗美術館で伊万里を見ました
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神泉1丁目の様子の良い坂道

古伊万里に見るうわぐすり展です
色絵や青磁を中心とした展示でした
いつもの様に静かな環境で、一級品の伊万里を堪能しました
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今日も楽しかった
美術館で一級の作品を見ると
とても良い刺激になります

こんなに繊細にはとても表現できませんが、
このような作品の雰囲気だけでも近づけたらと思っています

明日は陶芸教室
少し頑張ってみようかな
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by hayatedani | 2018-01-20 23:58 | 美術館 | Trackback | Comments(2)

江戸の琳派芸術

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出光美術館で開催中の「江戸の琳派芸術」展を見に行きました。

琳派とは俵屋宗達を祖とするデザイン流派で
いわゆる狩野派などの家元制で繋がった美術流派とは違い
後の時代に活躍した尾形光琳や酒井抱一などの絵師が、その作風に魅せられて
自分達の創作に取り込み、あたかも家元の作風が受け継がれていったような
作品が創造されていきました。

17世紀に京都で生まれた琳派は、19世紀になり酒井抱一らの手により
江戸で再度花開きました。
今回の展覧会はその酒井抱一と一番弟子の鈴木其一の作品をテーマとした
江戸琳派芸術の企画展です。

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四季花木図屏風 鈴木其一

何しろ色彩と筆さばきが素晴らしい
よく、なんでも鑑定団の鑑定士が
絵具の発色のことを批評しますが、当時の最高級の岩絵の具の発色は
今、まさに描かれたばかりのような美しさです

また、枝ぶりなどの筆さばきは、どこを見ても一点の手抜きもありません
私が陶芸で描くためらい筆の枝ぶりとは、まったく違います(アタリマエ)

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風神雷神図屏風 酒井抱一

この風神雷神図屏風を江戸初期に描いたのが俵屋宗達
そして江戸中期に尾形光琳がリスペクトして同じ構図の
風神雷神図を描き、江戸後期にはそれに倣って酒井抱一が
描きました

同じ家元でもない3人が、江戸時代を通じて同じ構図に挑んだ作品。
これが琳派芸術の妙技


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十二ヵ月花鳥図貼付屏風 酒井抱一

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蔬菜群虫図 鈴木其一

もはや京都琳派の模倣から離れ、自らの感性で作品を創造した鈴木其一
とてもシンプルで
とても美しい

いつものように、陶器以外の企画展にはあまり期待して出かけないのですが
今回の展覧会も恐れ入りました
こんなに美しい色と表現
魂が揺さぶられるような作品に感動しました

あらためて江戸絵画のすごさを思い知らされた
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by hayatedani | 2017-09-30 21:49 | 美術館 | Trackback | Comments(2)

梅雨はあけたか!

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美術館に行きたい!って
定期的に思いが募る

今日は3連休の初日です
朝から夏の日射しが照り付けていた
さあぁ 出かけるぞぉ

中央線に乗り、吉祥寺で井の頭線に乗り換えて神泉まで
伊万里を見に戸栗美術館へ
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戸栗美術館は古伊万里の収集展示では一級の美術館
でも 何度も出かけているので何が置いてあるのか ちょっと想像できてしまうのが難点
だから出かける前の期待度はそれほど大きくないのですが
いつも出かける度に「来てよかった」って思わせる美術館なのです
過去の展示で見たことのある器もあるのですが、初見のキラッと光るいっぴんが2~3点
展示されているのです
戸栗美術館で伊万里のいっぴんを眺めていると
「伊万里って良いなぁ~」っていつも思います

そして戸栗美術館の松濤から歩いて駒場東大前へ向かいます
井の頭線で一駅
散歩がてらに街歩きするのには良い距離です
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途中で旧タイプBMWのオートバイを見つけました
整備の行き届いた現役の旧タイプ
黒に子持ち罫線で白いストライプが手書きで描かれている
よいなぁ 密かに私も欲しいバイクです

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井の頭線の駒場東大前を抜けて、日本民芸館へ
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1936年に開館した木造の本館
1983年に鉄筋コンクリート造の新館を背後に造って、中で合体させているが
本館の入り口でスリッパに履き替えて
最初に感じるのは、この木造の建物の「匂い」
この戦前に建てられた建物自体が美術品なんですね
暑い昼下がり
クーラーなんてありませんが、入り口でしっかりとした作りの
団扇を借りて、扇ぎながら展示品を見て廻ります

雰囲気のある木製の骨組みの展示ケース
黒光りする板張りの床
設えている木製のベンチに座り、富本憲吉やバーナードリーチ
濱田庄司や芹沢銈介の作品を見ていると
この建物の中で柳宗悦を中心とした民芸派の仲間たちの息吹が
聞こえてくるような気がします

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by hayatedani | 2017-07-15 23:46 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

大切なものは…

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GWのはじめ
5月1日と2日は会社の計画年休でお休みでした
ただでさえ混雑するGW期間中、貴重な平日の「休み」を有効活用しようと
奥様と温泉に出かけてきました

その途中に立ち寄ったのが「星の王子さまミュージアム」


作家 サンテグジュぺリの生涯と代表作「星の王子さま」をイメージした
世界で唯一のミュージアムとのこと
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彼は作家になる前は、郵便配送などのパイロットでした
このレプリカは彼が郵便飛行で実際に操縦した愛機だったようです

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頭のハゲ具合はサンテグジュペリ並みかも

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王子が世話をした「わがままな薔薇」

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お土産にマグカップを購入
どちらも星の王子様の場面が描かれています
楕円の口元も変わっていて面白い

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家に持ち帰って気が付きました
この蘭のマークは有田の「香蘭社」が作っているのですね
星の王子様と有田焼
伊万里好きの私としては、ちょっと誇らしげ
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by hayatedani | 2017-05-04 15:32 | 美術館 | Trackback(1) | Comments(0)

春のうららの千住界隈

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風は少々冷たかったのですが
日射しの温もりが感じられた土曜日
美術館を巡ってきました

まずは千住大橋の石洞美術館
古染付展の第三期です
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篆刻教室の吉永先生にいただいたチケットで
古染付を堪能してきました

古染付というのは、中国の景徳鎮でおおよそ17世紀前半(明末清初)に焼かれた磁器
面白いことに中国では全く知られていないで、そのほとんどが日本にあります
景徳鎮ではその破片すらも出土しないということで、その多くが日本の茶人の
注文品だと言われています

今回は第三期の展示ということで
染付だけでなく、天啓赤絵と言われる色絵磁器の優品も展示されており
伊万里のお手本と言われる「古染付」を存分に堪能しました


せっかく千住に来たので
少し千住大橋界隈をぶらつきました

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美術館の裏手にあった橋戸稲荷神社
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このあたりは江戸時代
上流の飯能や秩父、川越などからの物資の継場として大いに栄えたそうです
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この千住大橋で有名な話をひとつ
桜の花咲くころの元禄2年3月27日(新暦1689年5月16日)
松尾芭蕉が江戸深川にあった草庵である採荼庵を出発し隅田川を船で登り、
この千住大橋あたりで下船して矢立の一句(行く春や鳥啼魚の目は泪)を初句とし、
ここから日光街道で草加、日光へ道を取り「おくのほそみち」の紀行が始まった
そんな所縁の場所だそうです
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千住大橋の袂に石碑が立っていました



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千住大橋は江戸時代は木造の橋だったのですが
今はこのような巨大な橋梁となっています
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でも、この橋の川底には、いまでも江戸時代の木造の橋杭が残っているそうです
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千住大橋から南千住まで歩き、JRに乗って北千住へ
そこから千代田線で向かった先は

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根津美術館で開催中の古伊万里染付展
「染付誕生400年」展です
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本展は17世紀にはじまった、いわゆる初期伊万里から
19世紀までの優品伊万里や鍋島などが展示されていました

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石洞美術館で伊万里焼の先生ともいえる「古染付」と言われる中国磁器を
見てきたので、根津美術館の伊万里を見ていると
絵付けなど随分古染付の影響を受けているなと感じられました

石洞美術館のコレクションも決して根津美術館に負けているとは思わないのですが
(個人的には伊万里の見本市のような根津美術館の展示より優れていると思いましたが)
場所柄でしょうか、ガラガラだった石洞美術館にくらべて、外人さんも多く
けっこうな観覧者数にビックリしました
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お天気も良く
好きな磁器をたっぷり堪能出来て、良い休日でした
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by hayatedani | 2017-01-21 23:53 | 美術館 | Trackback | Comments(4)

オートマタを知っていますか

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昨年の話ですが、12月28日に隣町の美術館で開催されている
現代作家のオートマタ展に出かけてきました
イギリスからくり玩具展

オートマタとは、パンフレットのコピーどおり
西洋からくり人形のこと
主に木材や金属を素材に、歯車やふいごを使って手動で
人形が動きます

古くは王侯貴族の愛用品だったものですが、オートマタを創る現代作家も多く
今回の企画展はその第一人者の作品が数多く展示されています




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今回の展示は本来手動で動くオートマタを、モーターのスイッチをつけて
動く様子も見られるようにように設えたもので
そのシュールな動きに、動くアート作品として見ごたえを感じます

年が代わって1月6日に長男夫婦が孫娘をつれて我が家にやってきたおり
仕事で不在の私に代わって奥さんが、このオートマタの企画展を見せてあげたくて、連れて行きました

はたして、動くオートマタを見た孫は大はしゃぎ
ハイテンションで「つぎはこれ」「次はあれ」って
矢継ぎ早のリクエストだったそうです

大人が見ても、2歳半の子供が見ても楽しめるオートマタ展
1月の22日まで開催
アナログでシュールな動きのオートマタ
私ももう一度見に行きます

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by hayatedani | 2017-01-07 14:15 | 美術館 | Trackback | Comments(2)