人気ブログランキング |

織部釉7寸皿完成

f0126896_19072354.jpg
夏休み最後の週末は陶芸教室です
出来上がっていたのは織部釉7寸皿
何だかくすんだ緑色の器に見えますが

単調になり易い織部釉なので、器の見込みに葉模様を卦書きました
濃い発色を狙って、織部の緑釉を二度かけしたのですが、少し濃く発色しすぎたきらいが
なにより、表面を覆った被膜で模様が見えない!

でも、こんな時には裏技があるのです
f0126896_19075023.jpg
陶芸の世界ではオリベ釉の金属被膜を取るには、昔からどんぐりなどを水につけて腐らせた汁に漬けておく
いわゆるトチシブ抜きと言う方法を使っていました

ドングリ効果のほどは解りませんが、現代では希塩酸やクエン酸につけておく方法がとられています
私もこういう時のために、昔 薬局で購入した塩酸を水で薄めて漬け込んでみました

結果は
f0126896_19080390.jpg
効果はどうでしょうか




f0126896_19081334.jpg
卦書いた模様が見えてきました
表面の被膜も取れて、艶がでました
これでだいぶ器らしくなったと思います



f0126896_19082344.jpg
こうやって見ると、やっぱり少し釉薬が濃かったか
でも実物の方がずっと緑色が深くて良い出来です
この後 この7寸皿は我が家の食器棚に収まりました


f0126896_19083505.jpg

# by hayatedani | 2019-08-18 19:49 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

暑い日には美術館へ

台風がぐずぐずしているので 何もしないうちに夏休みが終わってしまいそうです
今日の天気予報は、風は強いのですが 午後から晴れるそうで
やっと出かけられました

まずは駒場にある日本民藝館です
企画展は「食の器」です

日本民藝館は柳宗悦(1889-1961)により1936年に開設されました
「民藝」という新しい美の概念の普及と柳らの民藝運動の本拠地として建てられたそうです
建物は開設当時の木造2階建てが現役として使われています(よく戦災で焼けなかったものです)

建物に入った時の 古い大きな木造家屋の匂いに
専用に設えられた木製の展示棚にも 民藝館らしさを感じます
この建物に入るだけでも価値がある


f0126896_22115132.jpg
入り口は木製の引き戸です
ガラガラ カタンと入ります




f0126896_22131323.jpg


f0126896_22134631.jpg
f0126896_22141303.jpg
今回の企画展は「食の器」
器と言うのは 基本的には食事のための道具と考えれば
この展示は何でもありの器展だといえるかも


f0126896_22145077.jpg
懐石の器
中央に明時代の色絵染付輪花鉢と桃山時代の漆器
角皿は美濃焼の織部草文額皿です

そして夏と言えば涼しげな伊万里染付

f0126896_22151211.jpg

染付八橋文蓋付椀 18世紀
伊万里蓋茶碗のファンとしては、この八橋文(展示は4脚揃い)には目を惹かれました
所有欲もりもりです


f0126896_22153158.jpg
濱田庄司 作  色釉格子文茶器 1928年

このような土瓶や急須も数多く展示されていました
私 実は急須好きなので、色々な窯場で焼成された土瓶や急須、片口など見ごたえがありました


そして日本民藝館を出て、徒歩で松濤まで移動です
駒場東大前から戸栗美術館のある神泉まで歩いて20分ほど
たいした距離ではありませんが、天気予報通り 晴れ間の出たこの季節に汗だらだらです

f0126896_22164695.jpg

戸栗美術館の「青のある暮らし」展
あいも変わらず 戸栗美術館の伊万里は素晴らしい
館内の落ち着いた雰囲気も、ゆっくり伊万里を鑑賞するのにぴったりの場所

良く出かける美術館の一つですが、いつも陶芸教室で招待券をもらって出かけているので
最近はお金を払って見たことが無い
でも、お金を払っても見る価値ありますよ







# by hayatedani | 2019-08-16 23:46 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

日々是好日


夏休みに入って もう4日が過ぎようとしています
バイクでもと思って窓を開けると、殺人的な猛暑が襲ってくる
圧倒的な湿度と暑さ
若い時に出かけたバリ島の空港に降り立った時の空気を思い出した
ここはインドネシアか

このような日は外に出てはいけないと
レンタルビデオショップで映画を借りてきた
前から見ようと思っていた2本


f0126896_20064717.jpg
言わずと知れた希林さんのほぼ遺作と言っても良い作品
原作は森下典子さん
作家が25年間つづけてきた茶道のお話し
「日々是好日~お茶が教えてくれた15のしあわせ」

映画化が決定される前に、原作を読んでいた
実は 茶道はいつも心のどこかで憧れているもののひとつ
習ってみたいと思うのだが、あのお年を召した女性だらけの世界が少し怖い

話のストーリーに際立った話題性は無く、ただ淡々と四季の移ろいの中でお茶の所作が続けられる
その中で主人公が自然の美しさを心で感じながら、成長していく

なにより映像の美しさが際立っている
希林さんをはじめ、他の演者のお茶の所作も美しい
茶道を何十年も行っている人から見たら、いろいろ不作法さも見えてくるのだろうが
少なくとも私には とても素敵に見えた

茶道の何たるかも良くわかっていない私が言うのも何だが
茶道と言うのは お稽古を重ねる度に 水音だったり、風の音だったり 雨の匂いだったりに気が付けるように
自分を自然の一部のように感じられる心を持たせてくれる そんな世界なのかなと思いました

北大路魯山人はこう言っています
ものの真を見んとする時に情実がお供するようでは真の姿は顕われない。
それにつけても美の根源は、自然界が教師であり、お手本であるから
自然界そのものの美の姿に目も心も奪われるように、まず自分を養うべきではないか。

この映画で私の心の琴線が震えた場面は、希林さんが掛け軸の横で佇む場面
まるで桃山の仏画を見ているような映像に震えました

そしてもう一作は
「白バラの祈り~ゾフィー・ショル最後の日々」

f0126896_20071884.jpg
ヒトラー独裁政権下で、国民すべてがヒトラーの意思以外に行動することが許されなかった時代に
“白バラ”と呼ばれた反ナチスを掲げ抵抗運動を行なった学生グループがいた
そのグループの紅一点、ゾフィー・ショルの壮絶な最期を描いた真実の物語。

1943年2月18日、ミュンヘン大学の女学生ゾフィー・ショルは、兄ハンスとともに危険な大学構内での反ナチのビラまきを敢行し、
運悪くゲシュタポに逮捕されてしまう。
ゾフィーは恐怖を押し殺しつつ、毅然とした態度で理路整然と自らの無実を訴え続けるが、わずか4日後に“大逆罪”によって処刑されてしまう

90年代に東ドイツで発見された尋問記録を軸に忠実に再現されたそうですが、彼女はこの時まだ21歳
ナチス政権の人民裁判でも、けっして自分達の正当性を曲げませんでしたが、戦争の大きな波には贖えませんでした

日本ではあまり知られていませんが、ドイツでは有名な女性だそうで
ミュンヘン大学の構内には彼女らのモニュメントが立っているそうです

8月は日本でも終戦記念日の特集がいくつも組まれています
あの大戦で亡くなっていった たくさんの若者たちの御霊は、今の世界を見てどう思っているのでしょう
私達は彼や彼女の分まで しっかり生きているのかな













# by hayatedani | 2019-08-13 21:10 | その他 | Trackback | Comments(4)

いつもの週末の営み

f0126896_20092483.jpg
いつもの週末
日曜日の午前中は陶芸教室です

今日は轆轤引きした鉢に模様を卦書きました
少し乾燥させた粘土の状態で、高台を削り出し
罫書いたのは根菜模様です


f0126896_20093669.jpg
どうですか
大根、人参、蕪を陶芸針で罫書きました
この後素焼きを行って、釉薬をかけます
釉薬は織部の緑釉をかけて、罫書いた根菜模様に釉薬が溜まって模様が現れる予定


そして
家に帰って午後は篆刻の作業です
f0126896_20115380.jpg
今日は創っていた印稿をもとに
印材に布字(字入れ)を行いました
もちろん印ですので、逆字で

「春長好」
印材は青田石の6cm×6cm
次回の篆刻教室で先生からダメ出しをいただきます

そんなこんなの いつもの週末の営みでした


f0126896_20135815.jpg

# by hayatedani | 2019-08-04 20:55 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

梅雨明けですか

f0126896_22425319.jpg
曇天や雨の週末が1か月近く続くと、さすがに気持ちも体も滅入ってきます
やっと今週はと思っていたら、台風の通過で今週もダメっていう予報にガッカリしていましたが
日曜日は昼間だけ梅雨明けを思わせるように晴れ渡り、バイクを綺麗に洗ったあとで近場を走りに行ってきました。

バイクもあまり動かさないと、バッテリーやら空気圧やらがだめになってきて調子を崩します
エンジンも定期的にオイルを回さないと、摩耗が心配
チェーンも錆が浮き始めていて、錆を取ってチェーンオイルを吹き付けました

f0126896_22431027.jpg
八王子ICから中央高速に乗りました
メンテナンスを終えたW650はなかなか快調に走ります
あっという間に法定速度までスピードアップ
15年も乗っていますが、我が愛車に思わずにっこりしてしまう


f0126896_22432940.jpg
f0126896_22434582.jpg
f0126896_22435840.jpg
橋の下を眺めると、こんな光景が


f0126896_22441417.jpg
鮎の友釣りの季節ですね


f0126896_22443036.jpg
f0126896_22444753.jpg
f0126896_22451372.jpg
青々とした稲が美しい


田んぼの中の道の先に、山に向かう何やら不思議の国に繋がっているような道が続いていました
私の好奇心の琴線に響きます
こういう道の先には何かある きっと
f0126896_22452658.jpg

はたして、こんな光景が
f0126896_22453802.jpg
森に入ると空気が変わるのが解りました
木漏れ日が差し込む森の中で、低緑樹の葉が銀色に光っていました
もののけの森って こんなところかな


f0126896_22455091.jpg
神奈川県相川町


f0126896_22460240.jpg
f0126896_22461442.jpg
夏日となった午後
バイクで風を切っていると、それほど暑さを感じませんが
それでも家に帰ってみると、来ていたTシャツは汗を吸ってけっこうぐしゃぐしゃ
シャワーを浴びると、スッキリしました
やっぱり夏場のバイクはツライ
でも気持ちよかった



f0126896_22462840.jpg

# by hayatedani | 2019-07-28 23:22 | オートバイ・自転車・クルマ | Trackback | Comments(0)

Kamo Gojyo in 京都

f0126896_18583436.jpg
雨が続きますね
バイクにも乗りたいのですが、いつ降ってくるか解らないような天気では
なかなか出かける気になりません

こんな時はインドアのお仕事
6月の初めの京都旅行の時に買ったお土産を、ひと手間かけて設えました

まずは竹笹堂で買った手刷りの版画です



f0126896_18585204.jpg
100均で買った木製フレームをエイジングしました
薄くといた墨汁を白木のフレームに擦りつけます
要所には少し濃い目に墨を落とします



f0126896_18590462.jpg
その上からマホガニー色のステインをペーパータオルに落として、擦りつけます
コツは一気に塗り込まないで、少しずつ色味をつける感じ


f0126896_18592743.jpg
どうですか 下地に塗った墨色が効いているでしょう



f0126896_18594750.jpg
内側に入れるボードには、これも100均で買ったお習字用の下敷き 黒いフエルトを両面テープで貼り付けます
白い枠の版画が際立って見えてきました

f0126896_18595863.jpg
こんな感じで出来上がりました

f0126896_19000917.jpg
版画の作家さんは、手刷り木版「竹中木版」の五代目摺師 竹中健司さんの作品です
題材は京都五条の鴨川の風景
青い空と白い雲
鮮やかな色のコントラストで、五条あたりの夏の鴨川界隈が表現されています

ハイコントラストの風景は、実際の景色とは随分違うようですが
何故かこの版画を見ていると、京都の町を思い出してしまいます
また出かけたいなぁって

f0126896_19002100.jpg



そしてもう一題
京都府立植物園に出かけたときに、手作り市に出品されていたドライフラワーです

出品されていたお店は 京都Canon さん

f0126896_19003772.jpg
これも購入したのは中身だけ
どうやって飾ろうかといろいろ考えたのですが
こちらも100均で前に買ってあった、木製のフレームボックスを色付けして納めてみました

ちょっと種類の分からない種?実?のドライフラワーなので
標本っぽい感じで飾ってみたらと思ったのですが
納めて壁に飾ってみると、これがなかな良い雰囲気
とても100均には見えない出来上がりと、自画自賛のわたくしでした


f0126896_19005157.jpg

# by hayatedani | 2019-07-21 20:30 | クラフト | Trackback | Comments(2)

同世代のwristwatch(Smiths Deluxe)

f0126896_13565642.jpg
Smiths Deluxe 1950's





f0126896_13570980.jpg
イギリスで1950年代に創られたスミスのwristwatch デラックス
微妙にグラデーションの異なるツートンダイヤルにアラビア数字のインデックス
6時のところにあるスモールセコンドが良い雰囲気
金張りのケースはところどころ金が薄くなっているところもありますが
醸し出されるビンテージ感は素敵です


f0126896_13572139.jpg
50年代後半生まれの私と、同年代のリストウオッチです
所々の傷や汚れも何だか愛おしい

Deluxeはスミスの上位機種であり、当時の初代オーナーもそれなりの人物だったに違いない
60年経ったいまでも、この時計が持つシックな雰囲気は損なわれていませんね


f0126896_13573290.jpg
ビンテージな道具が好きです
アンティークほど古くなくて、使っていた人の雰囲気が想像できる
そんな道具に魅かれます



f0126896_13574174.jpg
1950年代から60年代にかけて、イギリスで日常に使われていた光景を感じながら
初代オーナーが過ごしていた良い時間を、2019年の極東の日本で、今私が同じように楽しむ

私とオーナーの間には何の関係もありませんが、この時計には先代のオーナーが過ごしてきた時間が凝縮されています
そのうえに私の時間が引き継がれて積み重なる
古い道具が好きかどうかは、そのような時間を楽しめるかどうかだと思います

人の歴史がついた道具を敬遠する人もいますが、私は時間の気配を感じられる こんなビンテージの道具に魅かれます
その時間がこの時計の気品、シックな佇まいを創っているように思います。

f0126896_13575362.jpg
f0126896_13580458.jpg

# by hayatedani | 2019-07-14 14:41 | 時計 | Trackback | Comments(0)

無国籍風7寸皿

f0126896_20060425.jpg
陶芸教室に17年も通っていると、作陶に関するモチベーションがいつも高いとはかぎりません
時には何を創ろうかと、机の前の粘土を練りながらあれこれ考えることも

この皿を創ろうとしたした時もノープラン
磁器土やら志野土やら信楽やらの白系の余り土をMIXしてこねながら、あーだこうだと思いを巡らせました

とりあえずたたら板をつくりお皿でもと、教室にあった石膏の型に押し付けました
大きさは7寸(21~2センチ)程度です

いわゆる手びねりの部類ですから、けっこう厚みをあって歪みもあるお皿
けっして気を抜いて作っている訳ではありませんが、この緩さも良いかなと


f0126896_20062011.jpg
白い土ですので、何となく呉須で絵付けをしようと決めていました

絵付けは華と唐草模様
見込みの中央に私の「柳」印のロゴをいれて、周りは空白にしようと思っていましたが
もうひとひねり考えます

結果 柳マークの周りは空白に
その他は見込みいっぱい呉須で「かけあみ」模様を描きました

和風でもなく洋風でもなく
何か無国籍にも見える染付模様になりました


f0126896_20063573.jpg
口縁には酸化鉄を描き、口紅をつけて器を引き締めます
蔓草のたどたどしい描き方が気になりますが、センスはどうあれ、今まで見たことのない模様になりました

f0126896_20064931.jpg
型で造ったお皿ですので、高台は付け高台で創りました
裏から見ると、模様が無い分歪みが良くわかります

いえいえ 決して手を抜いて創ったわけではありません
少し気を楽にして創ったお皿で
この緩さが味であるとご理解いただけたら

気を楽にした割には目が疲れ切りました
こんなにカケアミ描いたら そりゃそうでしょう

f0126896_20070295.jpg

# by hayatedani | 2019-07-07 21:01 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

雪輪模様の伊万里焼

f0126896_20281998.jpg
古伊万里染付雪輪秋草文7寸皿


f0126896_20285894.jpg
江戸中期の古伊万里7寸皿です
濃淡の染付で雪輪と秋草を描いています

雪輪文は雪の結晶の形から生まれた文様です。
雪輪文の形は六角形の雪の結晶の輪郭を曲線で繋いだもの。
江戸時代からある模様ですが、雪の結晶が六角形と言うのは
江戸の昔から認識されていたようです。

本来冬の模様ですが、江戸時代の庶民の着物「小袖」には涼しさを演出されるために
夏の着物に描かれたりもしたそうです。


f0126896_20291468.jpg
高台内には焼成時の落ち込みを防ぐために使う針支えの跡が4か所見えます
「大明成化年製」の追銘は中国の明時代の磁器をリスペクトしている証
けっしてコピーなどではありません



f0126896_20292661.jpg
雪輪模様の中には薄が描かれていますね
野山の草花をはぐくみ、秋の実りをもたらすには雪溶け水が欠かせません。
豊かな日本の四季と自然の恵みをもたらす雪は、昔からの吉祥文様なのですね。


f0126896_20293861.jpg

# by hayatedani | 2019-06-30 21:23 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)

東寺で見つけたモノ

f0126896_20475392.jpg
京都旅行最終日の6月2日に、東寺のガラクタ市に出かけてきました
毎月第一日曜日に開催される東寺のガラクタ市ですが
昨年の12月に出かけた京都旅行の際には、明け方5時に出かけたものの
たいした収穫もなく、ちょっとガッカリしました
今回はガラクタ市らしい、安くてちょっと面白いモノをゲットいたしましたのでご紹介します。

まず、染付の筆筒です。
筆筒というのは、筆立てのこと。
大きさは9㎝×5㎝ほど


f0126896_20480777.jpg
呉須の色から、それほど古いモノではなく、明治大正時代くらいでしょうか
四隅に魚のように見える絵付けは、雨竜という竜ですね。
絵付けは江戸時代の伊万里の絵付けですが、呉須の色は明治大正時代のベロ藍と言われる合成呉須のようです
でも、オール手書きの染付筆筒、お値段、野口英世先生1枚でした


f0126896_20482885.jpg
f0126896_20484383.jpg
お次は蓋付向付です
一見すると漆器のような風合いなのですが、実は磁器なのです
錆釉というよりも本当の漆を筆で粗く塗り込めて、模様を高蒔絵のように浮き上がらせたような意匠です



f0126896_20485589.jpg
f0126896_20490723.jpg
器の見込みには、染付で亀が描かれています
一見するとこの器も、明治大正時代くらいの京焼かなと思っていましたが、
呉須の色合いを見ると、もう少し時代が上がるような気もします


f0126896_20491854.jpg
f0126896_20493260.jpg
梅木が描かれています
錆釉にしては表面の粗さが気になりますね
化粧土を塗っているのでしょうか
梅花は漆絵のような表現です

f0126896_20494444.jpg
蓋を開けると磁器の器だと初めて解る
ここにちょっと魅かれてしまった
直径9㎝×高さ7㎝

お値段5客で野口英世先生1枚でした。
これって買いでしょう やっぱり


f0126896_20495584.jpg

最後はラジオです
f0126896_20500705.jpg
松下電器産業の60年代に発売されたトランジスターラジオ「パナペット」
当時最新のトランジスターラジオですが、実はこのラジオ
昨年、とある美術館で開催された企画展でそのデザイン性に目が止まったラジオなんです
その企画展がコチラ  東京汐留「河井寛次郎展」  「河井寛次郎と陶印の絵付け」

f0126896_20501856.jpg
このラジオ、松下幸之助が河井寛次郎を文化勲章に推薦しようと
使いの者が五条坂の寛次郎邸に出向いた際に、土産で持参したラジオ
実際に送られたのは、同じパナペットでもちょっと仕様が違うようですが
美術館で見たときに、思わず「欲しい」と唸ってしまった

東寺のガラクタ市をうろうろしているときに、若いお兄さんが出店しているスペースで目に留まった
これって河井寛次郎展で見たラジオじゃない?
さっそく購入
こちらもお値段野口先生1枚でした


f0126896_20502892.jpg
大きさはこんな感じ


f0126896_20503828.jpg
古いナショナルのロゴが懐かしい

f0126896_20504921.jpg
パナペット7  カッコイィー
音は一応出ますが、古いラジオなので接点が少しガーガーいいます
でも、60年代の音がします




# by hayatedani | 2019-06-22 23:12 | 古いもの | Trackback | Comments(2)