染付「剣先文」蓋茶碗
2008年 07月 29日
新しく手に入れた蓋茶碗です。
図柄は剣先文
濃淡の呉須を使い、幾何学文的な意匠を描いています。
なかなか見事なデザインですねぇ
勿論手書きですので、剣先文は一つ一つ微妙に形が違います
でも、それが全体的なデザインになったときには
とってもしっくり決まっています
また、器の形もこのデザインを引き立てている要素のひとつでしょう
通常の器と違って これは蓋があるということ
器のデザインを側面だけでなく、上蓋も含めた「球体」として表現できること
が大きなメリットになっています。
大きさは直径11.2センチ 蓋も含めた高さは8.3センチ
創られた年代は1800年前後の江戸時代後期と思われます。
暑い夏には、伊万里の藍色の染付けが似合いますね
佇まいがなんと涼しげなのでしょう
この器も今日から 「お気に入り」の仲間入りです。
ゴスの濃淡がとてもきれいです。おしゃれな器ですね。