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どうしてお鼻が?

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享保14年(1729年)4月28日 8代将軍徳川吉宗の命により
中国人商人が長崎の港につがいの象を陸揚げしました。
理由は「象が見たい!」 タダそれだけ
雌の象はまもなく体調不良でお亡くなりになりましたが
雄の象は徒歩で(アタリマエか)お江戸に向かったのでした

途中京都に立ち寄り、天皇が「私も像が見たい!」という御言葉により
中御門天皇と霊元上皇にお目通りが許されたのでした
それから江戸に入った象さんは吉宗のお気に入りとなり
かくして 花のお江戸は一大 象さんブームに沸き立ちました

このお茶碗 そのブームに乗っかって、時の商人が有田に発注したものかも
しれません。
なんかユーモラスな象が描かれていますが、有田の陶工が途中 象を見たとは
思えませんので、これは商人がデザイン見本を指示したものでしょう
デザインを描いた人物も、本当に象を見たのか、この図柄をみると信用できませんね

でも このお茶碗を見ていると 当時のお江戸の庶民が象さんに熱狂した
そんな雰囲気が伝わってきます

直径11センチ 高さ6センチ 江戸時代後期の蓋茶碗です

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by hayatedani | 2008-05-30 22:41 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)
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Commented by Michnoski at 2013-05-25 04:08 x
素晴らしい古伊万里のコレクションの数々ですね。
ため息がでます。
この手の象のついた古伊万里を見る度に、なぜ象・・・?と思っていましたが、今謎が解けました。
これからも作陶と収集頑張って(?)ください。
ブログの更新楽しみにしています!
Commented by hayatedani at 2013-05-25 20:54
Michnoskiさん コメントありがとうございます
古伊万里の蓋茶碗は そんなに高いものではないんですけど
あのコロンとした佇まいが好きなんです
作陶 頑張ります
収集は これくらいにしないと

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