台風とイッチン
2007年 07月 15日
お天気悪いです。
こんな日の話題は、やはりインドアの話になりますね。
オートバイで秩父に向かうとき、埼玉県飯能市を通ります。
そこに郷土資料館がありまして、この手の資料館に眼がない私は
ショートツーリングの帰りに立ち寄りました。
飯能には今でも陶芸家が多く、いたるところに「陶芸」の文字を見つけます。
飯能にはその昔、知る人ぞ知る「飯能焼」なるものがありました。
飯能焼はまったくの日常雑器で、それゆえ今では幻の焼物といわれています。
その資料館にあったのです。飯能焼!
初めて見る飯能焼は、それはそれは繊細なイッチンが施されていました。
イッチンとはスポイトのようなもので白化粧土で絵を描く技法です。
それを見た私は、いつか挑戦して見ようと考えておりまして
そして創ってみました。
いやぁ 繊細さとは無縁の絵柄
何しろスポイトを搾り出しながら絵を描くって、バースデーケーキに名前を
入れるくらいに考えておりましたが、とても難しい。
イッチンを際立たせようと、黒化粧のうえに書きましたが、書いたというより置いた感じ
飯能焼を目指したなどと、決して人に言えない結果となりました。
唐草模様をイッチンで書いている昔の職人さんはすごい!
私は上から飴釉を掛けてごまかしました。
う~ん このボケ具合が良いのだと、自分を納得させて がっくりきました。
飯能に行く機会など無いでしょうが、名栗にキャンプなど出かける機会がありましたら
この飯能焼、ご覧ください。
ちなみに入館料は無料です。
飴釉って私にはまだ手がでない釉薬の一つです。イメージが湧かないといいましょうか。もう少ししたら使いこなせるようになるのかな?