人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

疾風谷の皿山…陶芸とオートバイと古伊万里と

大好きな陶芸、オートバイ、古伊万里、篆刻など  日々の生活を紹介しています。


by hayatedani

櫛かんざし美術館へ

櫛かんざし美術館へ_f0126896_19274219.jpg
今年になってからコロナ禍で、人が集まる施設が軒並み休止になりました
美術館も主だった企画展が中止および延期になり、最近やっと再開しても
出かけるのに予約制だとか‥‥ちょっとめんどくさい

今日は青梅市にある「櫛かんざし美術館」に出かけてきました
家からドライブがてらに車で行けるのも楽です


櫛かんざし美術館へ_f0126896_20044080.jpg
ここの美術館 日本酒の澤乃井の蔵元が経営しているみたいです
おもに江戸時代から明治・大正・昭和までの櫛やかんざしを中心にしたコレクション
特に見どころは江戸時代の漆蒔絵の櫛が秀逸



櫛かんざし美術館へ_f0126896_20085640.jpg
光琳作の櫛です
金漆の地に鷺の漆絵が印象的
銘品ですね ため息が出ます


櫛かんざし美術館へ_f0126896_20082103.jpg
象牙に赤漆を重ねた櫛
秋草文は白漆で描いたのか それとも漆を卦書いたのでしょうか
どちらにしても緻密な仕事です

櫛かんざし美術館へ_f0126896_20100273.jpg
櫛かんざし美術館へ_f0126896_20094574.jpg
桜花模様の漆絵櫛

櫛かんざし美術館へ_f0126896_20104148.jpg
秋草とトンボ文の漆絵櫛



櫛かんざし美術館へ_f0126896_20102700.jpg
月の出た漆黒の夜に咲く梅花も良いですね

趣味の陶芸を17年近く続けていると、次に何を創りたいのか解らなくなる時があります
そんな時は美術館に出かけて 先達の名品を鑑賞すると、創作のモティベーションが上がります

この美術館もそう
特に櫛やかんざしに興味が有るというわけではないのですが
櫛と言う小さな道具に 漆絵でち密に描かれた意匠が素晴らしい
これは器という限られた媒体に、絵付けをするのによく似ていると思っています

焼き物と漆芸との違いはあるのですが、江戸時代の櫛に描かれた漆絵は本当に繊細で
器や陶印の絵付けのデザインを考える時の参考に、良くこの美術館を訪れます。
場所がら バイクのツーリングの途中で立ち寄ることもできます。


櫛かんざし美術館へ_f0126896_20112540.jpg
この景色は美術館内の休憩所からガラス越しで撮ったショット
紅葉の盛りは過ぎ去りつつありましたが、渓流をカヌーで下る人たちも見られました

櫛かんざし美術館へ_f0126896_20111116.jpg
今日は車で出かけました
バイクでは出来ない、音楽を聴きながらのドライブも楽しかった



by hayatedani | 2020-11-28 21:11 | 美術館 | Trackback | Comments(0)