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秋の登り窯焼成は鼠志野で

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早いもので、もう秋の登り窯焼成の時期になりました
焼成日は今月の20日から
それに向けて作陶に励んでいます

ここのところ、陶芸に対する意欲が始めた当初に比べて低下していて
前回の登り窯は「たたら作り」で板皿を拵えて、お茶を濁していました。
楽な作陶に流れてしまった

今回は気合いを入れて、向付を5客創っています
意匠は鼠志野
それぞれ絵替わりで創っています

鼠志野とは簡単にいえば「鼠色」の絵柄の志野焼です
この鼠色は、鬼板と呼ばれる酸化鉄を下絵に塗り込んで
絵模様を罫書きます
罫書いた模様は土の白い色に浮かび上がります
その上から白い志野釉をかけて焼き上げると、鉄の茶色の部分が鼠色に発色する
そのようなからくりですが…
あくまで予定で、本当に鼠色になるかは登り窯の神様しか解りません

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日曜日は朝の9時半から夕方の4時半まで、みっちり絵付けを行いました
素焼きの上から酸化鉄を塗り込んで、上から模様を卦書きます

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桃山時代の本歌は素焼きを行わず、粘土の状態で鬼板を塗って模様を削っていましたが
素焼きの上から模様を削り取るって、結構大変な作業でした

思ったように削り取れないで、茶色の鉄色が上手く剥がれない
それでもガリガリ行って、ようやく1枚完成

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残りは来週完成させます
朝から5時間、集中しっぱなしで少々疲れましたが
焼き上がりを想像しながらの作陶は、けっこう楽しいものです。
それでも窯出しの時に、上手く焼き上がらなくてがっかりしたことが幾度もありますが
桃山時代の陶工の息吹が少しでも経験できる、そんな陶芸から離れられません
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by hayatedani | 2018-10-08 11:49 | 陶芸 | Trackback | Comments(8)
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Commented by at 2018-10-08 14:22 x
朝9時半から夕方4時半までみっちり作業って、普段のお仕事以上に集中していらっしゃる?(笑)
鼠色になるというのがちょっと想像つかないので、焼き上がったら是非アップしてください!
Commented by hayatedani at 2018-10-08 16:40
※さん
私 陶芸教室行き始めて16年くらい経つそうで
今日先生から聞かされて、少し唖然としました
16年経つと陶芸教室も高齢者ばかりとなって
※さん好みの場所ではなくなりました
Commented by at 2018-10-08 20:11 x
なんと!もう16年ですか、教室開けますね。
確かに私が通ったのはもう10年以上前ですからね。
新人ちゃんは入ってこないのでしょうか…
Commented by hayatedani at 2018-10-08 21:42
最近教室で若い子は見ていません!
Commented by のり at 2018-10-09 08:03 x
16年経つのですか❓途中の記憶がだいぶ無いかも(笑)
連休中、旦那が粉引の回の美の壺に登場した作家の器を買ってきました。でも、買った器は粉引ではありませんでした(笑)
最近、旦那のパスタ皿を割ったので、しばらく触らないつもりです💦
Commented by hayatedani at 2018-10-09 20:18
のりさん こんばんは
パスタ皿を割られた話は旦那から聞きました
作ったものがたまりすぎるので、たまには良いんじゃ
ないですかと答えましたが
優しい旦那さんでよかったですね
Commented by mother-of-pearl at 2018-10-14 14:30
疾風谷さんが16年余り磨き続けていらした成果の五客の向付。
出来上がりを拝見するのが楽しみでなりません!

何年ぶりかで新しい器を買おうか(2枚だけ)と眺めている北欧の皿に通ずるものがあります。
白と濃紺が潔いアラビアあるいはロールストランドの皿です。
以前の片口の絵付けも、北欧のイメージが重なりました。

これこそが、疾風谷さんのスタイルなのでは、と門外漢ながら、感じています。
Commented by hayatedani at 2018-10-14 22:01
mother-of-pearl さん こんばんは
北欧の器の意匠って 自然をモチーフにしたもの
特にボタニカルなデザインが多いですよね
これって日本の古典的な器の意匠と同じ精神性を感じます
ともに自然を愛する国民性から来ているのではないでしょうか
この器、後は登り窯で焼くだけなんですが
窯の中では予想も出来ない出来事が起こります
本当の炎で焼成すること
これも自然の力なんですね
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