色絵紅葉図透向付
2018年 02月 18日
前月から創っていた乾山写しの向付が完成しました
前回までの記事はコチラ「乾山写しの向付」
ほぼ狙い通りの上絵焼成となりました
この状態になるまで上絵焼成を2回しています
一回目は幹と赤、緑、黄色の紅葉模様を描いて焼成
二回目は焼き上がった紅葉に黒色で葉脈を入れました
そして黄色く画いた紅葉文の上から、金彩を被せて
金色の紅葉文としています
最後に口縁に黒で縁取りをしました
写真では解りずらいのですが
この黒が器全体を引き締めています
乾山の本歌は白化粧土の上に紅葉文を散らしていますが
私の創った写しは、白化粧を釉薬で表現しています
そしてどうしても本歌のように表現出来なかったのが
尾形光琳譲りの乾山の流水模様
こればっかりは、まったく上手く表現できないので
やむなく省略しました
それでも、なかなか本歌の雰囲気に近づけたのではないかと
自分では満足しています
そして今日の陶芸教室で創り始めたのが板皿
大きさは20センチ角の正方形
土は志野の白土
見込みにはオニイタ化粧土を塗りました
全面に罫線を描き
交叉文を卦がきました
四隅をカットして
こんな状態に
縁を折り曲げると、板皿らしくなりました
でも、今日はここまで
残りは3月の陶芸教室で完成させます
もうすぐ春ですね!
感動 !!
すばらしいですね。