人気ブログランキング |
<< 秋の登り窯の季節です ものづくりは楽しい! >>

人間国宝の日常の器

f0126896_19594645.jpg

富本憲吉(1886 - 1963)は北大路魯山人と同時代に活躍した工芸作家
他に河井寛次郎や濱田庄司、バーナード・リーチなど この時代には珠玉の陶芸家たちがいた

富本憲吉といえば 「色絵磁器」で第一回の重要無形文化財、いわゆる人間国宝の
認定を受け、さらに陶芸界では二人目の文化勲章受章者となった陶芸家です。

その富本が作った灰皿
f0126896_19595998.jpg

なわけないでしょう

でもこの灰皿は富本憲吉の贋作ではないんです

1949(昭和24年)京都の新烏丸頭町に居を構えた富本は
若いころからの念願であった「手作りの優れた日用品を大衆の家族に広めようという考え」に基づいた
器の量産が行われました。
それは富本が見本を作り、職人が素地から絵付け、焼成までを行うというもの。

八坂工芸が頒布したものには、裏に「富泉」の銘を染付で入れてあり、本歌とは区別できるようになっています。

f0126896_2001247.jpg

「富泉」銘で出荷された製品に関して、絵付けが終わった段階ですべて検品して
富本の意にそぐわないものは すべて破棄していたといいます。

f0126896_2002850.jpg


どうですか?
人間国宝 富本憲吉のオリジナルの器は魯山人同様
うん百万の値段がつけられていて とても庶民の手の届く存在ではありません
でも この「富泉」銘の器なら 案外廉価で手に入ります
この器にもしっかり富本憲吉の息吹が感じられる
そんな気がします

でも 今の時代「灰皿」という器は消え去ろうとしています
この器を何に使おうかと思案した結果がコレ
f0126896_2003959.jpg

町で配っているポケットティッシュがジャストフィット
めでたく素敵なティッシュ入れになりました

これって富本先生
どう思いますかねぇ?
by hayatedani | 2013-09-07 21:11 | | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : https://hayatedani.exblog.jp/tb/20349386
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by at 2013-09-08 19:40 x
この灰皿(か、おそらく単なる似た灰皿)は会社の会議室や、お金持ちの家に行くとありますね。こんな灰皿でゆっくりと紫煙をくゆらせてみたいですねぇ。ティッシュは上手くフィットしましたね♪現代風の使い方ですね。
Commented by hayatedani at 2013-09-08 22:59
※さん
現代では陶器製の灰皿って、あまり見ないですよね
作家さんで灰皿作っている人を見たことがありません
宮崎駿の風立ぬで主人公が煙草の吸い過ぎだって 抗議が来たみたいです。
喫煙文化は消え去ろうとしています
※さんも吸い過ぎにご注意を
<< 秋の登り窯の季節です ものづくりは楽しい! >>