波のはざまで
2013年 03月 02日
画家 安藤光雅という人の特集を見た
日曜美術館「画家 安野光雅 「雲中一雁」の旅
安野光雅さん
86才にして『旅の絵本』八作目の日本編に取り組んでおられる元気な姿を拝見した
その最後の場面を見ていたらハットした
こんな景色を器に移せたら面白いなぁってヒラメイた
それがこれ
江戸時代の伊万里に「青海波」という波の模様があるが
それよりも ずっとユルイ模様
でも その世界観はとても素敵です
さっそく 創っていた茶碗に絵付けを試みました
土は磁器土
呉須でユルイ波の模様を全体に描きました
なるべく明るい水色に近い青の発色を狙って
少し薄めに描きます
透明釉をかけ 還元焼成で焼きあがりました
今日はそれに上絵で船を描きました
黒で輪郭線を描いてから
帆の部分に白を
船の部分に黄色をいれました
こちらは船の部分に赤を入れています
小さな茶碗の中に広がる大海原
そこに揺られる小舟がドンブラコ
なんだか自分の人生を見ているようで
少しセツナイ
何だか子供の頃にみた絵本のような世界です。
あの頃は良かったです~何に対しても発見と感動がありましたっ!
コメントがおじさんですね、完全に…。
これは安藤光雅さんが描いた「旅の絵本」という作品です。
日本編のほか ヨーロッパ編などもあるようです
ゆるく描いた波模様も これだけびっしり描き切るってすごいことです
恐るべき86歳
私にはできませんね
最近、また自宅安静になってしまい、中々教室に行けません。(泣)
旦那は利休黒の皿など、嬉しそうに持って帰ってきます。
安野光雅さん、すごい集中力ですね。何かを成し遂げる人は違いますね。
陶芸は体が安定してからでも再開できますから
旦那さんの利休黒のお皿で、おいしい料理にでもチャレンジ
でも 食欲もなさそうですよね
元気になったら 作れない分、物欲に走るっていう手もありますよ