スリップウェアーが出来上がりました
2012年 09月 02日
少し前にスリップウエアー風の皿を創っていることをBlogに書きました
スリップウェアーを創っています
ずいぶん時間が経ちましたが
やっと出来上がりました
時間がかかったのには理由があります
実は 一回失敗しました
前回では黒釉をかけて 焼成をお願いしましたが
黒釉では まったく下のスリップの線が消えてしまって
ただの のっぺりした黒い皿になってしまいました
それも たたら板で作ったので真ん中に亀裂が…
初めて自分の創った作品を捨てました
まったくダメ 見た目が美しくない
それで再チャレンジです
今度は轆轤で引きました
釉薬は再考して 透明感のある飴釉
それも還元焼成で 暗めの焼きあがりを狙います
釉薬の焼き上がりは まぁ 狙いどおりでしょうか
でも 白化粧を削った模様は…
硬いですねぇ
やはり化粧土を垂らしたような柔らかさは出ませんでした
でも こんなものでしょうか
後ろは飴釉を一回かけた後で 釉薬をふき取りました
使い古した風情を出したいと思って
この器は 先週から創っている鶴のぞうがん模様の深皿
鶴の絵柄は 高麗青磁の模様を写しました
細かな表現はいま一つですが
かわいらしい感じは表現出来たかな
素焼き完成でこの後釉薬をかけます
そして 陶芸教室から帰って 篆刻のお仕事
10月の初旬に 吉祥寺で篆刻教室の発表会があります
その作品づくりです
篆刻の新作を発表出来ればよいのですが
あまり熱心な生徒では無い私としては
先生と相談して 前に創った陶印を出そうということになりました
篆刻作品として しっかりした額装の作品を創ったことがなかったので
先生にいろいろアドバイスを受けて
押印してみました
来週教室に持ち込み 先生のご判断を仰ぎます
ダメなら 再度押しなおしになります
印は創るのも 押すのも難しいものですね
最後にまたこの写真
くどいっ!
腹の出っぱりが情けない!
はいはい 解ってますって
私の小皿の鶴も風情はありませんが,愛嬌はあるので使うことになりました。