![]() KING SEIKO CHRONOMETER 1973年1月製造 気がつけば 少し古い国産腕時計も三つめ もう止めなくては 何処かの芸能人の云い訳のようですが もう半分諦めの心境 というよりも、こんな世界があるんだという 興味のほうが増していく ![]() キングセイコー・クロノメーター 諏訪精工舎でつくられた、56系と呼ばれる精巧なムーブメントを搭載 文字盤には「CHRONOMETER」という表記に「OFFICIALLY CERTIFIED」と併記されています。 国際機関として認定された「日本クロノメーター検定協会」が認定した、『公式機関検定品』という意味です ![]() キングセイコーは8振動/秒。 高振動化された分、精度もアップし 平均日差は当時 -3~+12秒 世界を席巻していたスイス製ムーブメントを射程にとらえた 国産時計の最高峰だったようです ![]() 文字盤には6時の方向にHi-BEATの表示もあり 時計を耳に近づけてみると コチコチという音が、他にの時計よりも明らかに速い 40年間も休まずこの鼓動を続けてきた腕時計 なんだかとてもいじらしい気持ちがします 繊細な文字盤もこの当時ならではの雰囲気 針も計測器のような細いもので 60年台のイギリスやイタリアの車についていた、機械式メータを彷彿させます ホンダが60年代初頭に初めて創ったスポーツカー S600に搭載されていたエンジンAS285 直列4気筒DOHC606cc、57PS/8500r.p.m.を「時計のように精密なエンジン」と形容しますが まさに世界に追い付き、追い越そうとする60年代70年代の日本の工業製品 それに通じる当時の国産機械式時計の勢いを感じる、素晴らしい逸品です ![]()
by hayatedani
| 2011-02-20 17:44
| 時計
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Comments(5)
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セイコーいいですよね、デザインが今一でも、実用性に叶ったものを自分も持っています。時間も正確で、自動巻きで止まっても動き出せば正しい時間に自動修正して…よく出来ています。
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※さん
今の国産時計のデザインは、人間工学的な見やすさや扱いやすさをコンピュータで入力して出来上がった、ある意味「安っぽさ」があります この時代のセイコーのデザイン 繊細さを併せ持った 秀逸なデザインだと思います ちょっと銀行員が持つような 真面目なイメージがありますよね セイコーって ![]()
tutti-さん そうですか 気持ち解ってもらえますか
でも 問題は腕時計は1日1個しか身につけられないこと 使わない時計は、止まってしまうのです かまってあげなくては止まる機械式時計 良いのか悪いのか ![]()
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