![]() 今年最後の私のお仕事は ハイ いつものとおり年越し蕎麦を茹でること 蕎麦打ちの心得は無いので、家で食べる蕎麦は乾麺を茹で上げることになりますが おいしく茹でるコツは、袋に書いてある茹で時間をしっかり守ること そして冷水でさらして、麺をしめることくらい それでもなかなか美味しく食べられます そして、器は古伊万里の大皿に盛るのが我家流 古の人が創った器で一年を締めくくる すこし厳かな気分がプラスされるような気がします ![]() 今年使った皿は寛政~文化年間(1789~1818)くらいに創られたもの このお皿の表面には、箸でつつかれた跡が無数についていました ということは、このお皿 お蔵の中で眠っていた皿では無くて、創られて200年の間、使い続けられ 伝世した器だということが解ります 200年分の人の営みが刻みつけられているのです 京都に伝世したこの大皿 ちょんまげを結ったお侍や、豪商の宴会なんかで活躍したのでしょうか それともお気に入りの掘北真希似の芸妓としっぽりと なぁんてことも 今年は東京という片田舎で、年越し蕎麦を盛りつけられています ![]() ![]() 「古伊万里染付軍配団扇文大皿」直径31センチ 寛政期 今年もみなさん お世話になりました 楽しいことも うれしかったことも そして悲しいこともありました それでもとっても充実した一年でした また来年もよろしくお願いしますね
by hayatedani
| 2010-12-31 23:32
| 古伊万里
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Comments(4)
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昨年もお世話になりました。今年は年明け早々忙しいですが,1月が過ぎたらまた教室に行けると思います。
伊万里のお皿そろそろ家からはみ出る頃でしょうか?何時でも譲り受けますよ(笑) 今年も宜しくお願い致します。
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贅沢な年越しソバですね。
200年、いろんな人が使っていたとは思えないほど、鮮やかです。 大事に使っていれば300年でも400年でも、食卓にあがるんですね。 そんな器たちを大事に使っていくのも楽しいですね。 今年もよろしくお願いいたします
tutti-さん
磁器の清廉さは、何百年たっても損なわれることはありません 真黒になるまで使われたそば猪口でも、一日ハイター等の漂白剤に浸けこむと、焼きあがった状態のように真っ白に戻るのが磁器の良いところです。 お宅の古伊万里の茶碗 そろそろお仲間を呼んでいるんじゃないですか
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