万里澄空
2009年 04月 13日
今回の陶印は 万里澄空を選文しました
万里の彼方まで澄みきった空の情景
この意味から陶印のデザインを考えたのは
少し前のブログでもお話ししましたが
山水・山並みを描こうと思って、いろいろ考えたのが このデザイン
カラフルな山並みを考えました
焼きあがりも、印影も まぁまぁの出来なんですが
半磁器土を使ったのは今まで作成した陶印と同じなんです
今回焼き方を変えてみました
いままでは 酸化焼成でお願いしたのですが
今回は還元焼成
もともと磁器は還元焼成で焼くことが一般的なのですが
今回の陶印は伊万里焼きの染付のように、少し青みがかった白磁になってしまいました
青みがかった白磁に色絵を乗せても、発色が今一つなんですね
柿右衛門の濁手のように、米のとぎ汁のような乳白の白磁が色絵には合うようです
まぁ 柿右衛門の磁器と私の陶印では次元が違うのですが
左が酸化焼成、右が今回還元焼成で焼いた陶印
白磁の違いがわかりますか?
今回も篆刻家 吉永隆山先生にご指導いただきました
感謝いたします
今日は実家でジェフベックのイギリスジャズクラブでのライブDVDを鑑賞しました。21歳の女性ベーシストのダルちゃんがかわいかったです。
そうなんですよ 磁器は還元と思っていたのですが
酸化焼成の焼きあがりも、なかなか色絵にあうのですなぁ
イギリスの田舎の春
ちょっと憧れますね
日本じゃ白州次郎がちょっとしたブームですが
白州さんを気取って、イギリスの片田舎をベントレーで
走り回りたですねぇ~