タグ:陶印 ( 31 ) タグの人気記事

箱が大事

f0126896_16133782.jpg

創りためた陶印が5つ揃ったので
今日は箱を設えました

f0126896_1614243.jpg

ボックスフレームという木製のケースです
素の状態はこんな白木の枠の箱
これでは風情も何もないので、エージングを行って古色を演出

f0126896_16141327.jpg

最初に薄く解いた墨汁を擦りつけます
濃い墨液を塗ると取り返しのつかない状態になってしまうので
キッチンペーパーで少しづつ擦りこみます

f0126896_16142591.jpg

マホガニーのニスを同じくキッチンペーパーで擦りこみます
筆で塗り込むと艶が出すぎてしまうので
あくまでペーパーで擦りこんで色付けするのがコツ
半マットな状態がベストです

f0126896_16143525.jpg

次にマホガニー1色だけだと色に奥行きが出ないので
もう1色 ローズウッドのニスをさらに擦りこむと

f0126896_16144770.jpg

こんな感じ
どうですか?
新品には見えないでしょう

さっそく陶印を入れました
f0126896_16145896.jpg


1954年5月にフランスを訪れた北大路魯山人はピカソを訪問し
自分の作品を贈りました
りっぱな桐箱に入った陶芸作品を

f0126896_1615851.jpg

しかし贈られた作品ではなくて、その桐箱の木肌の滑らかさに魅了されたピカソは
桐箱を撫でまわしながら歓喜に上気したそうです

f0126896_16151758.jpg

それを見ていた魯山人は耐え難くなりピカソに怒鳴った
「箱じゃない、箱じゃない、この間抜け。私の作品は箱の中だ。」と

f0126896_16152691.jpg

陶印は4センチ角の小さな作品です
一つでは小さすぎて人に見てもらえる作品にはなりえません

でも、このようにいくつか揃えて、印影を飾って、刻った言葉を表記すると
こんなに素敵な作品になります

それには箱が大事

f0126896_16153570.jpg
f0126896_16154335.jpg
f0126896_16155133.jpg
f0126896_1616194.jpg

f0126896_16161957.jpg

f0126896_1616105.jpg


魯山人の桐箱は京都の指物師、前田友斎が手掛けたものだそうです
私のアマゾンで買った箱は、ピカソを上気させるほどの出来ではありませんが
自分では十分納得できる出来だと思っています

いつかまたどこかの展示会でお披露目出来ればと思っています。
f0126896_1616292.jpg

[PR]
by hayatedani | 2017-11-18 17:15 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(3)

三つ割りの陶印と「任運」の篆刻作品

f0126896_15424092.jpg

桜の古木の陶印が完成しました。
前回までの記事はコチラ
「游心」の陶印

f0126896_154698.jpg

釉薬は黄瀬戸釉
鉄絵で古木を描き、上絵で桜花を散らしています
実は白の上絵がなかなか乗らなくて
この発色になるまで3回上絵を焼き直しました

大きさは4センチ角
もちろんルーペを駆使しての作業です

f0126896_15462362.jpg

撰文は春の季節に相応しい句を選びました
左から「恵風和揚」「草木萌動」「春山如笑」 
中心の陶印だけ朱文にしてメリハリを付けました

f0126896_15463922.jpg


左から
f0126896_15465058.jpg

右へ

右端に雅号印を赤絵で模して描き添えました
f0126896_1547078.jpg




そしてこちらは昨日出来上がった篆刻作品
f0126896_15471453.jpg

6センチ角の青田石


f0126896_1547259.jpg

撰文は「任運」
運命を任せるの意
朱文で刻りあげました
もちろん篆刻教室の吉永隆山先生の補刀がだいぶ入っていることを
申し添えますが

f0126896_15473614.jpg

素焼きを刻る陶印と違って
青田石という石{蝋石に近いのですが)に刻る篆刻は
時に固くて印刀の歯が立たない時もあります
特に最近の印材は昔に比べて質の悪い固い印材が多くなってきているとのこと

f0126896_15474736.jpg

今回の印材も、任の字を刻った部分が、結構硬くて苦労しました
固くて指にまめが出来てしまいました、先生のおかげで何とか形になりました

f0126896_15475836.jpg


陶印も5つ程出来上がりましたので
また展示用の箱を設えようと思います
お楽しみは続きます
f0126896_1548720.jpg

[PR]
by hayatedani | 2017-10-15 19:19 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

「游心」の陶印

f0126896_22425963.jpg

今日は染付の陶印が焼き上がってきました
以前の記事はコチラ「刻る!描く!」


f0126896_22432450.jpg


撰文は「游心」(ゆうしん)
意味は、心を遊ばせること( 出典は荘子)

f0126896_22433834.jpg

前回の記事にも書きましたが
陶印のデザインは古伊万里の蕎麦猪口の意匠
大小の網目文を組み合わせた模様です

陶印の大きさは4センチ四方
この面積に面相筆で網目文を書き込みました
拡大鏡を使って一本一本丁寧に描きました

f0126896_22435686.jpg

オリジナルの蕎麦猪口の模様はこんな感じです
けっこういい線いってるでしょう


f0126896_2244777.jpg


そしてもう一つ(三個ですが)の陶印も本焼きが上がっていました
f0126896_22442318.jpg

前回までの記事はコチラ
陶印の絵付けは(今度は鉄絵で)


f0126896_22443565.jpg

鉄絵で桜の古木を描きました
釉薬は黄瀬戸釉です

鉄絵が釉薬に滲んで、良い感じに焼き上がりました
今日はその桜の花びらに上絵で白色を乗せました

陶印の大きさは同じく4センチ四方
桜花の花びらは拡大鏡で見ながらの作業
鉄絵で描いた花びら枠の内側に上絵を乗せました
f0126896_22444693.jpg

多分白の上絵は一回だけの焼成では上手く発色しないと思われるので
焼き上がったらもう一回白を重ねようと思います

焼き上がりが楽しみです
f0126896_22445833.jpg

[PR]
by hayatedani | 2017-09-03 23:17 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

陶印の絵付けは(今度は鉄絵で)

f0126896_13554989.jpg

前回から創っている陶印
前回の記事はコチラ「刻る!描く!」


今回は三つの陶印を組み合わせて、一つの模様を描きました。
桜の古木です。

鉄絵で古木を描き、黄瀬戸釉をかけました。
焼き上がったあとに、桜の花びらを上絵の白で描く予定。
黄瀬戸釉をかけて焼成すると、鉄絵が微妙に滲むので
風情のある焼き上がりに期待です。

撰文はいずれも春の句
表の桜木模様に因んでいます。
f0126896_13561271.jpg

[PR]
by hayatedani | 2017-08-16 14:23 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

刻る!描く!

f0126896_19171463.jpg

前回布字を行った陶印の印材
4つの印材を刻りあげました

真ん中の赤い字が朱文で刻った印材
出来上った時には、字は朱色に表現されます
そして残りの白く刻りあげた白文の印材
朱色の中に白く文字が表現されます

そして今日は、その中の一つに絵付けを行いました
f0126896_19173247.jpg

呉須を使った染付の絵付けです

f0126896_19174429.jpg

伊万里焼が好きな方はお解りのように、伊万里の猪口の絵付けを参考にしました

f0126896_19193657.jpg

何しろ印材が小さい(4センチ×4センチ)ので
絵付けには神経を使います
集中を切らさないように、面相筆で丁寧に描きました

実際に伊万里焼の蕎麦猪口を見ながら それらしく
いかがでしょうか
f0126896_19195194.jpg

[PR]
by hayatedani | 2017-08-06 19:34 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

閑中至楽の印章と小さな家



f0126896_15323608.jpg

「閑中至楽」の篆刻作品が完成しました。
大きさは6cm×6cm
青田石の印材で刻りました
前回までの記事はコチラ
閑中至楽の篆刻



f0126896_15330782.jpg
朱文で作成した篆刻作品
「楽」の字が少し痩せすぎたきらいがありますが
私の実力では、こんなものでしょう

f0126896_15334113.jpg

f0126896_15343170.jpg


久しぶりに陶印も作製しました


f0126896_15345035.jpg
同じ印稿から字を起こしたのですが
ご覧のように、石を刻った字体に比べて
だいぶのっぺりしすぎてしまい、繊細さに欠ける仕上がり
ちょっと民芸風になってしまった
字も太すぎ

f0126896_15350257.jpg

f0126896_15351782.jpg

今回の陶印は磁器土で創ったのですが
素焼きした磁器土が思いのほかもろくて
字を欠けさせないように、注意深く印刀を入れたのですが
刻っていて、細かい線がなかなか彫れませんでした
そして、出来上がった際に印面を砥石で擦ったのですが
これが思った以上に擦りすぎてしまって、字が太くなってしまった
ということで、こんな仕上がりに
次回の作品制作の課題が出来ました

でも陶印自他の出来は、磁器土を使ったことで染付の発色が
なかなか素晴らしく、濃淡の呉須染付も満足できる仕上がりです

f0126896_15352867.jpg



そして、今日の陶芸教室で創ったのがコチラ

f0126896_15354643.jpg

小さな家を創りました

f0126896_15355609.jpg
f0126896_15360622.jpg
器を創るには土の量が中途半端に余っているとき
ぐい呑みなどを創っていましたが
たまにはこんなモノを作ってみようかなって



還暦親父が何作ってるんだって思われているかもしれませんが
模型の家を創っているようで、これがなかなか楽しい
f0126896_15361747.jpg
今日素焼きを頼みました
上手く出来上がるかな?


f0126896_15362628.jpg


f0126896_15364232.jpg







[PR]
by hayatedani | 2017-02-05 16:19 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

陶印の印材を作りました

f0126896_1925159.jpg

篆刻教室の社中展が来年1月に予定されています
前回好評だった陶印を今回も社中の方に創ってもらおうと
今日は印材の作製を行いました

f0126896_19194072.jpg

土は半磁器土
大きさは3㎝角、高さは5センチ
焼成すると2割ほど縮小するので 出来上がり2.5㎝角の陶印になる予定

f0126896_19195347.jpg

こうやって見ると 四角柱に印材を切っていけば簡単に出来上がりそうですが
バランス良く四角柱を粘土の塊から切り出すのは
案外難しいこと

でも まぁ 陶印の素材である印材は ある程度いい加減でもOKで
仕上げは実際に陶印を仕上げる社中のかたにお任せするので
気が楽なんですが

f0126896_19201077.jpg

こんな土の塊が陶印になるなんて ちょっと想像できませんが
来年の1月にはお披露目出来ると思います
お楽しみはこれからです
[PR]
by hayatedani | 2015-07-12 20:33 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

陶印作品 これで完成!

f0126896_11143022.jpg

創りためた陶印も これで15個になります。
実際は人に創ってあげた陶印もあるので 総数はもう少し多いのですが


f0126896_11144235.jpg


陶印を創るたびに このBlogでアップしてきましたが
この陶印 写真で見ると大きくみえるのですが
大きさは4センチ×4センチの手のひらサイズ

f0126896_11145335.jpg


一つだけお披露目しても 小さくてインパクトに乏しい
それに 陶印って印影を楽しむということがもう一つの大きな目的

丁度 器本体の造形を楽しむだけでなく、
料理を盛って その盛り付けの美しさや食事を楽しむことに似ている

f0126896_1115246.jpg

ということで、陶印が5つ出来上がった段階で 最終的な作品として仕上げます
展示箱にいれて 印影を紙に押印して、その撰文を添えます
篆書体で書かれた文字は、漢字の解説文がなけれな読めませんし
漢字が解ると 詳しい解説が無くても、その意味がなんとなく解るのが「漢字」の力
 
f0126896_11151038.jpg

青磁釉枝垂れ桜文の陶印

f0126896_11151874.jpg

赤絵で交差文を描き 中央には花模様を添えました

f0126896_11152695.jpg

魯山人の糸巻文模様を参考に創りました

f0126896_11153835.jpg

鉄赤釉と染付のかけ分け模様
伊万里の「吸坂手」をイメージしました

f0126896_1116663.jpg

赤と白のコントラストが美しい印影と陶印の造形
これでいつでもお披露目できます

f0126896_11162422.jpg

[PR]
by hayatedani | 2015-05-16 12:11 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)

「壽比金石」の陶印

f0126896_19373926.jpg


「壽比金石」の陶印が出来上がりました。
前回までの記事はコチラ 陶印の絵付け


f0126896_19375779.jpg
f0126896_1938854.jpg


赤絵で描いた網目模様も わりあい上手く発色しました
小さな四角模様の不揃いさは 集中が続かなかった証拠
詰の甘さがこういうところに出てしまう

f0126896_19383363.jpg
f0126896_19384692.jpg

「壽」という字を描きました
下手な字ですが 「陶印」という雰囲気が出てきましたね

f0126896_19385828.jpg
f0126896_1939823.jpg

中央の花模様も良いインパクトになっています
黒い輪郭線も良く残っていて 繊細な感じがなかなか良し
f0126896_19391840.jpg

[壽比金石 4センチ×4センチ]


そして こちらも焼き上がり!
f0126896_19392894.jpg
f0126896_19393677.jpg

酸化焼成なので 呉須や鉄絵の発色があまり良くないのですが
全体的なモノトーン基調の景色は悪くありません

f0126896_19394426.jpg

土は志野土
志野の土は風情があるのですが 焼き締りが甘くて若干強度が劣ります
皿洗いの時に 角に当てると簡単に欠けが入りそうです
奥さんに委ねるのは、ちょっと躊躇…
f0126896_19395147.jpg

[PR]
by hayatedani | 2015-04-19 20:39 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

陶印の絵付け

f0126896_19384120.jpg

今月末に予定されている 春の登り窯焼成
作品作りも急ピッチで進行中です

今回は抹茶茶椀2椀と手びねり6寸皿3枚
今日は素焼きがあがっていたので 釉薬をかけました
その前に‥

前月から創っている陶印 「壽比金石」に上絵を描きました
前回の記事はコチラ 壽比金石の陶印を刻った


f0126896_19385542.jpg

今回は赤絵で格子模様を描き 中央に花模様を描きました

この陶印 一辺が4センチほど
これに格子模様を描くのは 当然拡大鏡のお世話にならなくては無理
いつもの篆刻用のルーペを使いながら 面相筆で描きました

f0126896_1939582.jpg


こちらは抹茶茶わんです
土は志野土 白い志野土に部分的に黒化粧土を筆で描き
白いフジヤマを表現しました

f0126896_19391870.jpg

釉薬は飴釉を全体にかけ 白い山の部分の飴釉をティッシュで少し落としました
これでこの部分の白色が際立つはず 

f0126896_19392951.jpg



手びねりの6寸皿には 紅葉模様を鉄絵で描き
紅志野釉を薄くかけて終了
はたして赤く発色するでしょうか
f0126896_19394997.jpg



窯出しは4月の28日です
うまく焼き上がると良いのですが
f0126896_1940621.jpg


話は変わりますが
通っている陶芸教室がTVドラマで使われるそうです
なんと嵐の相葉君主演の月9ドラマ
ようこそ わが家へ

南果歩さん演じる主婦が通う陶芸教室という設定とか
けんぼう窯

明日13日が初回放映
ジャニタレドラマはどうかと思うけど
これは見なくては
[PR]
by hayatedani | 2015-04-12 20:52 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)