梅雨はあけたか!

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美術館に行きたい!って
定期的に思いが募る

今日は3連休の初日です
朝から夏の日射しが照り付けていた
さあぁ 出かけるぞぉ

中央線に乗り、吉祥寺で井の頭線に乗り換えて神泉まで
伊万里を見に戸栗美術館へ
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戸栗美術館は古伊万里の収集展示では一級の美術館
でも 何度も出かけているので何が置いてあるのか ちょっと想像できてしまうのが難点
だから出かける前の期待度はそれほど大きくないのですが
いつも出かける度に「来てよかった」って思わせる美術館なのです
過去の展示で見たことのある器もあるのですが、初見のキラッと光るいっぴんが2~3点
展示されているのです
戸栗美術館で伊万里のいっぴんを眺めていると
「伊万里って良いなぁ~」っていつも思います

そして戸栗美術館の松濤から歩いて駒場東大前へ向かいます
井の頭線で一駅
散歩がてらに街歩きするのには良い距離です
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途中で旧タイプBMWのオートバイを見つけました
整備の行き届いた現役の旧タイプ
黒に子持ち罫線で白いストライプが手書きで描かれている
よいなぁ 密かに私も欲しいバイクです

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井の頭線の駒場東大前を抜けて、日本民芸館へ
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1936年に開館した木造の本館
1983年に鉄筋コンクリート造の新館を背後に造って、中で合体させているが
本館の入り口でスリッパに履き替えて
最初に感じるのは、この木造の建物の「匂い」
この戦前に建てられた建物自体が美術品なんですね
暑い昼下がり
クーラーなんてありませんが、入り口でしっかりとした作りの
団扇を借りて、扇ぎながら展示品を見て廻ります

雰囲気のある木製の骨組みの展示ケース
黒光りする板張りの床
設えている木製のベンチに座り、富本憲吉やバーナードリーチ
濱田庄司や芹沢銈介の作品を見ていると
この建物の中で柳宗悦を中心とした民芸派の仲間たちの息吹が
聞こえてくるような気がします

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# by hayatedani | 2017-07-15 23:46 | 美術館 | Trackback | Comments(0)

カタクチ作成

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私の通っている陶芸教室で、ちょっと前にTBSドラマ『あなたのことはそれほど』の撮影がありまして
私の座ってる隣の席で、主演の波留さんが座って作陶していたって聞くだけで
隣にいるわけではないのに、ちょっとドキドキしてしまう

今日の陶芸教室で、陶芸体験のカップルがドラマの撮影時の話を先生から聞いて
嬉しそうに盛り上がっていて、波留さんが轆轤を回していた場所で記念撮影してました

こういうことで陶芸に興味を持ってもらい、教室の会員さんが増えたらいいなと思います
何しろ私が入会した10何年前に比べて、会員の平均年齢が確実に上がってきている
これって若い人が入ってこないからなので、陶芸に興味を持つ人が減っているだけでなく
会費を払っていける経済力が無くなってきているからなのかもしれません

今日は磁器土で片口を創りました
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轆轤引きした後で高台を削って、口元を付けました
このあとイッチン書きで模様をつけようと思っています
イッチン書とは泥漿をスポイトに入れて、デコレーションケーキに名前を入れるような要領で
模様を入れる技法
素焼き後は染付で仕上げ
今から模様を考えます

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# by hayatedani | 2017-07-09 22:22 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

リニューアルで登場…KING SEIKO CHRONOMETER

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KING SEIKO CHRONOMETER Cal.5626
以前BLOGにアップした時計です
以前の記事はコチラ KING SEIKO CHRONOMETER

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ビンテージの機械式時計が好きで、いくつか集めているのですが
それらの時計は基本的には皆中古品
中古品というからには、以前にその時計を所有していた人がいたってことなので
よく言えば、その人の歴史を引き継いでいるとも言えなくもない

でも、そいうい他人の気配がいやで 中古品が苦手という人は多い

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キングセイコーの純正尾錠
立体的な造形が素敵です
こちらは新品を設えました


江戸時代の伊万里焼やら、80年前のオールドノリタケやら
古い陶磁器が好きな私は、それが何処の誰が使っていたものであろうと
その器が持つ魅力に魅せられたいるので、まったく気になりません
それはビンテージの時計でも同じことなのですが

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このキングセイコーの裏蓋には、企業名と前の所有者の名前が刻まれていました

今から40~50年前
時計はよく勤続○○年表彰などの記念品として贈り物になりました
これは日本だけでなく、外国でもそのような使われ方をしたようです

前の所有者がどのような人かなんて、まったく興味はないのですが
それはどこの誰かがわからない場合であって
このように企業名や個人名が日本語で刻まれている場合は、ちょっと複雑
「遺品」という言葉も頭によぎる

どうせ裏蓋なんて、腕に巻いてしまえば全く見えないし気にならないって
自分に言い聞かせていたのですが
実は ちょっと引っかかっていたのです

そのしがらみを綺麗に断ち切る方法を発見した
裏蓋を作ってしまえ
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少しお金を使ってしまったのですが
裏蓋をガラス張りのスケルトンに変えました
現在売られている新品の機械式時計には、このようなスケルトンの裏蓋がよく使われています
当然、中身の機械を常時見て楽しむことを目的として採用されている
でも私の1973年式のキングセイコーのように、この時代にスケルトンの裏蓋を採用している
メーカーはありませんでした
当然一品もので、時計の職人さんに実物を送って作ってもらいました

結果大満足
自動巻きのローターがくるくる回る様子や
テンプが振動(Cal.5626 28800振動 8振動/秒)
する姿を見ていると、機械式の時計のムーブメントが
まさに生きているように感じられて、興味が尽きません

でも、腕に巻いたら やっぱり見えなくなってしまうことは
前と同じなんですが
ちょっとスッキリのわたくしでした
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# by hayatedani | 2017-07-01 22:53 | 時計 | Trackback | Comments(4)

器の設え

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前回創った箸置きに 桐箱を設えました
字が下手なので、箱書きなど おこがましいのですが

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桐箱に箱書きするって、結構緊張します
何しろ一発勝負
下手でも書き損じは許されません

丁寧に書いた後は 自作の印を押して出来上がり
朱印が入ると 箱書きが締まりますね

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陶磁器の価値というのは 何で決まると思いますか?

同じ湯呑でも、有田の名門 柿右衛門の湯飲みは一客数万円
方や同じ湯呑でも100円ショップで売られているものもありますね

もちろん柿右衛門の湯飲みは プロの陶工が創った手書きの1級品
100均ショップの湯飲みは 鋳込みのプリントもの
自ずとかかっているコストが違うのですが
お茶を飲むという機能は同じです

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でも有田の柿右衛門の窯元で、庭にある柿の木を眺めながら
あれが柿右衛門が赤色を創ったもとになった柿木か?
などど蘊蓄を垂れながら、柿右衛門の湯飲みを見ると
その数万円が妥当な金額に思えてくるから面白い

要するに 陶磁器はそれを見る人に、いかに思い入れを持たせるか
それが大事なこと

それはブランド力であったり
売っているお店の雰囲気やsituation
店の展示方法や梱包の仕方等で
いかようにも違ってくる

よく町の陶器屋さんで売っているような、ワゴンに入れたり
100均ショップみたいに積み重ねて売るようでは
ありがたみも何も感じません

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どうですか 桐箱に入っているだけで高級品に見えるでしょう
大切な人への贈り物には、設えが大事なのです


そして 最近の篆刻作品をご紹介
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撰文は「無方」です
意味は「限りがない、尽きるところがない」
出典は「荘子・天運」

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左が刻った印材 右があらかじめ描いた印稿です
印稿の文字を逆字に印材に彫り込みます

そして印稿と実際の印影です
どうでしょう
なかなか上手くできません
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# by hayatedani | 2017-06-24 22:18 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

少し季節外れですが

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Chopstick rest of cherry-blossom I made
Hiroyuki Yaginuma 2017

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桜の花びらを模した、箸置きを創りました
少し季節外れですけれど

このように散らばっていると、何の形か解らないでしょうが
こうしたら解りやすい
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余った磁器土を使って、手びねりで創りました

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普通に釉薬に浸すと、のっぺりとした焼き上がりになると思い
素焼きし後に、ピンク色の釉薬を霧吹きでかけました

これで表面に陰影が感じられるはず
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表面の釉薬が荒れているのがわかるかな?


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焼き上がりはこのような感じです
3セット+2枚の17枚創りました
この後桐箱を調達して、箱書きをしようと思います

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ワンセットはプレゼント用です
少し季節外れですけれど
喜んでくれるでしょうか

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# by hayatedani | 2017-06-18 20:25 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

染付霊芝草花文蓋茶碗

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江戸時代後期に創られた古伊万里の蓋茶碗です
椀形は広東椀と言われる形
高台を高くとり、花のように椀を開かせています

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書かれている図柄は霊芝文といわれる図柄
霊芝は茸の一種で、古くから漢方薬として珍重されていて
古代中国では、宮中に霊芝が生じると天下泰平の印として、
祝宴を催したと伝えられているそうです。
そんなこともあってか、神草とか仙薬、不死草などといわれている吉祥文です。

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見込みの中には草花文が描かれています
そして高台の中には伊万里特有の江戸後期の窯印が
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器にゆらぎ線で区切りを創り、その中に霊芝と草花模様をテンポよく描いています
器の模様にリズムがありますね

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そして もうひとつ伊万里の蓋茶碗を紹介
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ちょっと見 何が描かれているか解りにくいのですが

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柳の木の下で、馬が二頭群れています

この器
染付の繊細さや白磁の作行から、
平戸焼きの可能性もあります

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どうですか
柳の木の下で 川で水を飲んでいる馬の姿が良くわかるでしょう
一頭はお尻をこちらに向けているのがご愛嬌
面白い構図です

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この器 5客セットで手に入れましたが
もう我が家には飾る場所がありません
オーバーフロー間近の我家では、これ以上伊万里を増やしてはいけないのですが
伊万里の器中毒はなかなか治りません


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# by hayatedani | 2017-06-11 23:08 | 古伊万里 | Trackback | Comments(0)

OMEGA Seamaster Gene've

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オメガのSeamaster Gene'veです
60年代の機械式自動巻きの腕時計
ムーブメントはCal.552

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華美なところが一切無い
それでいてチープさとは無縁の高級感
それが60年代のOMEGAのすごいところ
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ステンレスケースや針の長さ、文字盤のインデックスに至るまで
そのデザインには何の破綻もありません
こういう時計って、なかなか無いでしょう

裏蓋にはシーホースの造形
Seamasterのお約束です
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立体的な造形の尾錠も、この年代のオメガの見どころ
かっこいいねぇ 
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プラスティック製の風防
この柔らかに角が取れたガラス(プラですが)がビンテージ感を盛り上げます
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人生に必要な30の腕時計(岩波アクティブ新書)という本に
このジュネーブと同型の時計が紹介されています

曰く 婚約者の父親と初めて顔を合わせるときに付けていく時計 とか
実直で趣味の良い好人物を装える そんな時計

あたりまえのことを正直にやり続けるチカラを持った そんな時計だと
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若い子から見たら 全くのオヤジ時計にしか見えないんでしょうが
年を重ねたからこそ見えてくる美しさもあるんです
そんなオメガの時計が素敵です

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# by hayatedani | 2017-06-03 23:59 | 時計 | Trackback | Comments(6)

Cicoute’Bakery

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私 行列に並んでパンを買ったことがなかったのですが
今日初めて 並んで 買いました

私の住んでいる地域には、あまり有名なお店って見当たりません
でも ちょっと探せばいくつかそんなお店も

八王子市にあるCicoute’Bakeryもその一つ
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11時半にお店に着きましたが、もうすでに15人程度の人が並んでいました
奥さんと一緒に並びました はい!

自家製酵母に粉と水と塩でじっくり焼き上げたパンが評判のお店
それほど広くない店舗ですが、次から次へパンが焼き上がってきて
品切れで売るパンが無い なんてことにはなりません

店員のかたも親切丁寧に対応してくれて
なんだかんだで2500円も買ってしまった

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家に帰ってLunchでいただきました
しっかりとしたバケット風のパン生地がカリッとして美味しい
中の生地は、もちっとした食感で小麦の味が生きています

リュスティックと呼ばれるフランスパンをいくつか買ったのですが
幾つか頬張ると、噛むのに顎が少し疲れる かなぁ
美味しいパンだけど、あんまり中高年向きとは言えないかも
そんな時には、少しレンジでチンすると柔らかくなって美味しくいただけます
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# by hayatedani | 2017-05-29 20:51 | その他 | Trackback | Comments(0)

若葉の頃に

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オートバイに乗って奥多摩を走ってきました
この時期 奥多摩は若葉の季節
爽やかな大気の中
太陽光とライトグリーンの若葉のコントラスト
オートバイを走らせる至福の時間

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先日の登り窯の窯出しの時
陶芸教室のアメリカ人の生徒さん(多分60代後半)と単語を羅列した片言英語で話して
こんなに綺麗で素晴らしい季節はビージーズのFirst of mayのようですねって言ったら
何それ?歌ってみてって言われて
思わず I can'tって叫んでしまった
でも 良く考えたら邦題は「若葉の頃」というタイトルなんですが
歌詞は この季節とは関係ない内容だったので
歌わなくて(歌えなくて)よかった


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途中で山の中の神社にお参り
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階段を上がったところにあった手水の石桶
大きな自然石に瓢箪が彫り込まれています
遊び心が素晴らしい
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境内にあるご神木
何百年ここにいらっしゃるのか
思わずハグしてパワーをいただく
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鳥居を吹き抜ける風
紙垂が下がる鳥居は、ここから神域だという証
別世界へ いざ
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# by hayatedani | 2017-05-20 23:35 | オートバイ・自転車・クルマ | Trackback | Comments(2)

色絵菊蝶文蓋茶碗

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Imari ware /18th century hand-painted design of Santhemum & Butterfly

古伊万里の色絵蓋茶碗です
非常に丁寧な色絵で菊の文様や蝶の姿を描いています

菊の花弁は赤絵で塗りつぶすのではなく
細かい輪郭線の中に印影をつけて赤絵を乗せています
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摘みには欠けた部分を漆で丁寧に直された跡があります
器が大事にされてきた証拠

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摘みと高台には極小の「〇×模様」
気が遠くなるような仕事ぶり
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上から見ると、模様が良く見える
驚くのは三つの菊模様の花弁の色絵が
三様とも違う表現で描かれていること
間に飛んでいる蝶の表現も異なっています
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こちらの菊は開花する前の花弁を表現しています
赤で輪郭線を描き、金彩を塗り込んでいます

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蓋を開けてみると
赤の二重罫線を見込みに描き
口縁内側には色絵と金彩で宝物模様を散らしています
見事な絵付けです
どんな陶工が描いたのか
想像が膨らみますね

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時代は18世紀中盤
今から260年も前の夢の出来事
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# by hayatedani | 2017-05-14 21:47 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)