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尾形さんちの

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乾山写しの向付を創っています
土は白い志野土
紅志野の釉薬をかけて
所々に乳白釉をスポットで垂らしました

この乳白釉が余計だったのです
もっと紅志野釉と溶け合って
風情が出ると思っていました
でも
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こんな感じで焼き上がっていました
まさかのドット模様に
全く溶け合っていませんね

さて どうしよう
ここからのリカバリ―を考えたました
そして思いついたのが
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白いドットを雪輪模様にしてしまおう
雪輪とは江戸時代の模様で、雪の結晶のこと

そもそも、紅梅が咲く初春の模様を上絵で描こうと思っていたので
雪輪があってもおかしくない

さっそく雪輪に見えるように
輪郭線を黒の上絵で描いてみました

どうでしょうか?
まあまぁの出来でしょう
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見込みのドットにも輪郭線を描いて 雪輪を散らします

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もともと鉄絵の下絵で枝を描いていたのですが
紅志野釉を厚くかけたので、まったく見えません
これも上絵の黒絵具で梅の木を描き直しました

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黒の枝ぶりが入ると、絵柄にメリハリが生れます
そこに緑の若枝と梅花を描いて、乾山らしい風情を表現しました

集中して2時間半、二つの器に上絵を描きましたが、午前中の陶芸教室の時間内では終わりませんでした
来週、また続きを描きます

ということで、焼き上がりは来年になりそうです
お楽しみは年を越す!
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by hayatedani | 2017-12-10 21:13 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

ちはやぶる

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ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは  広瀬すず いや在原業平

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さまざまな不思議なことが起こっていたという神代の昔でさえ
こんなことは聞いたことはありません。
こんなふうに竜田川の水面に紅葉が真っ赤に映って、
まるでくくり染めにしたように見えるなんて。

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秋も深まってきました
紅葉の盛りも過ぎつつありますね
近くの公園で最後の紅葉の写真を撮ってきました

紅葉模様の器をつれて…
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古伊万里色絵紅葉文深鉢 江戸時代後期
直径17センチ 高さ9センチ

紅葉模様の色絵の器
器形から見ると、普通の鉢というより菓子鉢のような使い方をされた器のように思います
何しろ器の厚さは6ミリ程度あり、だいぶ重い器です

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高台内には大明万暦の追銘が上絵で描かれています
呉須による染付は一切使われていません
作行から見ますと、伊万里と言うよりは京焼の様にも見えますが

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器の側面には紅葉のなかで行われた宴会を感じさせる道具が描かれています
垂幕と紅葉
太鼓や琵琶、笛や鳳笙など
いまにも楽しげな宴会の音色が聞こえてきそうですね
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そしてこちらの蓋茶碗
いままさに紅葉狩りの真っ最中の様子
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色絵紅葉文蓋茶碗 江戸後期

こちらの器は内側にも紅葉を散らしています
食べ終わった後にも楽しんでもらえるように
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染付の紅葉文の器
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古伊万里染付紅葉文向付

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落ち葉を掃くための箒や
こちらもお酒を入れる水注と猪口が描かれています
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現代では紅葉を愛でながらの宴会など、あまり行われていませんが
江戸時代は桜のお花見のように、紅葉を楽しんでいたのでしょう

そして白磁の余白を生かした紅葉の染付蓋茶碗
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古伊万里染付紅葉文蓋茶碗 江戸時代後期

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とろりとした白磁に控えめに呉須で描かれた紅葉文
風情を感じさせる器です

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見込みには小さく紅葉の木々を抱く山並みが
これだけで紅葉に萌える山をイメージできますね
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紅葉の楽しみもあと1週間ほど
12月に入って、そろそろ気ぜわしい季節になりました

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by hayatedani | 2017-12-03 22:13 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)