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カテゴリ:古伊万里
  • ところ変われば
    [ 2012-04-21 22:14 ]
  • 150年目の復活
    [ 2012-03-03 21:55 ]
  • 掘出しモノは
    [ 2012-02-25 14:31 ]
  • 150年目の悲しみ
    [ 2012-01-25 23:06 ]
  • 金襴手の器
    [ 2011-10-22 21:30 ]
  • 菊花模様の蓋茶碗
    [ 2011-09-04 21:53 ]
  • 柿右衛門
    [ 2011-06-13 00:04 ]
  • 久しぶりに伊万里を買った
    [ 2011-04-23 21:21 ]
  • 今年最後の…2010
    [ 2010-12-31 23:32 ]
  • 輪花鉢と棚板作り
    [ 2010-11-14 23:32 ]
ところ変われば

神奈川県大和市で大きな骨董市が開かれている
ネットをサクサクしていたら、ちょっと気になる記事が目にとまった

やまとプロムナード古民具骨董市

何でも200店ほどのアンティークの市が立つとの話
むむっ 気になる気になる




いつもは毎月第三日曜日に開催されている
自宅からも近い高幡不動の骨董市に出かけているのですが

幾度も通っていると、出店されている店に目新しさも無く
どんなものがあるか なんていう想像も何となくついてしまう

たまには出かけたことのない土地の骨董市をのぞきにいくのも面白い


大和骨董市の開かれる大和駅は、片瀬江の島行きの小田急線に乗って
町田から六つ目の駅
自宅からはかるく1時間以上かかる場所です







小田急線大和駅の東西のプロムナードに、アンティーク? いやいや古道具屋がいっぱいでした
また人(ほとんど中高年)もいっぱい
とくに 着物を洋服に仕立てたおばさんが多し


厚木基地が近いせいか、外人さんの家族連れも多く見かけました
外人の子供がこけしの頭に妙に興味を持って 盛んに触りまくっていたのが気になる




洋食器のお店
こんなタイルも置いてあります



これは言ってみれば骨董市のバーゲンセール
古い着物の生地、ふくろに詰め放題で100円

いかにも というおばさん達が我先にと群がっていた

よ~くみると どの店も大したものは置いていなかったのですが
さすがに200店ともなると 見て歩くだけでそれなりに楽しかったし

見て歩いているひとも、やはり高幡不動あたりで見かける人種と違って興味深かった     




それで 私は何を買ったかというと またしても古伊万里蓋茶碗
傷直しがあったので かなり安かったのですが
これは17世紀 元禄時代の色絵蓋茶碗です

基本的には キズものは買わない主義なのですが
この茶碗の佇まいに参ってしまいました

元禄期らしい薄手の、そして繊細な絵付け
梅の赤絵も素敵です

この意匠の見事さを見ていると
傷があるからって この茶碗の価値が下がるとは少しも思えません
やはり 時代のある伊万里はいくら見ていても見飽きません

高台には「大明成化年製」の追名があります
たっぷりと呉須を使った星マークには、金彩で縁取りがされている
この金彩も、江戸時代後期の伊万里に見られるような煩さが感じられません

  
しかし 傷があるとはいえ 300年前のみごとな手仕事のアンティーク食器が
わずか野口英世先生2枚程度で買えるなんて
そんな国は世界中探したって 日本の国以外には考えられません

いかに過去の日本がアーティスティックな国であったかという証拠


良い買い物ができたとよろこんでいましたが
実はこの茶碗を買ったお店は、いつも行く高幡不動の骨董市でも市を出しているお店でした

わざわざこんな遠くまで行くことなかった?
いえいえ 骨董との出会いは一期一会
来月 高幡不動でこのお店に出かけても この茶碗はもうありません

かといって 大和市の骨董市
やはり遠くて 二度目はないような気がします

でも お近くのかたは是非


by hayatedani | 2012-04-21 22:14 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)
150年目の復活

先のBLOGで志田焼の皿が割れてしまったことをお話ししましたが 150年目の悲しみ

金か銀で継ごうと思っていました
でも なかなか手が付けられなくて
やっと今日 思い腰を上げて なんとかやり始めました

本来金継ぎは、生漆を使って割れた皿をくっつけて
その上から金粉を蒔いて模様にします
でも 素人修理はそんな手間をかけていられません

とりあえず 瞬間接着剤で割れた皿をはり合わせます
はみ出た部分はサンドペーパーで平らにならして

いままでも素人修理ながら、金継ぎの真似ごとをして
割れた器を修理したことがありますが
その時使ったのが 合成漆
そして蒔いた金は金粉ではなくて真鍮粉でした(金粉は高いですから)

銀色の粉(何の金属だろう?)も蒔いてみたのですが
どうもパッとしません

そこで…

今回は初めての試みで、銀箔を使ってみました
きっと輝きが違うはず



接着剤で修正した割れ目に沿って 合成漆を筆でなぞってゆきます



その上から銀箔を乗せます
この手法 TVで蒔絵師の人が金箔を使って蒔絵を描いていたのを見て
見よう見まねでやってみたのですが…

箔というものがこんなに薄いとは思いませんでした
何しろ吐息で箔が裏返ってしまうほど

乗せたというより、重ねたと言ったほうが当たっているような感じ
銀箔を銀紙くらいに思っていた私が甘かった



あとは筆で漆がついていない部分を軽く払っていきます
あくまでも軽く 力を入れ過ぎると銀箔が漆ごと取れてしまいますから



どうですか 少しずつ形になってきたでしょう

まあぁ なんとか形になったみたいですね
でも 初めて銀箔を使って銀継ぎをしたにしては
満足の出来です

反省点は 銀箔を乗せる時に箔をなるべく綺麗に平らに漆の上に乗せること(これが難しい)
今回みたいに くちゃくちゃの銀箔では 表面が綺麗に出ませんから
それとピンセットは必需品ですね

本当は箔を乗せた後 表面の保護剤を塗るのでしょうが
このお皿 使うわけではないので これで良しといたしましょう

150年目の復活となったのかは疑問の残るところですが
割ってしまった私の責任も これで少しは軽くなったかもしれません



by hayatedani | 2012-03-03 21:55 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)
掘出しモノは


別に掘出しモノを探してウロウロしているわけではないのです
その証拠に、地元の骨董市に出かけたのはお昼を食べてちょっと休んだ後
2時を回っておりました
本当に掘出しモノを探して骨董市を歩くなら
業者が品物を並べている、朝の6時や7時に出かけていかなくては

そもそも そんな早起きはしたくありません



だいたいいつも行く骨董市には
どの業者にどんなものがあるか?
おおよそ想像できますし
出かけても どうしても欲しいというようなものには、めったに出会えません



それではなんで出かけるのかというと
今日は何かあるのではないかっていう ほのかな期待と助平心からなのか

まあぁ 私の日常の「決まり」みたいなものなんですね
出かけないと気が済まないのです


それでも こうやって古いものを見ながらウロウロするのがとても楽しい
人がどんなものに興味をもって買っていくのか
野次馬根性で話に聞き入ってしまうのです




しかし今日は…
出だしからマズイものを見てしまった
鍋島焼の5寸皿の5枚組だあぁ


いわゆる天保鍋島と言われる、後期鍋島の菊花文5寸皿
この菊花文鍋島は、割合市場に流通しているものですが

いくら後期といえども日本で唯一の官窯 腐っても鍋島 ですから
いつもお値段はそれなりのものが付いております
値段もおおよそ想像付きます
私 高いモノは買わない(買えない)主義!

それですから 一回目は目配せしながら通り過ぎました

他のお店を見ながらうろろしていても
気持ちは先ほどの鍋島焼のことばかり



一回りしてきてから さっそく先ほどのお店へ
他の人に買われていなければ良いのになどと
値段のことは棚に置いて、気持ちはすっかり買う気満々

まあ 値段が高ければ買えないわけだし
こんな言い訳をつぶやきながら手に取りました



5枚のうち 1枚にはニュウ(小さなひび)がありましたが、残りの4枚は完品
値段が書いていないってことは これは高そうだとおもっていましたが
どうも無造作に置いてあるのが気になるところ

業者のおばちゃんと話しながら
盛んにこれは 鍋島なべしまと連呼していて
これは良いものだと勧めますので

それで いくらなの? って値段を聞きましたところ
あれっっと思うほど安価な値段
この人 この器 解ってんのかなぁ と思いながら
内心 はやる心を抑えながら値段の交渉開始

いくら安価とはいえ 言い値で買わないのが骨董市の良いところ
5枚でいくら?から始まって
一緒にあった平戸焼の鍋島写しの色絵皿(これも普通なら良い値段)を一緒にしてもらい
6枚で超安価で購入しました

業者のおばちゃんも喜んで売ってくれましたので
双方 めでたしめでたし
けっして私が騙した訳ではありません

器だって 解っていない人よりも解っている人の所にある方が良いに決まってます
でしょう~


一緒に買った 平戸焼
色絵石榴文5寸皿

これもなかなか良いでしょう
おばちゃんはこちらも鍋島焼と言っていました
こちらの方が高いのよ とも



一見鍋島焼の形式をとっていますが、これは平戸焼の鍋島写し
高台の窯印と裏の唐草つなぎの書き方が、平戸焼特有のものです


掘出しものは探していないと云いながら
今日はしっかり掘出しモノをゲットして
何か凄く得した気分で骨董市を後にしました

今年は春から 縁起がいいぃ~




by hayatedani | 2012-02-25 14:31 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)
150年目の悲しみ

志田焼 染付雨降文9寸皿

温泉で有名な佐賀県嬉野市塩田地区で焼かれた染付磁器
嬉野といっても解りにくい人には、有田や波佐見といった有名な窯業地の隣町といっても
それほど間違ってはいない。
最盛期は江戸時代、文化文政の時
志田焼といっても、一般的には「古伊万里」といって流通していた磁器のひとつである。

福岡に住んでいた時、バイクに乗って幾度か塩田にでかけた。
志田焼は昭和59年まで、火鉢などを生産していたが
今では廃窯となっており、大きな製陶工場の跡地が博物館になっている。

博物館を見学したあと、案内パンフレットに書かれていた周辺の窯跡を探して
里山を歩いて廻ったことを思い出す。

東山の田んぼを眺める小山の裏に、大きな「物原(ものはら)」が突然と姿を現したこと
物原とは上手く焼けなかった器を廃棄した場所
ほとんどが銅板印刷の印版手の器の残骸
大正から昭和にかけて焼かれたものだったと思います


志田焼を見ると
その器が創られた場所が目に浮かんで、風景がオーバーラップするんです

江戸時代の志田焼染付皿を買った
図柄は雨降り文 大きさは28センチほど
皿の上半分を濃呉須で雨雲を表現し、中心部を白く抜いて降ってくる雨を際立たせている
下半分は淡呉須で水辺を描き、急な雨に雨合羽と提灯をもった人が橋を渡っています

広重の浮世絵 「大橋安宅の夕立」を彷彿させる絵付けです
とても情緒のある絵付けですね
値段もお手頃だったので、兵庫県の道具屋さんから購入しました

ところが…

割れもの注意で郵送してもらったのですが
梱包を開けてみたら…  

「うわっ 割れてるぅ~」

梱包材の中に破片が入っていたので
搬送中に割れたことは間違いありません

くっそう~ 〇ネコやまとめっ~

さっそくもよりのサービスセンターに電話を入れて
半分ブちぎれて どうしてくれる! 大事なお皿を!
何のための割れもの注意かっ!

電話口で半泣き状態でした

さっそく担当から電話を入れますとの回答から、電話がかかってきたのは2時間後
そのことでさらに頭にきたうえに、
外装の梱包が破損していなければ保障は難しいとのお言葉に
ますます頭に血が上ってしまったのです

状態を見ることもしないで、あくまで事務的に事を処理しようという態度に
なんかがっかりしてしまい
上司を連れて、自宅の来るよう確約させました


その後、何度かのやりとりのあと
購入価格+送料で示談書を取り交わし
これで一件落着かと思いきや、破損した皿は返却できないなどとほざきだすに及んで
またまた血圧が一気に上昇してしまったのですな

運送屋にとっては、割れたお皿はただの廃棄物に過ぎないのでしょうが
私にとっては大事なお皿
まったく客のことを考えていない態度に、とても悲しい気持ちになりました

でっ 結局ここにあるということは、交渉の上返してもらいました
だって 運送屋はただ廃棄するだけでしょう
どこで 何時創られた器だろうが
壊れた器は それだけのもの

でも、私にとっては大事なお皿なんです
このお皿 創られてから150年は経っています。
様々な人に、大事に使われたお皿が
私の手に渡るときに壊してしまった、
このお皿を創った志田焼の陶工に申し訳なくて…

だから返してもらいました

直しますよ 絶対

見かけは少々情けなくなってしまいましたが、金が銀継ぎをしようと思っています

それがこのお皿を創った人達に対する私の気持ちですから




by hayatedani | 2012-01-25 23:06 | 古伊万里 | Trackback | Comments(8)
金襴手の器

伊万里の色絵と言えば柿右衛門
金襴手というのは、その柿右衛門様式に続く、染付・色絵併用の色絵磁器をいう


柿右衛門様式の色絵は、1670年~80年ごろに見られるような乳白色の素地(濁手)に
赤、黄、緑、青などで上絵付けされた空間を利用した絵画的な構図の作品をいう。

これに対して、金襴手(きんらんで)様式は、染付による藍色と上絵付けによる
赤や金を組み合わせた配色をとり、細かい地模様を窓絵の外側や区画割の
中に書き込む構図が一般的
柿右衛門と比べると、器全体に地模様を描きこみ豪華絢爛さを狙う


柿右衛門様式に比べると、少しばかり繊細さに欠けるきらいはあるですが
今に続く有田焼の一つの特徴を確立した様式である

高台の中には「富貴長春」の銘があります


器の内側にも手抜きはありません
黒で輪郭線を描き
透明な緑釉で葉模様を描いています

蓋と椀の見込みには、牡丹の花模様を赤絵で描いています
とても細かい手仕事
この器は、飯茶碗というよりは
蓋付の懐石向付けとしての器として使われたのでしょう

少々濃い目の染付で枠取りした窓に
赤絵と金彩で唐花を描いています
窓の外側に葉唐草模様を濃密に

好き嫌いは別にして
江戸時代の「わびさび」とは対極にある「こってり派」の江戸模様
元禄時代に華開いたバロック文化とも言えますね

さぁて あなたのお好みは? どっち!



色絵唐花文蓋付向付け
1690年~1710年代
金襴手(古伊万里)様式の器

by hayatedani | 2011-10-22 21:30 | 古伊万里 | Trackback | Comments(6)
菊花模様の蓋茶碗

染付菊花文蓋茶椀
寛政期1800年前後に創られた伊万里焼です

江戸時代後期に流行った広東椀形の器






この蓋茶碗の面白いところは
菊花文といっても 器全体で菊の花を表現しているところがスゴイ


花弁の中心には雄しべが綿密に描かれています
薄ダミと濃ダミを組み合わせ
中心のグラデーションも、見事にデザイン化されていて
本当に器全体で菊の花を表現している

江戸時代のデザインの発想と
それを手作業で表現出来る技
本当に驚かされますね


この茶碗は、表だけでなく裏にも同様な模様が描かれています

こんな気が遠くなるような作業、毎日々どれだけ続けたのでしょうね
江戸の職人さんには到底、現代人は太刀打ちできません

私も今日、陶芸教室で茶碗に呉須で竹模様を描きましたが
表にぐるっと絵付けをしただけで、呉須が指について汚れが器につきます

これだけの模様を呉須で全体に施すには
どこをどう持って呉須で描いていったのか、ちょっと想像できませんね


直径13センチ 高さ8センチ
飾り棚のなかで 妖しく花開く江戸時代の菊花茶碗
魅せられてしまいます



by hayatedani | 2011-09-04 21:53 | 古伊万里 | Trackback | Comments(4)
柿右衛門


柿右衛門といえば、あの東インド会社を経由して、ヨーロッパに運ばれ
王侯貴族を魅了し、マイセン窯に大きな影響を与えた色絵磁器

そんな印象を持つ人も多い

余白を多用し、中国の様式美から離れ
極めて日本的な繊細さを持つ色絵磁器
それが柿右衛門



柿右衛門を創ったのは、今でも佐賀県有田にある酒井田柿右衛門窯の作品と思っている人も多いが
柿右衛門とは特定の窯元の作品を言うのではなく、延宝年間(1673~81年)に成立する
古伊万里の一様式のことを言う

柿右衛門窯が中心になって作陶されたことは言うまでも無いが
その時期に有田の皿山で創作された、繊細な絵付けの磁器を総称する



その中には勿論輸出された、あの色絵磁器もあるが
国内向けの、染付の優品も多い

この茶碗
柿右衛門様式が終焉に近づきつつある、1700年前後に創られたもの
七宝並文の染付蓋茶碗
もちろんこれも「柿右衛門」…様式の作品


高台の中には 300年前の有田の陶工が書いた「大明年製」の文字
釉薬に封じ込められた気泡には、300年前の有田の空気が残っています




今創っている陶印の印稿

今回は魯山人の著書の中に出てきたことば
「陶心」を選文した
300年前の有田の陶工に思いを馳せて

その作陶に向う純粋な心意気を 少しでも感じたい
そんな気持ちで
by hayatedani | 2011-06-13 00:04 | 古伊万里 | Trackback | Comments(4)
久しぶりに伊万里を買った

今年に入って あまり良いことが無いなぁ
地震があって 沢山の方が亡くなったと思ったら
昨日はスーちゃんまで亡くなってしまった

同じ時代を生きた同世代が、志半ばで逝ってしまう
そんな現実に 少々疲れてしまいますね
YouTubeで「微笑みがえし」を見ていたら
目がウルウルしてしまいました

平常心に戻るのに 少し時間が必要です




久しぶりに伊万里を買った

大根模様の蓋茶碗
白餅のような もっちりとした磁体にユーモラスな大根を染付で描いています

江戸時代の伊万里は、この精製されていない青みのかかった磁器色が魅力
今の目で見ると、陶器と磁器の両方の良いところを持っている


高台には「太明年製」の銘が手慣れた筆記で書いてあります
この元々の起源は 中国 明時代に作られた中国磁器
その高台に描かれた「大明成化年製」に肖りたいとの思いで
伊万里にも描かれるようになった

でも、この時期、伊万里の陶工さんには、意味はあまり関係なく
ただの模様の一部くらいにしか、思っていなかったのでしょう
太の字もいい加減 太→大


根菜を模様にするのは、伊万里焼ではわりと一般的なこと
大根や人参 蕪や茄子など様々な野菜が描かれています

大根や人参を描くときには、必ず先端が二つや三つに分かれている
子持ちの根菜がお約束
これは子孫繁栄、子宝に恵まれるなどの吉祥文なのです
きっと、このお茶碗も おめでたい晴れの席で使われたのでしょう


寛政・文化年間に創られた古伊万里蓋茶碗
200年前の有田の陶工と語り合える
そんな至極のひととき


by hayatedani | 2011-04-23 21:21 | 古伊万里 | Trackback | Comments(2)
今年最後の…2010


今年最後の私のお仕事は
ハイ いつものとおり年越し蕎麦を茹でること
蕎麦打ちの心得は無いので、家で食べる蕎麦は乾麺を茹で上げることになりますが
おいしく茹でるコツは、袋に書いてある茹で時間をしっかり守ること
そして冷水でさらして、麺をしめることくらい
それでもなかなか美味しく食べられます

そして、器は古伊万里の大皿に盛るのが我家流
古の人が創った器で一年を締めくくる
すこし厳かな気分がプラスされるような気がします


今年使った皿は寛政~文化年間(1789~1818)くらいに創られたもの
このお皿の表面には、箸でつつかれた跡が無数についていました
ということは、このお皿
お蔵の中で眠っていた皿では無くて、創られて200年の間、使い続けられ
伝世した器だということが解ります
200年分の人の営みが刻みつけられているのです

京都に伝世したこの大皿
ちょんまげを結ったお侍や、豪商の宴会なんかで活躍したのでしょうか
それともお気に入りの掘北真希似の芸妓としっぽりと なぁんてことも
今年は東京という片田舎で、年越し蕎麦を盛りつけられています



「古伊万里染付軍配団扇文大皿」直径31センチ  寛政期

今年もみなさん お世話になりました
楽しいことも うれしかったことも そして悲しいこともありました
それでもとっても充実した一年でした
また来年もよろしくお願いしますね





by hayatedani | 2010-12-31 23:32 | 古伊万里 | Trackback | Comments(4)
輪花鉢と棚板作り

曇り空の日曜日
午前中は陶芸教室です

今創っているのが これ
教室にあった「型」で抜いた輪花鉢
たたら板を型にかぶせて器の形にしたのですが
口縁を成型するのが難しい
あぁだ こぉだで2時間 輪花の口縁と格闘してしまった


午後はバイクで紅葉でも撮りに行きたいなって 思っていたのですが
あいにくの曇り空
こんな天気の時には 紅葉も綺麗に撮れない(少なくとも私の腕では)

ということで、前からやろうとしていた手作業を始めました

ずいぶん前に買った、古い飾り箱
器を入れてみたのですが、どうも棚板の配置が気に入らない

このスペースが空きすぎていて、もったいない

ということで、棚板を新たに作って配置をかえようと思い立ちました
ホームセンターで10センチ×45センチに板をカットしてもらい
家に帰って いつもの墨液とオイルステインで古色をつけてっと

どうですか 違和感なく棚板が追加されたでしょう

さっそく伊万里のコレクションを飾ってみました


染付をぎっしり! 
少し詰め込み過ぎのようですが
でも、この圧倒感が狙いです

どうですか こんなのが狭い家のいたるところにあるんです
興味の無い人が見たら ただの古道具
私は良いのですが 嵐好きの奥さまには??
まぁ あまり興味も無さそうなので、目に入らないでしょう きっと


by hayatedani | 2010-11-14 23:32 | 古伊万里 | Trackback | Comments(4)