カテゴリ:陶芸( 208 )

尾形さんちの

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乾山写しの向付を創っています
土は白い志野土
紅志野の釉薬をかけて
所々に乳白釉をスポットで垂らしました

この乳白釉が余計だったのです
もっと紅志野釉と溶け合って
風情が出ると思っていました
でも
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こんな感じで焼き上がっていました
まさかのドット模様に
全く溶け合っていませんね

さて どうしよう
ここからのリカバリ―を考えたました
そして思いついたのが
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白いドットを雪輪模様にしてしまおう
雪輪とは江戸時代の模様で、雪の結晶のこと

そもそも、紅梅が咲く初春の模様を上絵で描こうと思っていたので
雪輪があってもおかしくない

さっそく雪輪に見えるように
輪郭線を黒の上絵で描いてみました

どうでしょうか?
まあまぁの出来でしょう
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見込みのドットにも輪郭線を描いて 雪輪を散らします

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もともと鉄絵の下絵で枝を描いていたのですが
紅志野釉を厚くかけたので、まったく見えません
これも上絵の黒絵具で梅の木を描き直しました

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黒の枝ぶりが入ると、絵柄にメリハリが生れます
そこに緑の若枝と梅花を描いて、乾山らしい風情を表現しました

集中して2時間半、二つの器に上絵を描きましたが、午前中の陶芸教室の時間内では終わりませんでした
来週、また続きを描きます

ということで、焼き上がりは来年になりそうです
お楽しみは年を越す!
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by hayatedani | 2017-12-10 21:13 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

粉引きの器

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秋の登り窯焼成で創った、粉引きの向付が出来上がりました
前回までの記事はコチラ「早くこいこい登り窯」


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秋の登り窯焼成
台風の接近や、薪が湿っていたなどのアクシデントがあり
先生以下、焼成参加者の方々のご尽力のおかげで
何とか出来あがりました


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土は唐津の赤土
化粧土をかけるのが久しぶりなこともあって
粘土の固さと化粧土をかけるタイミングが解らなくって
1回目の作陶は、あえなく器形がくずれてアウト
気を取り直して2回目の作陶でやっと上手くかけれました


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白い化粧土の上に描いた模様は、鉄絵と呉須で描いた萩文に千鳥
鉄絵の茶色と呉須の藍色が上手く発色しました


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一応唐津焼のお約束で、土見せもあります
高台内には鉄絵で「柳」のマークを
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粉引きの器は水を通しますので、料理を盛るときには注意が必要
油などの汚れが付きやすいので、一回水に通して料理を盛るなどの気配りが必要です

でもまぁ その汚れが景色になるのが粉引きの器の良さなんでしょうが

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by hayatedani | 2017-11-05 22:34 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

早くこいこい登り窯

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半年経つのは早いもので
今月20日から秋の登り窯焼成が行われます

毎回小品を出していますが
今回も向付を3客作成しています
以前は5客セットを創らないと、気が済まなかったのですが
もう15年も(毎週1回ですが)作陶していると
さすがに陶芸の情熱も冷めてきたのでしょうか

土は唐津の赤土
今回は絵唐津では無くて、化粧土をかけたうえから
絵付けを行いました

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基本は秋草文に千鳥文
三つの向付に、それぞれ絵付けを考えました

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秋草文の丸い葉模様は、鉄絵だけでなく呉須の藍色で描きました
丸い葉を描くのに使ったのは筆ではなくて綿棒です

綿棒の先に酸化鉄と呉須をつけて、ポンポンと押しただけ
鉄絵の茶色と呉須の藍色を交互にならべて
メリハリがつきました

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化粧土は単純に白色ではなくて
御本手化粧土と言われるものをかけています
御本手とは陶土の質によって生じる赤みのある斑紋が出るのが特徴
登り窯の炎でどのように窯変するかが楽しみです

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唐津焼のお約束で、底は一応土見せをつくりました
実は唐津の土に化粧土をかけると、土の乾燥が足りないと崩れてしまいます
最初に全面に化粧土をかけて、失敗してしまい
底の部分は土の部分を残しました

なんとか形にできましたが、登り窯でどのように焼き上がりますか
窯出しは10月28日
楽しみ楽しみ!
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by hayatedani | 2017-10-08 20:36 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

AIちゃんのお茶碗

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今年3歳になった孫娘に創りました
小さなお茶碗です

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唐津の鉄絵は得意なんですが、このようなキャラクターは難しい
子供が好きそうなキャラクターの中で、一番書きやすいものを選びました

日本の名前は「うさこちゃん」
って言うよりも ミッフィー……… 
版権は取っていないので 海賊版?
でもまぁ 一点物の素人作品なのでだいじょうぶでしょう
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磁器土で創り、三方に色違いのミッフィーを描きました
見込みには「愛」の文字

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ミッフィーの作者 ディックブルーナ先生に怒られそう
コレ ミッフィーじゃないでしょうって!

でも 私的には ミッフィーです。


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by hayatedani | 2017-09-18 20:11 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

片口完成!

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創っていた片口が完成しました。
磁器土を使い、還元焼成でお願いしていましたが
うまく焼き上がったようです。

以前の記事はコチラ「片口の絵付け」


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白磁に呉須の染付で蔓草模様を描きました。
白磁の焼き上がりも上々で、綿棒を使った呉須絵もうまく発色しました。
口縁には鬼板を塗り、口元を引き締めています

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こちらは青磁釉をかけました
還元焼成でほんのり青磁釉が発色
呉須の発色も白磁の染付と少し違う色合いで、風情があります


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サイドに付けた木の枝をイメージした飾り
木の枝なのか根っこなのか
思ったようには見えませんが
良いアクセントになっています
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大きさが微妙に違うのは轆轤仕事が上手くない証拠
同じようには作っているのですが、こればっかしは…

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口径は10センチ
高さ6センチ程

下戸の私は、これでお酒を飲むわけでもなく
向付としての器として創りました

片口は口のついた可愛い器
これにお惣菜を入れると引き立ちますよ
きっと!
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by hayatedani | 2017-09-10 15:35 | 陶芸 | Trackback | Comments(6)

片口の絵付け

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創っていた片口の素焼きがあがっていました。
今日はその素焼きに呉須で絵付けを行いました。
前回までの記事はコチラ「カタクチ作成」


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そもそも「片口」という器の形態
一般の家庭にはなかなか置いていない器
私も陶芸を始めるまでは知りませんでした

おもな用途はお酒を注ぐ酒器
下戸の私にはそぐわない器なんですが

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でも この口のついた器の形状に 何だか魅かれるんですね
料理屋さんでお惣菜を装る器にも登場しますよね

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この器の造形的なポイントは横に付けた枝
枝には見えない?
少しサイドを凹まして、枝を付けました
イメージは伊万里や鍋島の細工物です
そして絵付けです

染付の絵付けは蔦に葉模様
面相筆で蔦を描いて、葉模様は綿棒で描きました

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少し丸みを帯びた葉模様を描くのには
筆で描くより、綿棒に呉須を付けて 置くように描きました
このラフさが狙い目です

口縁にはべんがらや呉須で口紅を描きました
これで器が締まります
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釉薬は染付ですので、通常の透明釉
そして青磁釉をかけて還元焼成で本焼きをお願いしました。
焼きあがりは来月になります。
上手く焼けると良いのですが。


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by hayatedani | 2017-08-20 23:15 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

カタクチ作成

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私の通っている陶芸教室で、ちょっと前にTBSドラマ『あなたのことはそれほど』の撮影がありまして
私の座ってる隣の席で、主演の波留さんが座って作陶していたって聞くだけで
隣にいるわけではないのに、ちょっとドキドキしてしまう

今日の陶芸教室で、陶芸体験のカップルがドラマの撮影時の話を先生から聞いて
嬉しそうに盛り上がっていて、波留さんが轆轤を回していた場所で記念撮影してました

こういうことで陶芸に興味を持ってもらい、教室の会員さんが増えたらいいなと思います
何しろ私が入会した10何年前に比べて、会員の平均年齢が確実に上がってきている
これって若い人が入ってこないからなので、陶芸に興味を持つ人が減っているだけでなく
会費を払っていける経済力が無くなってきているからなのかもしれません

今日は磁器土で片口を創りました
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轆轤引きした後で高台を削って、口元を付けました
このあとイッチン書きで模様をつけようと思っています
イッチン書とは泥漿をスポイトに入れて、デコレーションケーキに名前を入れるような要領で
模様を入れる技法
素焼き後は染付で仕上げ
今から模様を考えます

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by hayatedani | 2017-07-09 22:22 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)

少し季節外れですが

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Chopstick rest of cherry-blossom I made
Hiroyuki Yaginuma 2017

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桜の花びらを模した、箸置きを創りました
少し季節外れですけれど

このように散らばっていると、何の形か解らないでしょうが
こうしたら解りやすい
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余った磁器土を使って、手びねりで創りました

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普通に釉薬に浸すと、のっぺりとした焼き上がりになると思い
素焼きし後に、ピンク色の釉薬を霧吹きでかけました

これで表面に陰影が感じられるはず
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表面の釉薬が荒れているのがわかるかな?


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焼き上がりはこのような感じです
3セット+2枚の17枚創りました
この後桐箱を調達して、箱書きをしようと思います

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ワンセットはプレゼント用です
少し季節外れですけれど
喜んでくれるでしょうか

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by hayatedani | 2017-06-18 20:25 | 陶芸 | Trackback | Comments(2)

春の登り窯焼成はこんな感じ!

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通っている陶芸教室の登り窯焼成
今日は窯出しに出かけてきました

朝7時に けんぼう窯に集合
生徒さん4名とスタッフさん1名の6名で出発しました

10時に登り窯に到着
早速窯出しです
1枚目の写真は一の間の信楽の焼き上がりの様子
なかなか良く焼成できているようです

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二の間も開きました
こちらは備前焼き締めの器が並びます
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こちらも良い出来

そして私の作品が入っている三の間
こちらは釉薬をかけた器が中心の部屋
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私の器がありました
なかなかよく出来上がっているようです
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窯出した器は、その場で新聞紙にくるんで梱包します
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登り窯も秋の焼成までお休みです
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今回の私の作品
「古染付け写しの手付鉢」です
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登り窯の炎で焼成された磁器
表面の透明釉も炎で炙られて、少し荒れていますが
古染付のような味わいが良く出ていると思います
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竹を模した取っ手も上手い具合に出来上がりました
見る角度によっては、注ぎ口が取っ手に繋がって見えるのが この器の肝
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どうですか?
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お天気も良くて清々しい季節
好きな陶芸に素晴らしい自然
とても贅沢な週末
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by hayatedani | 2017-04-29 20:35 | 陶芸 | Trackback | Comments(3)

古染付写しの手付鉢

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古染付写しの手鉢のその後です
前回までの記事はコチラ

登り窯焼成にむけて(古染付注口付手鉢)



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素焼きの上がった手鉢に、今日は呉須で絵付けを行いました
前回書いたように、石洞美術館の「古染付展」で見た注口付手鉢
形を脳裏に焼き付けて、同じような造形にはなりましたが
染付の絵付けが解りません
魚が2匹描かれていたことは覚えているのですが
後は波模様が確か…

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魚の模様なら古伊万里染付にも似たような模様があります
古染付の模様は、伊万里焼にもかなり影響を与えている
いわば伊万里焼のお手本みたいなものなので、
ここは古伊万里染付の絵模様を参考に図柄を考えてみました

伊万里焼の魚は「鮎文」と表現している場合が多いのですが
鮎というより、背中にとげのようなものがある「トゲウオ」のような形をしています
波は青海波を簡略化したような模様を描いてみました
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透明釉をかけて登り窯で焼成をお願いしました
登り窯の炎で磁器染付がどのような焼き上がりになるか、今から楽しみです

そしてこちらも、前回から創っていた小さな家が焼き上がりました
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飴釉を全体にかけて、壁の部分を拭き取りました
ちょっと汚れた外壁が、良い塩梅に表現出来ました

窓の部分に呉須を塗り込み、窓枠を卦がいて表現しました
奥行きが出て、ちょっと良い感じです
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全長7.5cm 煙突までの高さ7.5cmほど

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by hayatedani | 2017-04-16 14:55 | 陶芸 | Trackback | Comments(4)