![]() 50年代後半のシチズン スーパーデラックスを手に入れた話をBLOGに載せました。同世代のCITIZEN SUPER DELUXE 50代の私と同様 同世代の機械式時計は満身創痍 プラスチック製の風防は細かな傷がたくさん付いているし ムーブメントときたら 可動してはいますが 精度はいまひとつ 時刻合わせに摩耗したリューズを引いて針を動かすにも かなりの力が要りました 完全に油切れ状態 こんなんで使えるようになるのか不安でしたが ![]() 自分で出来る範囲で風防の傷を取って 時計をオーバーホールに出しました。 ![]() 針が文字盤に接触した跡が残っています 三ツ星マークは高級品の証し。このマークのついたものを“スーパー製品”と呼びました。 「スーパーデラックス」はシチズンで三ツ星マークのついた初めての製品 当時の技術の粋を集め 最高の材料を使ってつくられた国産時計とのこと ![]() オーバーホールから上がってきた時計を見て驚きました 傷だらけのプラスチック風防は、磨きをかけられすっかり綺麗になっています 精度もしっかり出ていて 日差30秒以内に収まっています(こんなこと、いまどきのクオーツなら当たりまえなんでしょうが) 摩耗したリューズも新品に交換され、針も磨きをかけられてピカピカ輝いていました ![]() 文字盤だけは少々くたびれたままですが これもリダンといって 書き換えることも可能なのです でも アンティークの時計の面白いところは、車の様に何から何まで新品同様にすることが 必ずしも良いことではないということ 時計にとっては、ある程度の傷や変色が欠点ではなく味わいになる 文字盤を書き換えてしまったら その時計が培ってきた歴史を台無しにしてしまう 少々錆の出てクタビレタ文字盤とプラスチックの丸味を帯びた風防の持つ雰囲気を楽しむことも アンティークの時計の楽しみの一つなんです ![]() 「良い時計ですから 大事にしてくださいね」 オーバーホールをお願いした時計屋さんが言っていました ちょっとくたびれているけれど とってもオシャレなこの時計 私の生活の良きアイテムのひとつとして 大事につかってまいります ![]() シチズンスーパーデラックス25石 1958年12月にシチズンデラックスの上位モデルとして発売 ということは、ほぼ私と同年代ということ ムーブメントには赤メッキが施され とても綺麗な状態ですが ステンレスのケースの汚れが、50年の時間を感じさせます ![]() 文字盤にも腐食が見られます この時代の風防は、硝子ではなくてプラスチック製 表面には細かい傷も見られます 私も人が見たら こんな感じなんでしょうか ![]() SSケースの裏はこんな感じ 裏ぶたに印字されていた文字も、綺麗に消えています ![]() さっそく自分で出来る範囲でリフレッシュ 東急ハンズで購入したサンエーパール この手のアンティーク時計の磨きに威力を発揮する研磨剤です ![]() サンエーパールをキッチンペーパーに少量つけて 風防に円を描くように磨きあげます この研磨剤 ガラス風防には使えませんが プラスチック風防やステンレスケースの磨きには、とっても簡単に使えて 綺麗になるすぐれものです ![]() だいぶ綺麗になりました この角度から見るプラスチック風防は、丸身を帯びたドーム状の良い形をしています 今では腕時計に付く風防は、100%サファイアガラスやクリスタルガラスになってしまいましたが 長い年月を歩んできた この風防を見ていると ガラスに無い暖かさのようなものを感じてしまいます ムーブメントの状態を見ますと いちおう可動状態なのですが リューズを引いて時間を合わせてみると 針を動かすのに、ちょっと力が要ります これはもう油切れの証拠 リューズも摩耗して、角が無くなっています 通常使うには、ムーブメントのオーバーホールが必要ですね さっそく時計屋さんにオーバーホールに出しました 出来上がりは1ヶ月後とのこと ![]() それまでにベルトをあつらえてっと 待つ時間にも 楽しみはつきません ![]() ![]() OMEGA SEAMASTER CAL.564 無駄遣いを控えて、そして、ささやかなな小遣いをためて また少し古い時計を買った いくつかSEIKOの70年代の機械式腕時計を集めて 一人 悦に入っていたのですが どうも気になる時計が 頭から離れない それがOMEGA ![]() ROLEXほどステイタスは無いのですが その実直なまでのスタイル そして品格があり、古典的な風合いをも残している ライカにも通じる 高級な機械の佇まい そんな姿に魅了されてしまった ![]() 製造は60年代後半 もちろんクォーツではなく、自動巻きの機械式時計です 精度からいったら、今の電波時計や主流のクオーツ時計に勝てはしません それでも、このプラスティックの風防をつけた古い機械式時計に魅了されてしまう理由は何なのでしょう? この時計には、使い込まれた古いオートバイのシリンダーケースの輝きや まる身を帯びた60年代の車のスタイリングに通じる魅力があります そしていまでも一日に30秒も狂いません いまの時計から考えると、あたりまえのことなのでしょうが このステンレスのケースの中では、小さな歯車が組み合わさって精度を出しているのです 決して電池や電波で精度をだしているのではなく、人が作った機械の力が感じられる それが時を超えた高級な機械の魅力なのだと思います。 ![]() OMEGA SEAMASTER CHRONOMETER CAL.564 無駄遣いを控えて 大きな無駄遣いをしてしまった 陶芸親父から時計親父に変貌している そんな自分が 怖い… ![]() KING SEIKO CHRONOMETER 1973年1月製造 気がつけば 少し古い国産腕時計も三つめ もう止めなくては 何処かの芸能人の云い訳のようですが もう半分諦めの心境 というよりも、こんな世界があるんだという 興味のほうが増していく ![]() キングセイコー・クロノメーター 諏訪精工舎でつくられた、56系と呼ばれる精巧なムーブメントを搭載 文字盤には「CHRONOMETER」という表記に「OFFICIALLY CERTIFIED」と併記されています。 国際機関として認定された「日本クロノメーター検定協会」が認定した、『公式機関検定品』という意味です ![]() キングセイコーは8振動/秒。 高振動化された分、精度もアップし 平均日差は当時 -3~+12秒 世界を席巻していたスイス製ムーブメントを射程にとらえた 国産時計の最高峰だったようです ![]() 文字盤には6時の方向にHi-BEATの表示もあり 時計を耳に近づけてみると コチコチという音が、他にの時計よりも明らかに速い 40年間も休まずこの鼓動を続けてきた腕時計 なんだかとてもいじらしい気持ちがします 繊細な文字盤もこの当時ならではの雰囲気 針も計測器のような細いもので 60年台のイギリスやイタリアの車についていた、機械式メータを彷彿させます ホンダが60年代初頭に初めて創ったスポーツカー S600に搭載されていたエンジンAS285 直列4気筒DOHC606cc、57PS/8500r.p.m.を「時計のように精密なエンジン」と形容しますが まさに世界に追い付き、追い越そうとする60年代70年代の日本の工業製品 それに通じる当時の国産機械式時計の勢いを感じる、素晴らしい逸品です ![]() ![]() 物欲はとどまるところを知らず… いよいよ何時もの悪い癖が出始めました すこし古い日本の機械式時計 またまた買ってしまいました ![]() Seikomatic Weekdater 1965年製 自動巻き 前にBlogでアップした CITIZEN DELUXE PARAWATER 60年代製 手巻き とほぼ同時期に諏訪精工舎でつくられた時計です セイコーのロゴ表示の上には自動巻きを意味するジャイロ(独楽)の表示があります ウィークデーターの名前のとおり、6時の方向に曜日が 3時の方向には日付が配置されています 3時の方向に曜日と日付が並列に並んだ時計って よく見なれた意匠なんですが こういう配置 なかなか新鮮なデザインですね 曜日は平日が黒色 土曜日がブルー 日曜日が赤でフルスペル表示されます ありましたよねぇ こういう表示って 今見るとすごく新鮮 週末が楽しみになります ![]() 明日の日曜日はこんな曜日表示になります 文字盤や時計全体の繊細な美しさは、この時代だったから出来たものでしょう 思わず時計に目が行ってしまいます でもこの辺で止めにしなければ 収集が いや収拾がつかなくなってしまう ![]() 気がつけば 私の周りには少し古いものが多い 車やバイクも、新車にはあまり興味が無く つい、少し古いタイプものに目が行ってしまう 思えば、いかにもデザイン化された現代の道具よりも 60年代~70年代の工業デザインの美しさに魅かれてしまう ![]() CITIZEN DELUXE PARAWATER 60年代製 手巻き 1958年3月の発売から1960年7月までに100万個を販売したシチズン「デラックス」 これは後年の製品で防水ケース「パラウォーター」仕様 当時の量産品の腕時計ですが 今出来のクオーツや電波時計を見なれた目から見ると とても繊細なデザインで美しい まさにJAPAN STYLEです ![]() 芸能人御用達の舶来の機械式時計も良いのですが 昔、会社に行くお父さんたちが日常に使っていた そんな道具に、これだけの美しさが隠れているとは 日本のミッドセンチュリーデザイン あなどれません ![]() ネットオークション 衝動入札品 未使用品 とのことでした < 前のページ次のページ >
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