カテゴリ:篆刻・陶印・書( 78 )

社中展開催!

篆刻を始めて もう何年経つんだろうって考えても
「多分」 だとか 「だいたい」 だとか
明確な答えがすぐには出せません

あまり上手にならないし(もとより あまり熱心じゃあなかった)
篆刻の楽しさってものが なかなか理解できなかったからか

多分 5年は経つんじゃないか きっと
そんな感じで続けてきたんだと思います
でも 途中で止めるのは本意でない!


来年の1月4日(土)から篆刻を習っている吉永隆山先生の社中展が開催される
その展覧会に末席ながらも作品を出品できたのも 「続けて」きたからか

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横浜の上大岡で開催される社中展
1月4日(土)~8日(水)まで開催
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私は初日の4日(土)の午後に会場におります
ご興味のあるかたはぜひ!

そして 篆刻作品のほかに こんなものも展示します
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篆刻とは 石に印を刻って印影を作品にしますが
これは磁器土に印を刻って焼き上げた「陶印」です
陶印は印影だけでなく、印材の意匠も作品になりえるArtといえるでしょう
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前回の社中展でも展示しましたが
今回は新作を4点追加で展示いたします
その中には 大好きな北大路魯山人の陶印の模刻 2点を含みます
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最近 少し篆刻が楽しくなってきたように思います
篆書のお習字も 先生に時々褒められることも

目的を持って続けているわけではないのですが
出来なかったことが出来るようになる
そんなことが少しうれしい 
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by hayatedani | 2013-12-29 21:47 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(8)

竹柏勁心の陶印

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竹柏勁心の陶印が焼き上がりました
以前の記事はこちら
http://hayatedani.exblog.jp/20755772/

「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

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イメージは夕闇の桜花と紅葉模様

呉須を全体に塗り込んで 夕闇をイメージさせています
その上から透明釉で本焼き
焼き上がったうえから上絵を施しました

向かって左は春の夜の桜模様を
右の半見には夕闇の中の紅葉を描きました
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春は桜が咲き 赤や黄色や金彩模様の紅葉が秋の到来を告げて…
時は流れ  すべてが変わらないようでも すべてが新しく生まれ変わる

Then we were new

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by hayatedani | 2013-11-10 21:42 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

北大路魯山人陶印 「陶」

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北大路魯山人 陶印「陶」の模刻が出来上がりました
前回までの記事はこちら
「魯山人陶印」

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半磁器土に呉須で罫線を入れ
透明釉で還元焼成です

最近 めっきり視力と集中力が落ちてきて
このようなふらついているような線しか引けなくなってきました
細かい作業を続けていると 手の震えが…
なんとも情けない
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魯山人の描く「陶」という字は
ちょっと見では とても陶という字には見えませんね
でも魯山人が描くと
いかにも陶人 魯山人の姿が見えてくるから面白い

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ちなみにこちらが魯山人作陶の本歌です
こうやって比べてみると
似せているようでも 私が作ったものは味わいがありませんね
自分の思い入れで描いたものと その字をただ真似て作ったもの
差がつくのはアタリマエですね

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そしてこちらは私のオリジナルですが
全体に呉須を塗り込んで 透明釉をかけています
今回はその上に上絵を描きます
イメージは薄暮の紅葉と桜模様
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桜模様を白絵具で描きました
そして半身には紅葉を散らします
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紅葉は赤と黄色、そして金彩で描きます

上手く焼ければ それはそれは綺麗な模様となるはずなんですが

さて…
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by hayatedani | 2013-11-03 22:08 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

竹柏勁心 刻ってますぅ

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吉永隆山先生の社中展が 来年の1月に予定されています
その社中展に出品する篆刻作品を刻っています

過去の記事はこちら
「竹柏勁心」

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印材の大きさは6cm×6cmの青田石です
印を刻っているので 当然字は逆字で描いてあり
だから余計 何が書いてあるのか解らないでしょう
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竹柏勁心と描いてあります
意味は「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

でも篆刻の選文は あまり意味を重視していないようです
それよりも 字の「つくり」の面白さと「組合せ」が重要だとか
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今回は ついでに陶印も同じ選文で刻りました

ついでに刻ったわりには 結構うまく刻れた
と思っているのは自分だけですが
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陶印は これから意匠を考えて本焼きにうつります
こんどはどのような意匠にしようか悩ましいところ
でも それが楽しみなんですねぇ これが 
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by hayatedani | 2013-10-19 22:51 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

魯山人陶印「光風霽月以待人」

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魯山人陶印の模刻「光風霽月以待人」が出来上がりました
前回までの記事はこちら
「魯山人陶印!」
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魚の造作部分に呉須を塗り
全体に黄瀬戸釉をかけました
魯山人の本歌陶印の色合いに似せました

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印というのは 朱が入ると映えますね
朱が入らない陶印は 言ってみれば「ただの陶器」の作り物
それが印泥をつけて 白い磁胎に朱色が入るだけで印の顔になる
陶印を創った時の一番の楽しみは 
この最初に押印するときのトキメキ感かもしれません

ちなみに 魯山人が創った本歌がこちら

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北大路魯山人 作 「光風霽月以待人」 昭和元年-8年頃

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ところで「光風霽月以待人」とはどのような意味合いなのか?
それが浅学な私には、まったくわかりません
字から判断すると 爽やかな風がたなびく月夜に 親しい人を待つ
みたいな意味合いなんでしょうか

どちらにせよ 風情のあるお言葉ですね

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by hayatedani | 2013-10-13 20:52 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

備前の角皿!魯山人の陶印! 

陶印作成の続きです
前回までの記事はこちら  「魯山人陶印」

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まず 朱文で作成している「陶」という字を刻ります
一緒に移っているKENKOマークの道具は ルーペです
最近すっかり老眼が進んで
細かい作業が難しい
拡大鏡は心強いtoolです!

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そして白文「光風霽月以待人」 

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一応 刻り終えて今日は釉薬をかけました

今回は魯山人陶印の写しということで
本歌があるので、それらしく創ってみました
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魚の部分は呉須を塗り込みます
呉須を塗った後に 黄瀬戸釉をかけました
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そして白文の方も 本歌に似せて
呉須で線文を書き込みます
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呉須で線文を描いた後は
透明釉をかけて還元焼成でお願いしました
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こちらは10月末に予定されている陶芸教室の登り窯焼成の作品
備前の土で角皿を作っています
過去の記事はこちら 「秋の登り窯の季節です」

素焼きがあがっていたので 今日は釉薬をかけました
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本来 備前という土は釉薬をかけない「焼き締め」という焼成方法をとります
窯の火で現れる「窯変」と薪の灰が自然釉となって流れる姿が備前の見どころなんですが…

作為丸出しのわたしは、この景色を作ってしまおうと考えました
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備前焼きでボタ餅と呼ばれる 丸い模様
本来これは 器を重ねて焼くために道具土を置いて焼いた「跡」なんですが
現在の備前焼きでは 焼くときに、作為的に道具土を置いて
この模様をつくっているんですね

でも今回は型紙を置いて 松灰の釉薬を吹き付けました
吹き付けた後で型紙を外すと
こんな丸い模様が現れます
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焼くときに道具土を置いてボタ餅を作ろうとすると
当然 道具土を置いた部分は備前特有のダークな茶色ではなく
生焼けのような白ちゃけた胎土となってしまいます

これが嫌なんです 私

なので、道具土を置かないで 釉薬で最初から丸い模様をつけて焼いてしまおうと考えました
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でもねぇ
登り窯の中で 吹き付けられた自然釉が丸い模様の部分に降ってきたら
この目論見は台無しになってしまうのですが…

最後は結局 登り窯の火の神様にお願いするしかないのです
さて うまくいきますか?
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by hayatedani | 2013-10-06 21:37 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)

中国茶と作家の住まい

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秋らしい陽気が続きます
今日は篆刻教室のお仲間 Tさんがオーナーの吉祥寺ギャラリーKAIに出かけてきました。

「中国を楽しむ・知る・茶会」と題して
中国茶を楽しみながら 篆刻や二胡の演奏を楽しんで
売り上げは東日本大震災の募金に充てましょうという企画です

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実は 通っている篆刻教室の吉永先生が
篆刻の体験教室をコラボ企画として行うということで 出かけてきました

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様々な中国茶を試飲させていただきました
これは東方美人というウーロン茶です
とっても美味しいお茶でした

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茶器は自前の伊万里を持参
中国茶を飲むには 少し大き過ぎたようですが
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そして篆刻体験教室
一日3回のワークショップも大盛況です
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吉永先生の篆書作品「愛茶人」

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いよいよ二胡の演奏が始まります

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ムーンリバーから始まった演奏
バイオリンのようでもあるのですが、二胡のいかにも中国を感じさせる響きが
案外 洋曲にもマッチしていました
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天気が良いので 帰りは吉祥寺から三鷹の駅までブラブラ散歩
途中にある「山本有三記念館」
前から一度行ってみたかった
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建物は大正末期に建てられた本格的な洋風建築
作家 山本有三は1936年から1946年までここで暮らしました

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調度はアールデコですねぇ
ステンドグラスが美しい
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樹木の木彫りが見事に施された椅子
見事な手仕事です
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いかにも手で鍛えられた様子の鉄製の窓金具
こんな職人仕事の窓金具
今では作れる人はいないでしょう

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少し日差しで汗をかきましたが
良い休日の午後でした

来週からもう10月
秋の楽しみはこれから始まります
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by hayatedani | 2013-09-29 22:26 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

魯山人陶印

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2014年1月に、通っている篆刻教室の社中展が予定されています
もちろん篆刻作品がメインの社中展ですが
陶芸を趣味にしている私としては 陶器で創った「陶印」も出品しようと思っています

陶印はいくつか過去の展覧会で出品したこともあるのですが
せっかくだから新作を創って展示したいと思っています

その中で 前からやってみたいと思っていたのが「魯山人」の陶印の模篆
模篆というのは 言ってみれば写し
陶印を創るわけだから 印影はもちろん、印材の形・意匠もそれらしく創りたい

今日は図録から印影を写して 素焼きに布字しました
なんとか似させて描いてみたのですが

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「光風霽月以待人」 白文

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「陶」 朱文

下手なりに篆刻をかじっている身としては、魯山人の陶印を写していると
今習っている篆刻の決まり事が ことごとく無視されていることに気が付きます

世の篆刻の決まりごとに沿って篆刻をやっているわけではない! 
自分が美しいと思う字体を刻っているという 魯山人の思いを感じます

午後からは 素晴らしい秋晴れに
自転車に乗って近くの図書館に出かけました
芸術の秋……ですかねぇ~
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by hayatedani | 2013-09-28 21:40 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

竹柏勁心

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竹柏勁心
「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

来年のお正月に 篆刻教室の社中展が予定されています
月一で教室に通っている身としては、来年の展示会まであと3回のお教室しかありません
先生も私の未熟さをよぉ~く お分かりになっておりまして
お手本を郵送していただきました

そのお手本から印稿を起こしました
もちろん吉永先生の補正済
なかなかかっこの良い印稿が出来上がりました

大きさは6センチ×6センチです

そして
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社中展では篆刻作品だけでなく 陶印を社中の皆さんで創って展示したら!
などと先生からご提案をいただきました。
今日の陶芸教室で 陶印の印材を大量生産
何とか社中展までのスケジュールに乗せようと 頑張っています

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もちろん10月下旬に予定されている登り窯焼成に向けた作品作りも進行中
備前の土で平向付を3枚創りました
たたらで伸ばした7センチ厚の粘土を 百均で買った紙皿にのせて手びねり
この 手で押した感が良いのです

最後に 先週1枚しか創れなかった角皿
今日はもう一枚たたらで創りました
さすが二枚目
手が慣れたおかげで 1枚目よりずっと速く出来上がり
葦模様を卦がいて 素焼きをお願いしました
今月はこれで終わり
素焼き後 備前に少し釉薬を塗します
to be continue ~
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by hayatedani | 2013-09-15 22:48 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

~筆歌墨舞~

筆が歌うように運ばれ
墨が舞うように落ちていく

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久しぶりに陶印を創っています
選んだ字は 「筆歌墨舞」

頭の中で情景が浮かんでくる
それが漢字のすごさ

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篆刻の世界では 漢字の意味はあまり撰文には関係無いようです
意味よりも 漢字の持つ「かたち」の面白さが重要とか

篆刻は「文学」では無いらしい

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でも その世界以外の多くの人は
そこに何が書いてあるのか という意味をまず知りたがる

artって 人から「こうでしょう!」って言われて見るものじゃ無くて
100人いれば100通りの楽しみ方ができる素晴らしいもの
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これから裏側の陶印の意匠を考えます
石に彫る篆刻と違い
陶印は印そのもののデザインを考える楽しみがあります
今回は色絵か 染付か

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この「筆歌墨舞」の作者はだれでしょう
印影だけ見ると きっとその技術的な評価は低いんでしょうね

これは陶印で創られているそうですが
きっと印材自体に 素晴らしい絵付けがされていると想像できます

この言葉は 創った人の人生 そのものを表わしているのかも知れません



北大路魯山人 作 「筆歌墨舞」


魯山人が器や書、絵画を創作している情景までもが感じ取れる
私には そんな印影に見えるのですが
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by hayatedani | 2013-06-16 23:14 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)