カテゴリ:篆刻・陶印・書( 74 )

竹柏勁心の陶印

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竹柏勁心の陶印が焼き上がりました
以前の記事はこちら
http://hayatedani.exblog.jp/20755772/

「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

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イメージは夕闇の桜花と紅葉模様

呉須を全体に塗り込んで 夕闇をイメージさせています
その上から透明釉で本焼き
焼き上がったうえから上絵を施しました

向かって左は春の夜の桜模様を
右の半見には夕闇の中の紅葉を描きました
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春は桜が咲き 赤や黄色や金彩模様の紅葉が秋の到来を告げて…
時は流れ  すべてが変わらないようでも すべてが新しく生まれ変わる

Then we were new

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by hayatedani | 2013-11-10 21:42 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

竹柏勁心 刻ってますぅ

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吉永隆山先生の社中展が 来年の1月に予定されています
その社中展に出品する篆刻作品を刻っています

過去の記事はこちら
「竹柏勁心」

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印材の大きさは6cm×6cmの青田石です
印を刻っているので 当然字は逆字で描いてあり
だから余計 何が書いてあるのか解らないでしょう
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竹柏勁心と描いてあります
意味は「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

でも篆刻の選文は あまり意味を重視していないようです
それよりも 字の「つくり」の面白さと「組合せ」が重要だとか
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今回は ついでに陶印も同じ選文で刻りました

ついでに刻ったわりには 結構うまく刻れた
と思っているのは自分だけですが
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陶印は これから意匠を考えて本焼きにうつります
こんどはどのような意匠にしようか悩ましいところ
でも それが楽しみなんですねぇ これが 
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by hayatedani | 2013-10-19 22:51 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

魯山人陶印「光風霽月以待人」

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魯山人陶印の模刻「光風霽月以待人」が出来上がりました
前回までの記事はこちら
「魯山人陶印!」
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魚の造作部分に呉須を塗り
全体に黄瀬戸釉をかけました
魯山人の本歌陶印の色合いに似せました

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印というのは 朱が入ると映えますね
朱が入らない陶印は 言ってみれば「ただの陶器」の作り物
それが印泥をつけて 白い磁胎に朱色が入るだけで印の顔になる
陶印を創った時の一番の楽しみは 
この最初に押印するときのトキメキ感かもしれません

ちなみに 魯山人が創った本歌がこちら

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北大路魯山人 作 「光風霽月以待人」 昭和元年-8年頃

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ところで「光風霽月以待人」とはどのような意味合いなのか?
それが浅学な私には、まったくわかりません
字から判断すると 爽やかな風がたなびく月夜に 親しい人を待つ
みたいな意味合いなんでしょうか

どちらにせよ 風情のあるお言葉ですね

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by hayatedani | 2013-10-13 20:52 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

中国茶と作家の住まい

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秋らしい陽気が続きます
今日は篆刻教室のお仲間 Tさんがオーナーの吉祥寺ギャラリーKAIに出かけてきました。

「中国を楽しむ・知る・茶会」と題して
中国茶を楽しみながら 篆刻や二胡の演奏を楽しんで
売り上げは東日本大震災の募金に充てましょうという企画です

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実は 通っている篆刻教室の吉永先生が
篆刻の体験教室をコラボ企画として行うということで 出かけてきました

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様々な中国茶を試飲させていただきました
これは東方美人というウーロン茶です
とっても美味しいお茶でした

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茶器は自前の伊万里を持参
中国茶を飲むには 少し大き過ぎたようですが
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そして篆刻体験教室
一日3回のワークショップも大盛況です
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吉永先生の篆書作品「愛茶人」

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いよいよ二胡の演奏が始まります

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ムーンリバーから始まった演奏
バイオリンのようでもあるのですが、二胡のいかにも中国を感じさせる響きが
案外 洋曲にもマッチしていました
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天気が良いので 帰りは吉祥寺から三鷹の駅までブラブラ散歩
途中にある「山本有三記念館」
前から一度行ってみたかった
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建物は大正末期に建てられた本格的な洋風建築
作家 山本有三は1936年から1946年までここで暮らしました

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調度はアールデコですねぇ
ステンドグラスが美しい
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樹木の木彫りが見事に施された椅子
見事な手仕事です
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いかにも手で鍛えられた様子の鉄製の窓金具
こんな職人仕事の窓金具
今では作れる人はいないでしょう

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少し日差しで汗をかきましたが
良い休日の午後でした

来週からもう10月
秋の楽しみはこれから始まります
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by hayatedani | 2013-09-29 22:26 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(0)

魯山人陶印

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2014年1月に、通っている篆刻教室の社中展が予定されています
もちろん篆刻作品がメインの社中展ですが
陶芸を趣味にしている私としては 陶器で創った「陶印」も出品しようと思っています

陶印はいくつか過去の展覧会で出品したこともあるのですが
せっかくだから新作を創って展示したいと思っています

その中で 前からやってみたいと思っていたのが「魯山人」の陶印の模篆
模篆というのは 言ってみれば写し
陶印を創るわけだから 印影はもちろん、印材の形・意匠もそれらしく創りたい

今日は図録から印影を写して 素焼きに布字しました
なんとか似させて描いてみたのですが

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「光風霽月以待人」 白文

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「陶」 朱文

下手なりに篆刻をかじっている身としては、魯山人の陶印を写していると
今習っている篆刻の決まり事が ことごとく無視されていることに気が付きます

世の篆刻の決まりごとに沿って篆刻をやっているわけではない! 
自分が美しいと思う字体を刻っているという 魯山人の思いを感じます

午後からは 素晴らしい秋晴れに
自転車に乗って近くの図書館に出かけました
芸術の秋……ですかねぇ~
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by hayatedani | 2013-09-28 21:40 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

竹柏勁心

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竹柏勁心
「霜に萎まぬ竹や柏のように 強い心」

来年のお正月に 篆刻教室の社中展が予定されています
月一で教室に通っている身としては、来年の展示会まであと3回のお教室しかありません
先生も私の未熟さをよぉ~く お分かりになっておりまして
お手本を郵送していただきました

そのお手本から印稿を起こしました
もちろん吉永先生の補正済
なかなかかっこの良い印稿が出来上がりました

大きさは6センチ×6センチです

そして
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社中展では篆刻作品だけでなく 陶印を社中の皆さんで創って展示したら!
などと先生からご提案をいただきました。
今日の陶芸教室で 陶印の印材を大量生産
何とか社中展までのスケジュールに乗せようと 頑張っています

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もちろん10月下旬に予定されている登り窯焼成に向けた作品作りも進行中
備前の土で平向付を3枚創りました
たたらで伸ばした7センチ厚の粘土を 百均で買った紙皿にのせて手びねり
この 手で押した感が良いのです

最後に 先週1枚しか創れなかった角皿
今日はもう一枚たたらで創りました
さすが二枚目
手が慣れたおかげで 1枚目よりずっと速く出来上がり
葦模様を卦がいて 素焼きをお願いしました
今月はこれで終わり
素焼き後 備前に少し釉薬を塗します
to be continue ~
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by hayatedani | 2013-09-15 22:48 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

~筆歌墨舞~

筆が歌うように運ばれ
墨が舞うように落ちていく

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久しぶりに陶印を創っています
選んだ字は 「筆歌墨舞」

頭の中で情景が浮かんでくる
それが漢字のすごさ

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篆刻の世界では 漢字の意味はあまり撰文には関係無いようです
意味よりも 漢字の持つ「かたち」の面白さが重要とか

篆刻は「文学」では無いらしい

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でも その世界以外の多くの人は
そこに何が書いてあるのか という意味をまず知りたがる

artって 人から「こうでしょう!」って言われて見るものじゃ無くて
100人いれば100通りの楽しみ方ができる素晴らしいもの
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これから裏側の陶印の意匠を考えます
石に彫る篆刻と違い
陶印は印そのもののデザインを考える楽しみがあります
今回は色絵か 染付か

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この「筆歌墨舞」の作者はだれでしょう
印影だけ見ると きっとその技術的な評価は低いんでしょうね

これは陶印で創られているそうですが
きっと印材自体に 素晴らしい絵付けがされていると想像できます

この言葉は 創った人の人生 そのものを表わしているのかも知れません



北大路魯山人 作 「筆歌墨舞」


魯山人が器や書、絵画を創作している情景までもが感じ取れる
私には そんな印影に見えるのですが
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by hayatedani | 2013-06-16 23:14 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

陶印お披露目

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通っている陶芸教室の作品展が今月末にあります 国立けんぼう窯作品展
出展作品をいろいろと考えているのですが

陶印… 一昨年の吉祥寺の吉祥篆刻展で出品したものに一点加えて
新たにお披露目することとしました

陶印を出品するなら、当然印影も一緒にお披露目しないと何にもなりません
今日は 新たに陶印の並び方を考えながら、慎重に押印を行いました

印影はまぁまぁ上手く押せたのですが
印影の下に、撰文を筆で描いたのですが
これがまるでダメ

「白蓮」という少々文字を描くには難しい紙に押印しているので
下手な字が、ますます歪に
まぁ これもまた個性の内ということで(実は、もう一度押印するのがおっくうだった)

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白木のフレームをエイジングして古ッぽくしたケースに入れると
これがまた 何処かの作家さんの作品のようにも見えるから面白い

こういうものは 出したもん勝ということで

月末の作品展でお披露目いたします
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by hayatedani | 2012-06-10 22:51 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(6)

人長寿の刻

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篆刻もやってます! 
っていうところを少し見せないと

前から取り組んでいました 「人 長 寿」 
やっと刻りあがりました

印材の大きさは5センチ×5センチ
すこし大きめの印材です

実は最近老眼が進んで 小さな印材を刻るのがしんどくなりまして
そのようなときは 本来ルーペを使って刻りあげるのですが
そのルーペを購入するのが滞っています

何か自分が年寄り臭くなっていくのが ちょっと複雑な心境で

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印稿はこのような感じだったのですが
このとおりに印材に布字して、そのとおりに刻りあがれば良いのでしょうが
刻って行くうちに 刻りの失敗をごまかすために、他の部分を修正しだすと
元の印稿とはかけ離れたものになってきます

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先生の補刀をうけても なかなかしっくりしませんね
終筆のキレが悪いので 全体的にしまりのない印象の作品になってしまいました

こんなことでは まだまだ修行がたりません

小さな篆刻も刻れず
大きな作品も今一つ

私はいったいどうしたらよいのでしょう…

(お前が頑張れよって)  解ってますって  ハイ
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by hayatedani | 2012-03-10 23:07 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)

掌のなかの美

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唐銅(からかね)の文鎮です
歴史を感じさせる銅色のうえに、柳の葉と梅(?)の花、草場の仕切りを
錫か銀の象嵌で表現している

象嵌とは、本体の銅の表面の一部を削り、その窪みに錫や銀といった別の素材の線や断片などを嵌め込んで
紋様などを形づくり、その紋様を磨き上げて滑らかな表面に仕上げる意匠のこと。
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全体の姿はご覧のように、扇の形をしています。時代は明治でしょうか
全長16センチの小品ながら、全体の姿から醸し出される品格の高さは
なんとも表現できません

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そしてこちらは愛用の硯です

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赤みを帯びた石を使い
雲竜の模様を彫りこんでいます
時代は何時のものでしょうか
日本で創られたものなのか
それとも中国で創られたものなのでしょうか

私 これで毎回、篆書のお習字の宿題をこなして(?)…います
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昔から中国では、筆・墨・硯・紙を文房四宝(ぶんぼうしほう)といって愛玩する
文房趣味があったそうですが

いまでも、可愛い文房具を集める女子も多いですよね
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ありきたりな文鎮や硯では我慢できない
そんな私も、文房具集めの女子と、頭の構造は同じということでしょう

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この作品 どちらにも作者の名前は刻まれていません
ということは、名も無い職人が創ったものと思われます

一人の職人が、一日中同じ場所に座り、同じ動作をコツコツと積み上げて
そうして生まれた作品なんでしょうね
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明治時代に創られた この文鎮
かっての日本には、このような美しいものを喜んで使っていた人達がたくさんいたのでしょう

私もそんな人達の仲間入りが少しでもできたら
そんなことを思ってしまいます
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by hayatedani | 2012-02-18 21:40 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(4)