白化粧
2008年 03月 17日
登り窯用の板皿のその後です
昨日の教室で、少し乾燥させた板皿に前もってつくっておいた
足を付けました
要するに下駄のような体裁といったら良いのでしょうか
それから いよいよ白化粧土を掛けます
そもそもなんで白化粧を掛けるのかというと
土が赤土で、かける釉薬が織部釉の緑色じゃあ みどりの発色が
良くないと思ったから
織部釉は透明度が高いので、土の地色が暗いと 真っ黒い焼き上がりに
なってしますからです
それじゃぁ 最初から白土で作れば良いのでは?って
その通りなんです 織部焼の基本は白い土で緑の発色を良くすること
でも それじゃあ あまり面白くないですよね
赤土に白化粧をかけ、その濃淡で緑の発色がより面白くなるんじゃ
ないかっていうのが こんどの狙いです
(実際はそんなに簡単に出来るはず無いのですがね)
白化粧をドライヤーで乾かして、土のへたりを防ぎます
ある程度乾いたら、勢いよく稲穂の模様を罫書きました
罫書いたのは爪楊枝を重ねて、テープで止めた お手製の道具
なかなかうまくいったと、自画自賛していたら
教室の大先生にちょこっとダメだしをくらい、修正して出来上がりとなりました
さぁ 今度は素焼きを行い織部釉をかけます
この作陶は来月までお預け
うまく乾燥してひび割れもなく素焼きが完成することを願います
楊枝で描いたとは思えないほどの稲穂です。勢いがあって素敵です。釉薬がきれいにでるのが楽しみですね。