尾形さんちの
2017年 12月 10日
乾山写しの向付を創っています
土は白い志野土
紅志野の釉薬をかけて
所々に乳白釉をスポットで垂らしました
この乳白釉が余計だったのです
もっと紅志野釉と溶け合って
風情が出ると思っていました
でも
こんな感じで焼き上がっていました
まさかのドット模様に
全く溶け合っていませんね
さて どうしよう
ここからのリカバリ―を考えたました
そして思いついたのが
白いドットを雪輪模様にしてしまおう
雪輪とは江戸時代の模様で、雪の結晶のこと
そもそも、紅梅が咲く初春の模様を上絵で描こうと思っていたので
雪輪があってもおかしくない
さっそく雪輪に見えるように
輪郭線を黒の上絵で描いてみました
どうでしょうか?
まあまぁの出来でしょう
見込みのドットにも輪郭線を描いて 雪輪を散らします
もともと鉄絵の下絵で枝を描いていたのですが
紅志野釉を厚くかけたので、まったく見えません
これも上絵の黒絵具で梅の木を描き直しました
黒の枝ぶりが入ると、絵柄にメリハリが生れます
そこに緑の若枝と梅花を描いて、乾山らしい風情を表現しました
集中して2時間半、二つの器に上絵を描きましたが、午前中の陶芸教室の時間内では終わりませんでした
来週、また続きを描きます
ということで、焼き上がりは来年になりそうです
お楽しみは年を越す!
お楽しみを来年に持ち越すなんて、皿さんもエンターテイナーですね(!)
陶芸(粘土細工)を始めたばかりのものです。
いつも拝見させていただきありがとうございます。
絵付けの方法を見せていただきうれしいです。
すばらしい絵付けです。
赤志野柚は使ったことがあるのですが、紅志野柚も良いですね。
来年の焼き上がりが楽しみですね。
コメントありがとうございます。
陶芸のお仲間ですね
お褒めいただいた絵付けも、すべて自己流で
お恥ずかしい限りです
aisucさんの作品も見せていただきました
始めたばかりといっても、素晴らしいと思います
自分の手でモノを創造するって、こんなに面白いことはありませんよね
これからもよろしくお願いいたします。