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染付の朱泥入れ

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篆刻を習っている身としては 文房具はとっても身近なアイテム
昔から「文房四宝」といって 中国で文人が書斎で使用する器具のうちで
もっとも重要な「紙」「墨」「筆」「硯」の4種を例えた言葉

篆刻はハンコを創って印影を楽しむArtです
文房四宝に加えて 朱泥(朱肉)の色も重要な要素
一口に朱といっても 様々な色合いがあります
でも その朱泥入れに凝る人って 今はなかなかいないようです

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この朱泥入れは磁器に染付で作られています
染付の色から見て 作られた時代は明治から大正時代といったところでしょうか
このインクのような「青色」は江戸時代の呉須と違って 明治以降に外国からもたらされた
合成の染料
俗に「ベロ藍」と呼ばれる藍色です

秋草の描き方からいって 瀬戸で作られた磁器の朱泥入れだと思われます

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新品の傷一つない磁器の器より
さんざ人の手を渡り歩いて こなれた味わいのある古いものに
なぜかいつも心惹かれてしまいます……
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by hayatedani | 2014-07-19 21:47 | 篆刻・陶印・書 | Trackback | Comments(2)
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Commented by w-scarecrow at 2014-07-19 22:59 x
疾風谷さん、朱泥入れすごくいいですね。
染付、絵付けのものは、自分のなかでイメージが狭くなってしまうので得意ではなかったのですが、いにしえの人々の声が聞こえてきそうで素敵です。
身近で小粋な磁器。その時代の絵図が浮かんできます。
Commented by hayatedani at 2014-07-19 23:20
w-scarecrowさん こんばんは
この朱泥入れには 古い朱泥が入っていました
何とか使えないかと 少し練ってみたのですが腐っていました
どんな人が使っていたのでしょう
どんな印を押していたのでしょう
想像は膨らみます
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