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疾風谷の皿山…陶芸とオートバイと古伊万里と

大好きな陶芸、オートバイ、古伊万里、篆刻など  日々の生活を紹介しています。


by hayatedani

僕はビートルズ

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いつも聞く曲は60年代から70年代のポップスが多い
昨年のポールマッカートニーのコンサートで病みつきになったからではなくて
その中でも不思議に何度聞いても飽きないのがビートルズの楽曲

私が洋楽を聞くようになった時には もうビートルズは解散寸前
最後のLet・It・Beのアルバムを友達の家で聞いたのが、最初のビートルズだった
それからすぐ解散
四人がそれぞれソロで歌うようになった時が、自分の本当のビートルズ体験
そう 気が付いたときには もうビートルズは終わっていたのです

それから遡って初期のロックンロールやそれ以降の名曲を聴きまくりました
レコードの針を落とすたびに 彼らの楽曲に熱中して 今日まで過ごして来ましたが
彼らの音楽は完結していて 私はその中からお気に入りのレコードをピックアップするだけ
もちろん知らない楽曲を聞くたびに 彼らの音楽の素晴らしさに感激しましたが
どうしたって経験できないことがあることに気が付きました

それは ビートルズがデビューした1962年当時の若者が、彼らの音楽を初めて聞いた時のインパクトの
凄さというものを、けっして実感できないということです。

彼らの新譜がリアルタイムでリリースされ、それを初めてラジオから聞いた時の感激は
どんなものだったのだろう?
それは とてつもなく衝撃的で素晴らしい出来事だったに違いない
でも そんなことは私のこれからの生涯でも決して体験することはできないことなのでしょう


最近「僕はビートルズ」という漫画を知りました
モーニングで2010年から2年間連載された作品
あらすじは、ビートルズのコピーバンドが、ビートルズがデビューする前の時代にタイムスリップし、盗作する形でメジャーデビューしてしまう。そのことを通してビートルズとは何だったのか、オリジナリティとは何かを問いかける作品。
講談社モーニング編集部主催の漫画新人賞「MANGA OPEN」の第25回で大賞を原作として初めて受賞した作品とのこと。

この話は もちろん日本人の若者のコピーバンドが主人公であり、タイムスリップしたのは昭和36年・ビートルズがデビューする1年前の日本
彼らがビートルズのコピーバンドではなく「FAB-4」というオリジナルバンドとして、まだ生まれてもいないビートルズの楽曲を演奏し、メジャーデビューをしていく。
盗作といっても、当時の日本はハワイアンを流してダンスホールで踊るような時代
その時代に 楽器から何からビートルズを徹底的に再現する困難さもリアルに描かれている
そして その楽曲に熱狂するファンの姿を読み込んでいくうちに、当時、まったく新しい音楽が登場したという
若者たちの衝撃が伝わってきました。

この作品、ビートルズ信奉者には散々な評価らしいのですが
ビートルズの楽曲は好きだが、そこまでのめりこんでいない私には、とても面白くて
一気に10巻、読んでしまいました。

最後の結末も 不自然な点は多々ありますが
なかなか良い終わり方にとても満足しました。

ビートルズが好き!っていう人にはお勧めのコミックですよ!

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Commented by at 2014-03-09 20:01 x
こんな漫画があったのですか。。。確かに信望者にとっては邪道なのかもしれませんね。でもおもしろければ、そしてビートルズをより多くの人が好きになるのであれば、それはそれでいいかもしれませんね。昔はちょっとエッチな漫画を読んだものですが、今は読まなくなりました。代わりに、酒の細道という金曜発売の週刊漫画にあるお酒にまつわる楽しい漫画が好きです♪。私も花より団子になってしまいました。。。
Commented by hayatedani at 2014-03-09 20:52
※さん
この漫画 結構面白いんです
決してストーリーが安っぽくなくて
楽器でもアンプでも ビートルズが使っていた同じモデルを
いかにあの時代の日本で手に入れるか等々
最後はビートルズに直接会うことになるのですが…
たぶん 漫画喫茶にあるんじゃないですか
※さん 機会があれば
by hayatedani | 2014-03-08 14:35 | その他 | Trackback | Comments(2)