誰も知らない
2009年 03月 22日
こんなことってあるんですね
埼玉県北西部の田舎町
なんの観光資源もなくて
町おこしにいろいろ策を練っている
そんな山間部のまちで
ぶらぶら うろうろしていて 発見しました
有名な神社でもなんでもなくて
街の観光地図にも載ってません
だから名前もわからない神社?たぶんお不動さんかもしれません
でもこの建物に施されている木彫をみて
唖然としてしまった
「こりゃあ ものすごいお宝だぁ」
この界隈で 木彫で有名なのは秩父にある秩父神社
秩父神社の木彫は あの左甚五郎の作だといわれていますが
この神社の木彫は ひょっとしてそれ以上かもしれない
かなり名のある彫士の作だと思われますが
この街ではまったく気にも留められていない様子
写真で撮っていても興奮してしまった
細かい話はまた後日紹介しますが
まずは ご報告まで
文人が物思いにふけっています
右側の窓からは文机がみえます
中国の何かの物語なのでしょうか
たぶん当初は彩色されていた可能性もありますね(秩父神社のように)
出来た当時は さぞ荘厳な建物だったのでしょう
この木彫は このように建てつけられています
雲海をゆく龍
一点の手抜きもありません
上につく鳳凰もすばらしい
牡丹を抱えた唐獅子も見事なものです
流れるような鬣
まるで空を駆け巡っているかのよう
いやぁ 大興奮
こんなお宝 なんでほっとくのかなぁ
重文とはいわないけど
県の重要文化財くらいの価値は十分ありますよ
街の観光課のひと
どこ見てんのっ!