飯椀を創ってます
2009年 01月 18日
前回の陶芸教室で足をつけた、織部向付
今日やっと素焼きに廻しました
ということで、きょうはナニを創ろうって ちょっと考えて「飯椀」を創ることにっ!
そこで うんちくをひとつ
飯椀の直径は別に工業規格できまっているわけではないのですが
お江戸のむかしから ほぼ12センチ前後と決まっています
12センチといえば ほぼ4寸
産地も時代もちがう焼物の飯椀が、どこでも4寸で創られているというのは
なぜでしょう?
これは 昔の尺度 寸とか里とかの尺度は、みな人間の身体からうまれた
「身尺度」だったことからきているそうです。
お椀の4寸といのは、身体の部分でいえば親指と人差し指でつくった半円に
すっぽり収まる大きさ
つまり人が持つのにもっとも持ちやすい大きさが4寸なんですね
この決まりが江戸時代に定まってから、今のいままでその規格が引き継がれているそうです
ちなみに日本の飯椀は男椀サイズと女椀サイズがあるのですが
男椀が4寸なら女椀は3寸8分(114ミリ)と決まっているそうです
男女で器の大きさが違うものが存在するって、世界でも稀なことのようですよ
ということで、そういうことなら 私も4寸のお茶碗を創らなくては
と思って轆轤を挽きました
でもこの写真 4客とも大きさが違ってますよねぇ ってダメだしされそうですが
これは規格の問題ではなくて ろくろの技術の問題でした。
ちゃんちゃん!
マイペースに行きます!